ブランドエンゲージメントを高める地道な運用とは~フジテレビジ...

ブランドエンゲージメントを高める地道な運用とは ~フジテレビジョン・グリーに学ぶ、 ソーシャルメディアの活用法~

ユニークビジョン株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:白土` 良之、以下 ユニークビジョン)は、2019年9月の宣伝会議 AdverTimes Days 2019(秋) (アドタイ・デイズ)にて、当社のSNSマーケティングツール『Beluga』について、株式会社フジテレビジョン(所在地:東京都港区、代表取締役社長兼COO:遠藤 龍之介、以下 フジテレビジョン)・グリー株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役会長兼社長:田中 良和、以下 グリー)とセミナーを開催したことをご報告いたします。


当日の様子



■ソーシャルメディア運用の重要性について

セミナーでは、まずソーシャルメディア運用の重要性についてお話をしました。キャンペーンのみを実施するアカウントと日頃から運用に注力しつつキャンペーンを実施するアカウントでは、ファンの獲得に大きく差がつくことになります。


・キャンペーンのみを実施するアカウント

キャンペーンのみを実施するアカウント

キャンペーン実施中はファンが増加しますが、終了後はファンが減少してしまう傾向にあります。


・運用に注力しつつキャンペーンを行っているアカウント

運用に注力しているアカウント

日頃の運用で地道にファンを獲得しつつ、キャンペーンではさらに獲得数を伸ばすことができます。


キャンペーンのみを繰り返すだけではファンは定着せず、またエンゲージメントを高めることもできません。日々の地道な運用で基盤を固めることが重要な鍵を握るソーシャルメディアの展開において、フジテレビジョンとグリーがそれぞれ行っている工夫についてお話をお伺いしました。



■ソーシャルメディア運用について

まずはグリーの小泉 義英様から自社アカウントの運用について紹介をしていただきました。グリーでは4つのゲームタイトルでソーシャルメディア運用を行っており、5つのSNSプラットフォーム・4ヶ国語を駆使して合計22個のアカウントを展開しています。


アカウント運用の目的(グリー)


アカウント運用の目的はゲームタイトルによって3つのフェーズに分かれており、その中でもフェーズ3(コミュニティ形成)の重要性についてお話いただきました。フェーズ1・2で一定数のファンを獲得した後は一方的な情報発信になってしまうアカウントも多いですが、グリーではYouTubeでの生放送やユーザーへの個別リプライを行うTwitterアカウント開設など、ファンとの相互コミュニケーションを大切にしています。


ゲームタイトルは長い期間をかけてファンとの関係を築くためフェーズ3が重要となる一方で、テレビ番組は放送時・放送直後という短い期間に一番の盛り上がりをつくる必要があります。

そこで、次にフジテレビジョンの河合 徹様からソーシャルメディア運用についてお話をお伺いしました。


SNSアカウントの運用(フジテレビジョン)


フジテレビジョンでは、広報局の運営や各番組個別運用など合わせると合計200個以上のSNSアカウントを開設しています。アカウント運用の大きな目的は自社番組情報の発信・PRですが、単なる情報発信ではなく興味喚起により番組視聴に繋げるコンテンツ配信を重視しています。放送中や放送直後のソーシャルメディアでの話題化を最大化させることを狙いとしているため、事前アンケートによる放送内容の予想や出演者による特別コメントなど放送前のフェーズに注力している点がゲームとは対比的でした。



■ソーシャルメディア運用のKPIについて

アカウント運用時のKPI(グリー)

続いて、ソーシャルメディア運用におけるKPIについて小泉様にお話いただきました。グリーではフェーズごとにKPIを設定していますが、日頃の投稿に対するRTやいいねに加えて、最も重きを置くリリース後のフェーズ3ではリプライ数をKPIに加えています。ソーシャルメディア運用においてファンとの相互コミュニケーションを大切にするグリーにおいて、ファンの生の声であるリプライが多いほどコミュニケーションは活性化されることになります。


そして河合様からは、フジテレビジョンにおいては日頃から数値の細かな分析を行っているため各投稿に対するRT数や番組関連のツイート数が多いか少ないかという判断は行っていますが、明確なKPIを定めているわけではないことをお話いただきました。Twitterで毎週トレンドに掲載されるドラマが必ずしも視聴率上位ではないこともあるため、ソーシャルメディアでの話題化と視聴率の関連性を今後見出すことができれば大きな強みになります。


テレビとゲームという全く異なるフィールドに立つ2社から、貴重な事例を交えつつ日頃心がけていることや工夫をお話いただき、セミナーは大盛況のうちに終えました。



■ソーシャルメディア運用をサポートするために

当社では、運用フローの整備や投稿分析・競合調査をサポートするためにソーシャルメディア統合管理ツール『Beluga』を2011年から展開しています。2019年9月には、今後の機能開発に向けてリニューアルを行い、オーガニック運用だけではなくキャンペーンなども包括的にサポートするための基盤を整えました。


ファンとの関係強化において欠かせない存在であるソーシャルメディアで、安全且つ効果的な運用をサポートするためのツールとして常に機能強化及び改善を続けています。

現在は『Beluga』をはじめとした様々なツールを目的に応じて提供しており、今後も企業のソーシャルメディアマーケティングを幅広くサポートできるよう開発に注力しています。



【会社概要】

社名  :ユニークビジョン株式会社( http://www.uniquevision.co.jp )

所在地 :〒160-0022 東京都新宿区新宿二丁目1-12 PMO新宿御苑前 4F

代表  :代表取締役社長 白土` 良之

設立  :2008年1月15日

主な事業:ソーシャルメディア、オウンドメディアを活用したマーケティング支援

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