村田機械、サイレックス・テクノロジー、 工作機械向け共通インタフェースOPC UA/umati対応の プロトコルコンバータ『FBR-100AN』を EMO Hannover 2019でデモ出展

サイレックス・テクノロジー株式会社(本社：京都府精華町、代表取締役社長：岡野 喜男、以下 サイレックス)は、欧州国際工作機械見本市「EMO Hannover 2019」で、工作機械向けインダストリー4.0プラットフォームumatiに対応した、スマートファクトリ用途向けプロトコルコンバータ『FBR-100AN』OPC UAモデルのプロトタイプをデモンストレーション展示します。

『FBR-100AN』OPC UAモデルは、ドイツ工作機械工業会(VDW)が策定中の工作機械向け共通インタフェースumatiを利用した相互接続デモンストレーションに参加するファナック株式会社(以下 ファナック)、村田機械株式会社(以下 村田機械)にそれぞれ提供され、複数の工作機械メーカ、コントローラメーカ、アプリケーションベンダ間の相互接続デモンストレーションを100台超の規模で実演されます。

また、グループ会社である村田機械のブースに同製品を展示、ご来場のお客様の反応・ご要望を踏まえ、VDWが策定するumati正式仕様の展開スケジュールに合わせた2020年度の製品化を目指します。

弊社は、『切れない無線技術の追求』のビジョンを製品開発の軸に、村田機械との連携を通じて、今後更に本製品の使いやすさや対応工作機械のラインナップを充実させ、スマートファクトリへの対応で成長を図る機械メーカ・システムインテグレータ・ユーザへの提案を積極的に展開してまいります。

プロトコルコンバータ『FBR-100AN』

■EMO Hannover 2019　各社ブース

村田機械　　Hall 17, Stand A04

ファナック　Hall 9, Stand A50

■umatiについて(ドイツ工作機械工業会(VDW)サイト・英語)

https://vdw.de/en/technology-and-standardisation/umati-universal-machine-tool-interface/

■『FBR-100AN』OPC UAモデルプロトタイプについて

『FBR-100AN』は、今年4月より販売を開始しているファナック製CNC搭載工作機械に対応した、米国を中心に工作機械大手メーカが採用しているオープンプロトコルMTConnect通信機能を搭載するプロトコルコンバータです。

今回、新たに『FBR-100AN』をベースに、ファナックと共同して欧州インダストリー4.0推奨通信プロトコルOPC UAおよびその工作機械向け情報モデルumatiに対応したプロトタイプを開発しました。本製品を利用することで、工作機械メーカやシステムインテグレータ、およびそれらの利用ユーザに対し、工場に存在する工作機械の稼働データを収集、有線・無線LANを使った上位システムとの接続を1台でスマートに、かつワールドワイドに展開する可能性を提供します。

◆特長

・ファナック製CNC装置に対応

・OPC UAサーバ機能を搭載、umati情報モデルに対応(EMO 2019相互接続デモ仕様)

・複数の通信インタフェースをサポート

・有線LAN×2／無線LAN×1(2.4, 5GHz)／シリアル×1(DPRNT*1)／デジタル入力×3bit

・工場利用を想定したハードウェア仕様

・動作温度-20℃～50℃*2／防塵防水 IP53／その他 電源部サージ・絶縁対応 等

・日本・米国・カナダ・欧州の製品認可に対応

*1. 今回のEMO 2019プロトタイプ機ではOPC UA／umati仕様には未対応です。

*2. 無線LAN通信で大容量通信(数十Mbps)を連続して行わない場合は、最大55℃までの温度環境で動作可能です

接続図

『FBR-100AN』製品ページ：

https://www.silex.jp/products/device_networking/bridge/fbr100an.html?pr=190904

サイレックス・テクノロジーについて https://www.silex.jp/index.html?pr=190904

サイレックス・テクノロジー株式会社(本社：京都府精華町)は、機器をネットワークやワイヤレスにつなげるハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。産業機械、医療機器、ディスプレイ機器など確実な接続性が求められる機器にもネットワークやワイヤレスのノウハウを活かした製品を提案し、ビジネスの幅を広げています。品質基準を厳格に保つため、設計・開発・生産・品質保証といった一連のプロセスを「けいはんな本社」に集約しています。海外パートナーとの連携や新市場開拓、新技術の情報収集・開発などグローバルなビジネス展開のため、北米・欧州・中国・インドに拠点を設けています。

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