サイレックス、2つのWi-Fiを同時利用できる Wi-Fi 6/6E無線LANモジュール2製品を発表
~通信を止めずに設定・保守・バックアップ接続を実現、 i.MXベース機器の無線LAN開発を支援~
ワイヤレス・テクノロジーのグローバルリーダーであるサイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:三浦 暢彦、以下 サイレックス)は、NXP(R) Semiconductors(以下、NXP)製「IW693」シリーズを搭載したWi-Fi 6/6E組込み無線LANモジュール「SX-PCEAX-LP」および「SX-SDMAX6E-DW」を発表します。
両製品は、2x2 Wi-Fiと1x1 Wi-Fiを同時に利用できるコンカレント・デュアルWi-Fi(Concurrent Dual Wi-Fi)に対応し、産業機器や医療機器に求められる柔軟なネットワーク構成を実現します。
PCIe対応モデルとSDIO対応モデルをラインアップすることで、性能重視から低消費電力重視まで幅広いホストシステムに対応し、機器開発者に新たな設計自由度を提供します。

SX-PCEAX-LP, SX-SDMAX6E-DW
■ 通信を止めずに設定・保守できる新しい無線LANアーキテクチャ
近年の産業機器や医療機器では、機器を基幹ネットワークインフラへ接続するだけでなく、タブレットやスマートフォンによる設定変更、遠隔保守、ログ取得、ソフトウェア更新など、Wi-Fiに求められる役割が多様化しています。
しかし、単一のWi-Fi接続では運用通信と保守通信が同一経路に集中するため、ネットワーク設計や運用面で制約が発生する場合があります。
SX-PCEAX-LPおよびSX-SDMAX6E-DWは、2つのWi-Fi接続を同時利用できるコンカレント・デュアルWi-Fi機能により、以下のような構成を実現します。
【工場設備・生産装置】
設備を工場内無線LANに接続したまま、保守担当者がタブレットから直接アクセスし、設定変更や診断を実施。
【医療機器】
院内ネットワーク接続を維持しながら、サービス端末との保守通信を分離し、安全かつ効率的なメンテナンス環境を構築。
【AGV・搬送機器・ロボット周辺機器】
運用・制御系通信と保守系通信を分離し、ネットワーク負荷や運用リスクを低減。
さらに、2つのWi-Fiを異なるネットワークへ接続することで、ネットワーク冗長化や用途別ネットワーク分離にも活用できます。
■ 用途に合わせて選べるPCIeとSDIOの2モデル
今回サイレックスは、NXP IW693シリーズを、PCIeとSDIOの2つのホストインタフェースで製品化します。
> SX-PCEAX-LP:PCIe対応モデル
「SX-PCEAX-LP」は、NXP IW693Pを搭載し、Wi-FiホストインタフェースにPCIeを採用しています。
PCIeによる高速通信性能を活かしながら、2x2 + 1x1のコンカレント・デュアルWi-Fiによる柔軟なネットワーク構成を可能にします。PCIeインタフェースを採用するNXPプロセッサ搭載機器をはじめ、通信性能を重視する産業・医療機器への組み込みを想定しています。
> SX-SDMAX6E-DW:SDIO対応モデル
「SX-SDMAX6E-DW」は、NXP IW693Sを搭載し、Wi-FiホストインタフェースにSDIOを採用しています。
既存の「SX-SDMAX6E」の開発資産を活用しながら、2x2 + 1x1のコンカレント・デュアルWi-Fiに対応したSDIOモジュールのハイエンドモデルです。消費電力を重視しながら、2つのWi-Fi接続を必要とする機器への組み込みを想定しています。
■ NXP IW693シリーズとサイレックスの実装技術を組み合わせ、製品開発を支援
NXPとサイレックスは2013年にパートナーシップを開始し、両社の技術力とロードマップを共有しながら製品開発を進めています。
サイレックスはNXP IW693シリーズを搭載した無線LANモジュールと、NXP i.MXをはじめとする組込みプラットフォームで培った無線LAN実装ノウハウを組み合わせ、評価から量産までの開発負荷低減を支援します。
■ 製品競争力を高める無線LAN設計をテーマにウェビナーを開催
サイレックスは2026年11月11日、オンラインウェビナー「半日でつかむ、無線製品開発の急所 市場・技術・規制の最新動向から考える、これからの製品戦略」を開催します。Session 2では、製品競争力を高める無線LAN設計とは~NXPのWi-Fi 6EデュアルMAC技術とサイレックスが提案する実装アプローチ~と題して講演します。
開催日:2026年11月11日(水)
セッションタイトル:
製品競争力を高める無線LAN設計とは
~NXPのWi-Fi 6EデュアルMAC技術とサイレックスが提案する実装アプローチ~
NXPジャパン株式会社
マーケティング統括本部 マーケティング部 担当部長 石橋 誠 様
サイレックス・テクノロジー株式会社
グローバルマーケティングセンター シニアプロダクトマネジャー 木地 隆浩
セミナー申込み(無料): https://www.silex.jp/backnumber/event/20261111-Webinar?wid=Press2611
■ 共通する5つの製品特長
1. 2x2 + 1x1コンカレント・デュアルWi-Fi
2. 異なる動作モード(アクセスポイントとステーション)を同時利用
3. 2.4GHz、5GHz、6GHzのトライバンド対応
4. 産業用途を想定した動作温度範囲(-40~+85℃)
5. 高品質モジュールと独自の検証・改善を重ねた無線LANドライバの一体提供、サポート
■ 製品概要
【SX-PCEAX-LP】
チップセット :NXP社製 IW693P
対応規格 :Wi-Fi 6/6E (IEEE 802.11ax)
対応周波数帯 :2.4/5/6GHz
Wi-Fi構成 :2x2 + 1x1 CDW
ホストインタフェース:Wi-Fi:PCIe Gen1Bluetooth(R):UART
動作温度 :-40 ~ +85℃
サイズ :表面実装タイプ:17.0 × 19.8 × 2.65mm
M.2コネクタタイプ:22.0 × 30.0 × 4.45mm
無線規格対応予定地域:日本、アメリカ、カナダ、欧州、イギリス
【SX-SDMAX6E-DW】
チップセット :NXP社製 IW693S
対応規格 :Wi-Fi 6/6E (IEEE 802.11ax)
対応周波数帯 :2.4/5/6GHz
Wi-Fi構成 :2x2 + 1x1 CDW
ホストインタフェース:Wi-Fi:PCIe Gen1Bluetooth(R):UART
Wi-Fi :SDIO v3.0Bluetooth(R):UART
動作温度 :-40 ~ +85℃
サイズ :表面実装タイプ:17.0 × 19.8 × 2.65mm
M.2コネクタタイプ:22.0 × 30.0 × 4.45mm
無線規格対応予定地域:日本、アメリカ、カナダ、欧州、イギリス
※ 仕様は、改良のため予告なく変更する場合があります
【販売開始時期と提供価格】
◆ SX-PCEAX-LP
詳細仕様についての情報公開:2027年1月予定
製品販売開始 :2027年6月予定
価格 :オープン価格(公式サイトからお問い合わせください)
◆ SX-SDMAX6E-DW
詳細仕様についての情報公開:2027年1月予定
製品販売開始 :2027年4月予定
価格 :オープン価格(公式サイトからお問い合わせください)
◆ 「SX-PCEAX-LP」製品紹介 : https://www.silex.jp/products/wireless-module/pcie/sxpceaxlp
◆ 「SX-SDMAX6E-DW」製品紹介: https://www.silex.jp/products/wireless-module/sdio/sxsdmax6edw
◆ 製品画像ダウンロード : https://go.silex.jp/image-download-terms_SX-PCEAX-LP_SX-SDMAX6E-DW
【サイレックス・テクノロジーについて】
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、ハードウェアおよびソフトウェアの組み込み技術を核とした研究開発型企業です。医療・産業分野のお客様の機器やシステムに向けて、安全で信頼性の高いワイヤレス/エッジAI技術を提供しています。「切れない無線空間」の創造と、その環境下で機器を賢く動かす実用的な製品・サービスを通じて、最上の顧客体験の実現を目指しています。北米、欧州、中国、インドに展開する各国拠点を通じて、海外パートナーとの連携や新市場の開拓など、グローバルなビジネスを推進しています。また、設計・開発から生産・品質保証までのプロセスを「けいはんな本社」で統括することで厳格な品質基準を維持するとともに、海外拠点と連携した開発体制のもと、地域ごとの多様な顧客ニーズに応え、現地でのカスタムエンジニアリングにも対応しています。
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