江戸時代の「数学の学びの文化」を現代に復興 奈良・東大寺で「...

江戸時代の「数学の学びの文化」を現代に復興  奈良・東大寺で「算額」奉納式を厳かに挙行  算額に掲載した問題の解答を9月10日まで個人・団体から募集

公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)は、2020年1月23日(木)に数学の額「算額」を、華厳宗大本山「東大寺」(奈良県奈良市)に奉納いたしました。奉納した算額は、大仏さまに向かって右手側脇侍像の下に設置されています。当協会が東大寺に算額を奉納するのは、昨年2019年1月に引き続き6年連続6回めです。また今回算額に掲載した問題の解答は、個人・団体から2020年9月10日(木)まで公式ホームページ上および郵送で募集します。


2020年算額奉納式の様子


記念撮影の様子(写真左から華厳宗管長・東大寺別当 狹川 普文師、公益財団法人 日本数学検定協会 理事長 清水 静海)


「算額1・2・3」公式ホームページ

https://www.sangaku123.jp/


■東大寺別当・狹川 普文(さがわ ふもん)師「算額が世界中の老若男女に広まることを願う」

中国や欧米をはじめとした海外からの参拝者が多く訪れるなか、大仏殿で厳かに執り行われた奉納式では、以下のとおり、狹川 普文師からありがたいお言葉を頂戴しました。


【狹川 普文師/華厳宗管長・東大寺別当】

算額奉納式も今年で6年めということで、毎年どんな問題が出てくるのかなと楽しみにしています。今の時代、人々や情報がものすごいスピードで往来していますが、だからこそ、物事をじっくりと考えて、1つずつコツコツと進めることが大切です。この算額奉納も地道に継続していくことが大切だと思いますし、1つひとつ掲げられていくたびに、大仏さまの思いもまた深くなっていくと思います。この取り組みが世界中の老若男女に広まっていくことを願っています。


なお、当協会の理事長・清水 静海の挨拶は以下のとおりです。

【清水 静海/公益財団法人 日本数学検定協会 理事長】

おかげさまで6回めの算額奉納式を迎えることができました。これもひとえに、みなさまのご協力のおかげと感謝申し上げます。東大寺の算額が、国内はもとより国際的にも、算数・数学の素養を広げるべく、学びの文化として活用されていくことを願っています。



■奉納した問題(1)「これまでに大仏さまは何人の参拝者を見てきたか?」

今回も昨年2019年と同様に奉納したのは2問で、1問めは「開眼供養会(かいげんくようえ)からこれまでに大仏さまは何人の参拝者を見てきたか」という問題です。天平勝宝4年(752年)に、東大寺で大仏さまに瞳を描いて魂を入れる儀式である「開眼供養会」が行われたことから、この問題を考案しました。


2020年に奉納した算額(問題一)


■奉納した問題(2)「南大門の重さは?」

2問めは、「南大門の重さ」を考える問題です。東大寺の南大門は国内最大級の山門で、高さ21mの柱が18本も使われているなど、堅固な構造が有名です。今回はその南大門の重さを考えるという問題を作成しました。

いずれの問題も、柔軟な発想やさまざまなアプローチを用いて、自由でユニークな解答を作ってもらうことをねらいとして出題しています。


2020年に奉納した算額(問題二)


■算額に掲載した問題の解答は、個人・団体から9月10日(木)まで募集

算額に掲載した問題の解答は、全国の個人・団体から2020年9月10日(木)まで公式ホームページ上および郵送で募集いたします。2018年に「団体による応募」を新設してから、多くの学校・教育団体が、算額の問題を課題にしてグループ学習に取り組んできました。今年2020年も、個人が自由に応募する「個人による応募」のほかに「団体による応募」を受け付けます。

応募締め切りは夏休み明けになるので、今年の夏休みの自由研究課題などとしてもご活用になれます。なお、優秀な解答は、2020年11月上旬に「算額1・2・3」公式ホームページで公開いたします。


当協会は、主たる公益事業である「実用数学技能検定(算数検定・数学検定)」「ビジネス数学検定」の実施のほかに、今後も広く国民のみなさまに算数・数学を学習する大切さや、楽しさを伝える普及啓発事業を充実させていく所存です。



【奉納式典概要】

名称  :東大寺 算額奉納式典

主催  :公益財団法人 日本数学検定協会

協力  :華厳宗大本山 東大寺

後援  :奈良市教育委員会

算額制作:株式会社アストラカン、天法株式会社

開催日 :2020年1月23日(木)9:30~10:10

開催場所:華厳宗大本山 東大寺 大仏殿(奈良県奈良市雑司町406-1)


「算額1・2・3」ロゴ


【応募概要】

1つの問題を1人で解いても2人以上で協力して解いても構いません。また、解く問題は「問題一」「問題二」の両方、またはいずれか1問だけでも構いません。解法は1つではありません。問題をどう解いたのか、考え方がポイントです。

●個人による応募

1つの問題を1人で解いて、解答した本人が応募する方法です。WEBまたは郵送で応募することができます。

●団体による応募

学校・学習塾・企業などの担当の方が解答を一括して取りまとめて、1つの団体として応募する方法です。応募した団体は団体賞の受賞対象にもなります。「団体による応募」には、団体登録用紙の提出が必要です。なお、応募方法は郵送のみです。

●応募締切

2020年9月10日(木) ※郵送の場合は、当日消印有効。

●発表

優秀な解答は、2020年11月上旬に「算額1・2・3」公式ホームページで公開。

※くわしくは、「算額1・2・3」公式ホームページ( https://www.sangaku123.jp/ )をご覧ください。



【表彰】

●最優秀解答賞(各問題それぞれ1解答)

個人・団体で応募したすべての解答のなかから、もっとも優れていた解答を表彰します。

賞状、数検オリジナル図書カード5,000円を贈呈。

●優秀解答賞(各問題それぞれ2解答)

個人・団体で応募したすべての解答のなかから、とくに優れていた解答を表彰します。

賞状、数検オリジナル図書カード3,000円を贈呈。

●団体賞(2団体)

応募のあった団体のなかから、解答を導くにあたって特色あるユニークな取り組みなどをされた団体を表彰します。賞状、記念楯、数検オリジナルボールペン(応募人数分)を贈呈。

※受賞については、団体の担当の方に通知いたします。

※応募状況によって、受賞団体数を変更することがあります。



【「算額1・2・3」とは?】

算額とは、江戸時代の日本で、数学者や一般庶民の数学愛好家たちが額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納しあった歴史ある文化です。「算額1・2・3」は、当協会の理念でもある「算数・数学への興味喚起」を広く国民のみなさまに促すための活動の一環として、算額という古来先人たちが取り組んだ「数学の学びの文化」を現代に復興し、日本の数学文化推進の礎にしたいという想いから企画立案いたしました。東大寺は、かつて学問寺として、学僧を養成する大学のような役割を果たしていました。当協会の算額は、考える喜びや問題を解く楽しさを体験し、算数・数学の学びを深めてもらうことを目的としていることから、現代に復興して奉納するお寺として東大寺がふさわしいと考え、算額を奉納しています。



【1月23日は「算額文化を広める日」】

公益財団法人日本数学検定協会が制定。「算額」を現代に復興して「数学の学びの文化」を広めるのが目的です。1・2・3の数字の並びは、だれもが最初に接する数学文化の1つであることから1月23日の日付になりました。



【実用数学技能検定について】

「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2015年以降は35万人を超え、また、2016年以降は実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も17,000団体を超えました。以来、累計志願者数は600万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は30,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。



【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)

「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。



【法人概要】

法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会

所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階

理事長 : 清水 静海(帝京大学大学院 教職研究科長・教授、公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)

会長  : 甘利 俊一(理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)

設立  : 1999年7月15日

事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行

      (2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施

      (3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供

      (4)数学の普及啓発に関する事業

      (5)数学や学習数学に関する学術研究

      (6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業

URL   : https://www.su-gaku.net/

※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。

※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。

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