<現役医師が選ぶ「好きな医療漫画」ランキング> ~第1位は名作『ブラック・ジャック』/ 現役医師が考える「医療漫画が社会に与える影響」とは?

    調査・報告
    2019年7月29日 11:00
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    医師の転職・アルバイト支援を行う株式会社メディウェルは、医師会員に「好きな医療漫画」に関するアンケート調査を実施。運営する医師向けキャリアマガジン『エピロギ』で発表しました。


    現役医師が選ぶ「好きな医療漫画」ランキングTOP5


    アンケートでは「医療漫画が社会に与える影響」についても併せて質問をしており、漫画と現実とのギャップや過度な期待への不安の他、患者や医療従事者の啓蒙効果への期待、医療について考えるきっかけとしての機能や医師の気持ちを代弁して欲しいといった希望が寄せられました。



    ■調査概要

    調査内容 :医療マンガに関する医師へのアンケート調査

    調査対象 :株式会社メディウェルに登録している医師会員

    調査時期 :2018年2月7日~25日

    有効回答数:20~70代の医師303名

    公開URL  :現役医師が選ぶ「好きな医療漫画」ランキング【前編】

          https://epilogi.dr-10.com/articles/3913/

         :【後編】医師が考える「医療漫画が社会に与える影響」とは?

          https://epilogi.dr-10.com/articles/3924/


    ■アンケート結果概要

    【Q.医療漫画を読むのは好きか?】

    ・「はい」と答えた医師は全体の63%。

    ・「好きな理由」については、「面白いから」(54%)が最も多く、次いで「考えさせられるから」(24%)「仕事の役に立つから」(13%)が挙げられた。

    ・「好きでない理由」については、「リアルじゃないから」「医療漫画に限らず、漫画は読まない」がそれぞれ約30%。次いで「読む時間がない」(20%)が挙げられた。


    https://www.atpress.ne.jp/releases/189344/img_189344_2.png

    ▲医療漫画を読むのが好きな理由

    https://www.atpress.ne.jp/releases/189344/img_189344_3.png

    ▲医療漫画を読むのが好きではない理由


    【現役医師が選ぶ「好きな医療漫画」ランキング】

    https://www.atpress.ne.jp/releases/189344/img_189344_1.png

    ▲現役医師が選ぶ「好きな医療漫画」ランキングTOP5

    なお、記事上では、6位以下の作品名も掲載しています


    ※以上、「現役医師が選ぶ「好きな医療漫画」ランキング【前編】」記事より抜粋

    ( https://epilogi.dr-10.com/articles/3913/ )



    【Q.医師が、医療漫画にツッコミたくなることとは?】

    医療漫画を読んでいて「ツッコミを入れたくなった」医師は71.5%。

    以下のようなツッコミが寄せられた。

    ▽自由回答(一部抜粋)

    ・病院の屋上は出入りできない(40代男性、精神科)

    ・医者はそんなに愛想よくしゃべらない(40代男性、リウマチ科)

    ・主人公がむちゃくちゃ熱意ある設定が多いが、研修医が終われば楽できるところを探す人が多いので、あんな主人公は存在しない(30代女性、精神科)


    【Q.医療漫画が社会へ与える影響について、どう考えるか】

    「医療漫画」が患者や社会に与える影響について質問したところ、以下のような回答が得られた。(以下、内容別に寄せられた自由回答を一部抜粋)


    <現実とのギャップを感じる>

    ・救急や外科系のスーパーマン的な側面を誇張し過ぎないで欲しいです。医師も人ですから(50代男性、病理診断科)

    ・そんなに劇的な出来事なんて、ほぼ遭遇しない(50代男性、一般内科)


    <読者である患者への影響を懸念>

    ・過剰な期待が怖いです(50代男性、精神科)

    ・読者は現実と漫画の境が分からなくなる。すべてがハッピーエンドではない(60代男性、麻酔科)

    ・奇跡がいつも起こることを期待される(40代男性、循環器内科)


    <医療について社会が考えるきっかけになることを望む>

    ・仕事の過酷さを訴えて欲しい(50代男性、循環器内科)

    ・医療現場の悲哀、矛盾や葛藤を伝える場になるとよい(50代男性、脳神経外科)


    <患者・医療従事者への啓蒙になる>

    ・知識をつけることで医師任せではなく医療が受けられるのであれば、良いのではないかと(40代男性、放射線科)

    ・最近は、優れた漫画が増えている。良い影響を与える本が増加している(50代男性、精神科)

    ・真剣に医療を志す動機になったり、医療現場の苦しさを理解してもらえたりするきっかけになることはあるようで、その点はありがたい(40代男性、小児科)


    ※以上、「【後編】医師が考える「医療漫画が社会に与える影響」とは?」記事より抜粋

    ( https://epilogi.dr-10.com/articles/3924/ )


                        *


    『エピロギ』では、ランキング第3位に挙がった『コウノドリ』鈴ノ木ユウ先生にインタビューを敢行。医師から寄せられた漫画家への質問※を本人に伺うとともに、医療漫画ができるまでを紹介予定です(9月末掲載予定)。

    ※:寄せられた質問は前編記事( https://epilogi.dr-10.com/articles/3913/ )に記載




    ■引用・転載時のお願い

    ・本調査結果の引用・転載時には、「株式会社メディウェル」による調査である旨の明記をお願いいたします。

    ・WEB上での引用・転載を行なう場合には、「株式会社メディウェル」による調査である旨の明記と、引用元のURLへのリンク付与をお願いいたします。

    【前編】 https://epilogi.dr-10.com/articles/3913/

    【後編】 https://epilogi.dr-10.com/articles/3924/


    ■サービス・会社概要

    【エピロギ】

    URL    : http://epilogi.dr-10.com

    サイト概要:

    2015年より運営している、医師向けキャリアwebマガジンです。

    医師のインタビューやキャリアエッセイ、働き方に影響を与えるだろう医療トピック、医師に役立つ仕事術から、結婚・子育てやお金の話、息抜き用の読み物記事まで、医師が「人生やキャリアを“選択”(epilogi)する際に役立つ情報」を提供しています。


    【会社概要】

    企業名 :株式会社メディウェル( https://www.mediwel.net/ )

    所在地 :〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西5丁目2番地 興銀ビル9階

    事業内容:医療機関を対象とした経営コンサルティング事業、

         医療従事者の紹介事業、病院経営に関する情報発信、

         医療関係職員の研修、セミナー並びに各種イベント企画、立案

    代表者 :代表取締役 中村 知廣

    株式会社メディウェル

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