モンタビスタとモトローラ コンピュータ・グループが、OEM契...

モンタビスタとモトローラ コンピュータ・グループが、OEM契約を発表

報道関係各位
プレスリリース                      2004年6月28日
               モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社

  モンタビスタとモトローラ コンピュータ・グループが、OEM契約を発表

           Carrier Grade Linux搭載の
    アプリケーション・イネーブリング・プラットフォームを実現
   ~AdvancedTCA(TM)、CompactPCI(R) プラットフォームに対応~

2004年6月22日(現地時間)
米カリフォルニア州サニーベール、アリゾナ州テンピ発―
革新的な組込みソリューションを展開するMontaVista Software Inc.(以下、
モンタビスタ)とMotorola, Inc.(NYSE: MOT、以下モトローラ)は、本日、
両社間の正式なOEM契約について発表しました。
これにより、MontaVista(R) Linux(R) Carrier Grade Edition(CGE)をプレ
インストールしたモトローラのアプリケーション・イネーブリング・プラッ
トフォームのリリースが実現します。

モトローラは、CGEをプレ インストールしたAdvancedTCAとCompactPCIアプリ
ケーション・イネーブリング・プラットフォームをリリースします。ベーシッ
クな統合プラットフォームの動作環境で、オペレーティング システム、包括
的なハードウェア プラットフォーム管理、検証済みのパワー プロファイルや
サーマル プロファイルと連携するファブリック管理の機能と、さらに、組込
みで一般的なハードウェア環境にCGEを統合するLSP(Linuxサポート パッケー
ジ)を提供します。こうした標準ベースのプレ インテグレード型、検証済み
のプラットフォームを利用することで、機器メーカーは自社のコア コンピタ
ンスに注力が可能となり、競合に対して優位なポジションを獲得できます。

「テレコム機器メーカー向けの主要メーカーと協業することを大変光栄に思い
ます。MontaVista Linux Carrier Grade Editionにより強化されたモトローラ
のアプリケーション・イネーブリング・プラットフォームは、ユーザが、適切
な製品を適切なタイミングで開発し、次世代ネットワークで製品の展開を成功
させるために必要な、パフォーマンス、柔軟性、コスト効率を実現します。」
とモンタビスタのストラテジック オペレーティング担当バイス プレジデント、
ケリー・ハレル(Kelly Herrell)は述べています。
「MontaVista Linux Carrier Grade Editionは、OSDLやSAフォーラムの機能要
求やテレコムのアベイラビリティのニーズに対応するべく設計され、当初より
包括的なテストを行ってきました。こうした点が評価され、広範な顧客がCGE
を採用し、今後もその傾向はますます強くなると確信しています。」

「Carrier Grade Linuxのリーダー、モンタビスタと提携することで、標準ベー
スのソリューションを推進する自社の戦略を強化しています。アプリケーショ
ン・イネーブリング・プラットフォームを利用することで、テレコム機器メー
カーは、これまで通信インフラ構築に使用されてきた従来型の方法を採用する
よりも、コストを削減し投資を保護することができるようになります。」
とモトローラのコンピュータ・グループ、ストラテジック・マーケティング・
ダイレクタ、Wade Campbell氏は、述べています。
「MontaVista Linux Carrier Grade Editionと当社のアプリケーション・イネー
ブリング・プラットフォームは、市場投入時間を加速し、リスクを軽減するプ
レ インテグレートされた検証済み標準ベース プラットフォームを実現します。」

Motorolaアプリケーション・イネーブリング・プラットフォームについて
アプリケーション・イネーブリング・プラットフォームは、検証済みの統合型
の組込みインフラストラクチャ ソリューションです。次世代テレコム機器の
開発および運用を促進するために設計されています。テレコム機器メーカーは、
自社のアプリケーションに特化した付加価値構築に注力可能となります。これ
により、収益源となる新たなアプリケーションの導入あるいは既存のアプリケー
ションから標準ベースのテクノロジへの移行に関わる時間、コスト、リスクを
軽減します。モトローラのアプリケーション・イネーブリング・プラットフォー
ムは、AdvancedTCA、CompactPCIなどの様々なテクノロジをベースとしていま
す。

MontaVista Linux Carrier Grade Editionについて
この革新的な製品は、業界標準COTS(標準汎用品:Commercial-Off-The-Shelf)
キャリア グレードLinuxプラットフォームで、テレコム/データコムで要求さ
れるハイ・アベイラビリティ、強化性、リアルタイム性などの機能を備えてい
ます。CGEは、キャリアグレードのアプリケーションの堅牢かつハイ・アベイ
ラビリティへの要求を満たすべく、特化して設計された先進Linuxベースの開
発プラットフォームです。CGEは、テレコム/データコム アプリケーションに
現在利用されており、通信ネットワークのインフラ・ソリューションで稼動し
ています。CGEは、ソフトスイッチ、SGSN(Serving GPRS Support Node)、GGSN
(Gateway GPRS Support Node)、RNC(Radio Network Controller)、Voice over
IP(VoIP)ゲートウェイなどのIPと音声の統合用アプリケーションや他の多く
のアプリケーション向けにテレコムネットワークのエッジやコアをターゲット
とします。Open Source Development Lab(OSDL)Carrier Grade Linux
Specificationに準拠し、標準Linuxのリアルタイム性、ハイ・アベイラビリ
ティ、高信頼性を強化しています。また、あらゆるキャリアグレード環境での
製品の展開を目的に設計されています。

リリース
CGE対応のモトローラ製アプリケーション・イネーブリング・プラットフォー
ムは、2004年第4四半期(4Q)にリリース予定です。MontaVista Linux Carrier
Grade Editionは、プロダクトサブスクリプション契約のもと、モンタビスタ
より入手可能です。MontaVista Linuxプロダクト サブスクリプション契約に
より、MontaVista Linuxカーネル、アプリケーション パッケージ、ユーティ
リィティ、開発ツール、ソフトウェア・アップデート、MontaVista Zone(お客
様向けポータルサイト)へのアクセス権、包括的な技術サポートとLinuxハンズ
オン・トレーニングコースが提供されます。

Motorolaについて
Motorola, Inc.(NYSE: MOT)は、ワイヤレス、ブロードバンド、オートモーティ
ブ分野のコミュニケーションテクノロジーにおいて世界をリードする企業です。
これらのテクノロジによって、より洗練され、安全でシンプルに一体化した楽
しい生活をもたらされます。2003年度の売上は271億ドルでした。モトローラ
は、家庭や職場、そして移動中の人々の役に立つ革新的なテクノロジ ソリュー
ションを創造します。また、積極的な企業市民として高い倫理観を持って業務
を遂行し且つ環境を守り地域社会をサポートしていきます。
モトローラの詳細については http://www.motorola.com/ をご覧ください。

モンタビスタソフトウエアについて
MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は、
インテリジェントな接続機器や関連するインフラストラクチャ向けのシステム
ソフトウェア、開発ツールの市場をリードするグローバル・サプライヤです。
モンタビスタは、オープンソースGNU/Linuxベースのソフトウェア ソリューショ
ンを提供することで組込みソリューションの革新を推し進めます。リアルタイ
ム オペレーティング・システムの先駆者ジェームス・レディ(James Ready)
により1999年に設立されました。通信インフラからコンスーマ機器分野に至る
アプリケーションにおいて、開発者のニーズに対応するべく製品を提供してい
ます。MontaVista製品には、MontaVista LinuxのProfessional Edition、
Consumer Electronics Edition、Carrier Grade Editionがラインアップされ
ています。また、パワフルな統合開発環境であるMontaVista DevRocketが、こ
れらMontaVista Linuxの各Editionに対応する優れた開発ツールを提供します。
また、MontaVista Graphicsは、豊富なGUI開発ツール プラットフォームです。

モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc.の
100%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、
およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。

米カリフォルニア州サニーベールに本社を置くMontaVista Softwareは、Alloy
Ventures、China Development Bank、RRE Ventures、US Venture Partners、
WR Hambrecht+Co.、IBM、Infineon、Intel Capital、Panasonic、Samsung
Ventures、Siemens Venture Capital、Sony、Toshiba AmericaおよびYamaha
Corporationなどの主要投資企業より出資を受けた株式非公開企業です。
MontaVista Softwareの詳細情報は、同社のWebサイト
http://www.mvista.com/ (英語)、 http://www.montavista.co.jp/ (日本語)
をご覧ください。

LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。
MontaVistaはMontaVista Software, Inc.の登録商標です。
MOTOROLAと様式化されたMのロゴは、U.S. Patent and Trademark Officeに登
録されています。
PICMG、CompactPCIおよびAdvancedTCAはPCI Industrial Computer
Manufacturers Groupの登録商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。


【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
マーケティング部:安田 佳世子
TEL: 03-5469-8840 FAX: 03-5469-8801
Email: kayoko_yasuda@montavista.co.jp


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