Airbus社とANSYSのパートナーシップにより、2030年までに 未来戦闘航空システム(Future Combat Air System:FCAS)を 支援する自律飛行を可能に

新たな協定により、AIを用いた飛行制御ソフトウェアの開発が促進

ピッツバーグ、2019年6月18日 - Airbus Defence and Space社は、ANSYS(NASDAQ:ANSS)の組込みソフトウェアソリューションを有効活用して、速度、安全性、適応性に優れた先進の無人航空機(UAV)の開発を進めています。この新たな戦略的パートナーシップにより、ANSYSとAirbus Defence and Space社は協業してANSYSソリューションを革新し、2030年までに自律飛行の実現を目指した高度なAIを用いた安全重視の飛行制御を開発します。


これからのヨーロッパの空軍力は、革新的な次世代戦闘機で構成される完全自動遠隔航空プラットフォームシステムである未来戦闘航空システム(Future Combat Air System:FCAS)に大きく依存しています。これらのプラットフォームの開発には、これまでにない速度と精度で非常に高度な選択を行うための安全を重視したAIによる最先端の飛行制御ソフトウェアが必要であり、数多くのエンジニアリングの課題が発生します。


Airbus社とANSYSのパートナーシップにより、ANSYS SCADEが従来のモデルベースのソフトウェア開発から新しいAIベースの開発フローを連携させた先進のANSYS SCADEツールに発展します。この新しいANSYS SCADEツールは、無人航空機制御ソフトウェアの開発、検証、搭載を迅速化し、開発時間と関連する費用を大幅に縮小して実用化へのスピードを加速させます。


「この長期にわたる協業体制をさらに強化し、私たちはANSYSとともに自律飛行技術に大きな飛躍をもたらす次世代のANSYS SCADEを開発できることを大変喜んでおります。この革新により、コスト効率が高く安全性重視のAIによる飛行制御の開発が実施できるようになります。ANSYS SCADEは私たちのソフトウェアの設計、検証にとって不可欠のものであり、これにより開発費用が大きく削減され高コストな人による作業が非常に少なくなり、開発時間を50%も短縮することが可能となり、大きな競争力が得られます。」(Airbus Defence and Space社、エンジニアリング部門長、Sabine Klauke氏)


「Airbus Defence and Space社は、比類のない航空宇宙関連のパイオニアであり、より高度で俊敏な飛行が可能となる空軍プラットフォームを開発し、軍事戦闘の場を変革しています。私たちはAirbus社とともにこの革新的な変革をもたらすことに喜びを感じており、私たちのスキルセットを用いてこの目的を達成させていきたいと思っています。この協業は、無人飛行技術を大きく前進させ、航空産業における革新的なAIによる飛行制御ソフトウェアの開発レベルを高めるでしょう。」(ANSYS、副社長兼ジェネラルマネージャー、Eric Bantengnie)



■ANSYSについて

ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、ANSYSのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。ANSYSは、工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えた工学シミュレーションソフトウェアの提供を通じ、ANSYSは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたANSYSは、本社を米国のペンシルバニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、 https://www.ansys.com をご覧ください。

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