3Dサウンド・オーサリングツール「SoundLoucs」 2010年度 グッドデザイン賞を受賞
次世代立体音響のスペシャリスト、株式会社アーニス・サウンド・テクノロジーズ(本社:東京都大田区、代表取締役社長:宇佐美 豊)の製品、3Dサウンド・オーサリングツール「SoundLocus」(サウンドローカス)が、このたび財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2010年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。
【グッドデザイン賞受賞について】
「SoundLoucs」は次世代立体音響制作ソフトウェアです。
アーティストが直感的に使えるユーザーインターフェイスと高いデザイン性の両立をコンセプトにデザインしました。
メインである画面下部の3D空間を表現したビューでは、頭部と音源との位置関係を立体的かつ簡単に把握することができます。
併せて、水平ビュー及び垂直ビューを使って多面的に頭部と音との位置関係を掴むことができます。
一方、画面の上部では音の軌跡を時間軸に沿って表示しますので、上下画面併せて音の軌跡の編集を、直感面・物理面並行して行うことができます。
視認性の高いアイコン類は、直感的にソフトを使用するための重要な役割を果たします。
そして、ゲームコントローラや3Dマウス等の入力デバイスにより、アーティストが筆を使うように自然に、3D空間へ軌跡を入力する事ができます。
これらの気持ち良く直感的な操作性は、アーティストに自由な発想をする環境を提供し、高いデザイン性は所有し、使う喜びをもたらします。直感的なユーザーインタフェースと高いデザイン性の両立というコンセプトは、今後の立体音響制作ソフトの在り方に対して一つの方向性を示したものと考えてます。
また、高品質な立体音響制作が身近となることで、空間表現が文化として醸成され、立体音響業界やマーケットの活性化に繋がることを期待してます。
今回の受賞では、制作環境に様々な制約があり習熟を必要としてきた立体音響制作を、ユーザーフレンドリーなインタフェースと高いデザイン性の両立というコンセプトを実現することで、誰もがより身近に使えるものとした点について、高く評価していただきました。
【SoundLocusとは】
「SoundLocus」とは、直感的に立体音響を制作できる画期的なソフトウェアです。モノラルを始めステレオやマルチチャンネルの音源をバイノーラル化し、音場空間への音像定位・移動を行うことが出来ます。
従来の立体音響制作では、しばしば使用される大きく重たいダミーヘッドによる録音が必要となるなど、専門知識・高価な設備・ソフトウェアの習熟等を必要とし、アーティストの自由な発想をリアルタイムに反映できる環境がありませんでした。
そこで「SoundLocus」では、PC上でのリアルタイム処理及びゲームコントローラ等を用いた直感的な操作により、アーティストがその場で思いのままに、音の空間演出をすることを可能としました。また、録音済みの音源を仮想的に空間配置することができますので、音楽制作を始め、ゲームやドラマなどの様々な音響制作場面でご利用いただくことができ、コンテンツに新たな可能性・創造性を持たせることができます。
高価な設備を必要とせずPC上で制作できることで、空間デザインという、手に届きにくかった表現方法を身近にしたところが大きな価値といえます。
「SoundLocus」製品サイト: http://www.soundlocus.com/
【グッドデザイン賞(Gマーク)とは】
「グッドデザイン賞(Gマーク)」は、1957年に通商産業省によって設立された「グッドデザイン制度」を継承し、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会の主催事業として運営される、日本で唯一の総合的なデザイン評価・表彰制度です。これまで50年以上にわたり、新しい時代の文化と生活を創造することを目的に「より豊かなライフスタイル」と「良いビジネス」を導く運動として展開され、国内外の多くの企業や団体が参加しています。また、「グッドデザイン賞」受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインを示す象徴として広く一般に親しまれています。
グッドデザイン賞 WEBサイト: http://www.g-mark.org/
【株式会社アーニス・サウンド・テクノロジーズ 会社概要】
国内発の産学協同企業で、立体音響を中心とした音響信号処理を得意分野とする企業です。立体音響の独自アルゴリズムは日米欧で特許を取得し、既に様々な形で数多くのライセンスを市場に出荷してます。
社名 : 株式会社アーニス・サウンド・テクノロジーズ
住所 : 〒145-0062 東京都大田区北千束二丁目7番9号
会社サイト: http://www.arns.com/
製品サイト: http://www.soundlocus.com/