【2019年冬ドラマTwitter投稿調査】 ツイート数1位は菅田将暉主演 「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」

ソーシャルワイヤー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:矢田峰之、証券コード:3929)は、記事調査サービスを運営する「アットクリッピング」のオプションサービスであるTwitter投稿(ツイート)を調査・分析するサービスを利用し、2019年冬の民放ドラマでのTwitterの反響について調査・分析しましたので報告します。


2019冬ドラマTwitterツイート数


【調査結果サマリー】

1.総ツイート数1位は「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」の166,714件。

2.「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」は効果的な番組公式アカウント運用を行ったことにより、当該ドラマに関連する総いいね!の約36%が公式アカウントのツイートに付き、高いエンゲージメントを実現。

3.初回放送日の最多ツイート数となった錦戸亮(関ジャニ∞)ファンの投稿も多い「トレース~科捜研の男~」、放送回数を重ねると共に話題性は減少傾向へ。

4.「初めて恋をした日に読む話」はドラマ後半から総ツイート数が右肩上がり。


調査方法

・調査期間:2019年1月1日(火) ~ 2月24日(日)

・調査媒体:Twitter

・調査対象:・各ドラマ名に関連した調査対象ツイート(574,867件)

      ・調査対象ツイートに付随するリツイート(1,611,178件)、

       いいね!(12,357,032件)、リプライ(119,319件)

・調査方法:アットクリッピングのTwitter投稿調査サービスを利用(キーワード調査)

・調査対象番組:2019年冬の民放ドラマ



1.2019年冬ドラマにおけるツイート数ランキング


2019年冬クール(2019年1月~3月)の民放ドラマにおけるドラマ名に関連する総ツイート数で1位となったのは、「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」で166,714件。2位は「トレース~科捜研の男~」の149,580件になった。この2番組は、他番組と比較して突出した総ツイート数となった。

一方で平均視聴率1位の「刑事ゼロ」は、Twitterにおける総ツイート数は11,141件で9位とTwitterでの拡散は高いとは言えない。同じく平均視聴率2位の「家売るオンナの逆襲」もTwitter総ツイート数では6位と、どちらも視聴率の順位と総ツイート数の順位には相関性は見受けられなかった。



2.ドラマ関連ツイート数およびエンゲージメント数


「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」は、総ツイート数だけではなく、関連ツイートのエンゲージメント(反応)であるリツイートやいいね!やリプライの数においても圧倒的に首位となった。ドラマの中でもSNSの話題が取り上げられており、10代や20代ユーザーが多いTwitterとの親和性も高かったと考えられる。また、初回放送日(1/6)の投稿数は22,579件に対し、放送時間前後30分を含めた時間(22:00~24:00)のツイートは21,722件と96%がこの時間のツイートとなり、Twitterのリアルタイム性が確認できた。


ツイートの特徴としては、主演の菅田将暉がドラマに関連する内容を、個人のTwitterアカウントから【#3A】のハッシュタグ付きでツイートすることや、番組公式Twitterアカウントを高頻度でリツイートする等、出演者がTwitterを始めとするSNSで積極的に情報発信(Instagramでの#3A投稿数は26.7万件)を行っており、出演者のファンによる反響もとても高かった。更に注目すべき点として、フォロワー26万人以上を持つ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」番組公式アカウントによる206件のツイートが獲得した総いいね!数は3,068,863件となり、1投稿当たり平均いいね!数は14,897件と高いエンゲージメントとなった。これは、当該ドラマに関するTwitter全体の総いいね!数(8,558,046件)の約36%を占めており、その後のツイート数の多さに鑑みると、テレビ局と出演者の番組公式アカウント運用がとても効果的だったことがわかる。


Twitterツイート数2位の「トレース~科捜研の男~」は、初回放送日(1/7)のツイート数は27,928件と、「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」よりも多く、今シーズンの全番組の中で最も多い日別ツイート数となった。また、初回放送日のリツイート数27,885件やいいね!数129,717件、リプライ数3,061件もエンゲージメントが高いことから、初回放送日における注目度や期待値の高さが伺えた。また、主演である錦戸亮(関ジャニ∞)の根強いファンのツイートが多いため、総ツイート数149,580件という結果になった。しかし、ドラマ放送回数を重ねると共に徐々にツイート数は減少傾向となり、放送日の総ツイート数も1万件に満たない日が増えた。



■ツイート数推移


放送日別のツイート件数の推移を分析したところ、多くの番組が初回放送日のツイート数が多い中、「初めて恋をした日に読む話」(はじこい)については、番組後半となる2月からツイート数が伸びており、1月に比べると約2.5倍となっている。放送開始当初は主演の深田恭子、横浜流星、原作漫画等のファンによる投稿がメインであったが、放送回数を重ねるにつれ、自分の学生時代を思い出しながら、番組内容に共感した視聴者によるエンゲージメントの高いツイートが増加している。



3.2019年冬ドラマ視聴率とツイート調査分析レポート総括

今回、“Twitterでの拡散”を調査したところ、「視聴率の高さ」と「SNS拡散」には相関性がないことが改めて分かった。平均視聴率1位の「刑事ゼロ」や2位の「家売るオンナの逆襲」などは、その内容から幅広い世代に支持を受け高視聴率につながっているが、ツイート数やエンゲージメント数自体は多くはない。

一方、「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」や「トレース~科捜研の男~」は、平均視聴率では上述の2番組に若干の遅れをとるものの、Twitterユーザーが多い10代~30代からの支持が高い出演者の話題性や番組公式アカウントの効果的な運用により、若年層ユーザー数の多いTwitterでの拡散に成功し、視聴率の向上に貢献している可能性がある。

若年層をターゲットとしたコンテンツの認知拡大を図るのであれば、既存メディア(テレビ、新聞、雑誌、WEBニュース)への露出獲得を狙うだけでなく、SNSの効果的な運用も重要になってきているのではないかと推察される。



■記事調査サービス「アットクリッピング」について( https://www.atclipping.jp/ )

「WEBニュースサイト」「新聞」「雑誌」「口コミ・SNS」のクリッピングサービス。

広範囲の記事を安価に調査し高いコストパフォーマンスを実現。WEBニュースサイトの調査は、独自開発の記事調査システムにより、2,400以上のニュースサイトにある記事の中から設定したキーワードに合致したものを抽出し、毎朝7時半頃に報告。新聞・雑誌の調査は2,600媒体以上をプロの調査員が丁寧に読み進めることにより、記事の原本を切り抜き・報告。広告換算や一覧作成・分析など、様々な顧客ニーズに対応するオプションも充実。

TwitterやInstagramのハッシュタグや投稿内容の調査による自社の露出状況や相性の良いインフルエンサーの特定などのレポーティングも可能。



■ソーシャルワイヤー会社概要

商号  : ソーシャルワイヤー株式会社(証券コード:3929)

代表者 : 代表取締役社長 矢田峰之

所在地 : 東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿SOUTH 2F

設立  : 2006年9月

事業内容: ニュースワイヤー事業

      (リリース配信サービス、クリッピングサービス)

      インキュベーション事業(レンタルオフィス運営)

URL   : https://www.socialwire.net/

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

  • 会社情報