5G通信基地局用のセラミックフィルタ事業を拡大京セラと宇部興...

5G通信基地局用のセラミックフィルタ事業を拡大 京セラと宇部興産が合弁会社設立に合意

 京セラ株式会社(本社:京都市伏見区、社長:谷本 秀夫、以下:京セラ)と、宇部興産株式会社(本社:山口県宇部市、社長:泉原 雅人、以下:宇部興産)は、このたび、第5世代(5G)通信基地局用のセラミックフィルタ事業の拡大を目的とする合弁会社設立に合意し、合弁契約を締結しましたので、お知らせいたします。

 本契約の締結により、2019年12月を目途に、宇部興産の100%子会社である「ユー・イー・エル株式会社」(本社:山口県美祢市、社長:池内 博通、以下:ユー・イー・エル)の株式51%を京セラが取得し、「京セラ宇部RFテック株式会社」として、新体制で事業を開始する予定です。


 大容量・低遅延・多数接続を可能とする5G移動通信システムには、比較的広範囲をカバーするマクロセル基地局とスポット的に超大容量のデータ通信に対応するスモールセル基地局があり、今後普及が進む見通しです。これらの基地局は、多数のアンテナを配置するとともに、狭小な場所にも設置できるように部品の小型化が必要不可欠となっています。

 ユー・イー・エルの主力製品であるセラミックフィルタは、基地局においてアンテナと対になる重要部品であり、5Gに対応した特定の周波数を通過または遮断させる機能を備えています。セラミックスを用いることで、より高出力かつ小型化が可能なことから、特にマクロセル基地局において、金属製フィルタの代替製品としての期待が高まっています。

 合弁会社では、ユー・イー・エルが培ってきたフィルタの設計技術力と、京セラの生産技術力やグローバルな営業力を融合させることで5G通信基地局用のセラミックフィルタ事業の拡大を目指してまいります。


■ 合弁会社の概要

会社名
京セラ宇部RFテック株式会社
代表者代表取締役社長
西村 浩介
営業開始
2019年12月(予定)
資本比率
京セラ株式会社51% 、宇部興産株式会社49%
本社所在地
滋賀県野洲市市三宅800
(京セラ株式会社 滋賀野洲工場敷地内)
生産子会社
京セラ宇部(無錫)通信科技有限公司
子会社所在地
中国江蘇省無錫市高新技術開発区52号地塊B27廠房
従業員数
(予定)
京セラ宇部RFテック株式会社:12名
京セラ宇部(無錫)通信科技有限公司:154名

以上


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