新刊『新訂 自動車用ガソリンエンジン -研究開発者の基礎と実際-』、発売 ~ 生産現場技術者の経験と知恵が実際のパラメータとして凝縮 ~

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    2011年3月30日 14:30
     株式会社養賢堂(所在地:東京都文京区、代表取締役:及川 清)は、生産現場技術者によって書かれたガソリンエンジンの教科書『新訂 自動車用ガソリンエンジン -研究開発者の基礎と実際-』を発売いたしました。 http://www.yokendo.com/book/4-8425-0482-3.htm 【『自動車用ガソリンエンジン』について】  現在、国内四輪保有台数7,500万台のうち、9割強がガソリンエンジン車、ディーゼル車が1割弱です。この両者で99%を占め、今注目のエンジン+モータのようなハイブリッド車でさえ、まだ1%にも満たない状況です。あと30年は内燃機関主流の時代が続くと予想されます。  この内燃機関の主軸となるガソリンエンジンに関するテキスト、専門書は数多く出版されています。しかし、実用に供されているエンジンの数値が記載されたグラフや資料が豊富に掲載されている専門書はほとんどありません。いいかえれば、実際に商品としてのエンジンを生産している現場の技術者によって書かれたエンジンの専門書は無いということです。本書の特長はここにあります。 ■『自動車用ガソリンエンジン』発行の経緯  エンジンは時代の要求によって進化してきました。大きな波は三度起っています。最初は自動車から排出される一酸化炭素等のガスを従来の10分の1以下に規制するというマスキー法(1970)による排気対策、二度目は2度のオイルショックよる省資源・省エネルギーによるもの、三度目は地球温暖化によるものです。そのたびに、要求される特性すなわち、高出力、低エミッション、低燃費、小型・軽量化、低騒音・振動、高信頼性、耐久性、良運転性、低コストが実現されてきました。  本書には、これらの要求に応えてきた現場技術者の経験と知恵が実際の設計・運転パラメータとして凝縮されています。 ■自動車関係者の必読書 本書は、以下のような読者を想定しています。 1.エンジンに関係する開発技術者には、色々な設計、運転変数の各種性能への影響が定量的にわかる座右のテキストとして 2.大学・高専で学ぶ方にとっては、エンジン開発の目標や必要な技術要素、システム技術の現状レベルと将来課題を理解する教科書として 3.エンジン関連分野・整備等に関わる方にとっては自分の業務とエンジン・自動車という商品との関連を理解する参考書として 4.カーエンスーを自任する方にとっては、やはり読んでおかなければならない1冊として [書籍概要] ・書名   :新訂 自動車用ガソリンエンジン -研究開発者の基礎と実際- ・編著   :村中 重夫 ・定価   :3,570円(本体価格 3,400円) ・送料   :340円 ・体裁   :A5判 289頁 ・発行年月日:2011.03.23 ・ISBN   :978-4-8425-0482-7 C3053 ・著者 村中 重夫(むらなか しげお) :元 日産自動車株式会社 後藤 隆治(ごとう たかはる) :日産自動車株式会社 兼利 和彦(かねとし かずひこ):日立オートモティブシステムズ株式会社 金堂 雅彦(こんどう まさひこ):日産自動車株式会社 吉野 太容(よしの たかひろ) :日産自動車株式会社 内田 正明(うちだ まさあき) :日産自動車株式会社 ・内容 目次: 第1章 エンジンの基礎(エンジン概論/ガソリンエンジンのサイクルと熱効率) 第2章 燃費の向上(燃料消費率/燃料消費率の向上方法/運転条件の影響/ハイブリッドシステム) 第3章 出力の向上(出力/出力の向上方法) 第4章 排気の清浄化(排気/排気の清浄化) 第5章 振動・騒音の低減(振動・騒音の基礎知識/アイドル振動/高速こもり音/加速時騒音/エンジン放射音/エンジン音振低減技術の今後の展望) 第6章 エンジンの構造と機能(本体構造系/動弁系/主運動系/吸排気系/潤滑系/冷却系/電子制御システム/始動系、充電系) 付録図表 【会社概要】 社名   : 株式会社養賢堂(ようけんどう) 代表者  : 代表取締役 及川 清(おいかわ きよし) 所在地  : 東京都文京区本郷5-30-15 設立年月日: 1914年5月5日 URL    : http://www.yokendo.com/ 事業内容 : 農学・理学・工学を中心とした自然科学の専門書を出版。 (主な刊行物) 「農学大事典」「原色果物図説」「食用作物」「畜産大事典」 「家畜比較解剖図説」「人獣共通感染症」「熱物性ハンドブック」 「トライボロジーハンドブック」「ねじ締結概論等」 月刊誌「農業及び園芸」「畜産の研究」「機械の研究」