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セキュアなネットワークでファイル保管やコラボレーションができる 「Box over VPN」において、 データ保管先を国内に限定できるメニューの提供を決定

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、2019年2月14日、企業がVPN上でセキュアにファイルの保管やコラボレーションを行うことができるサービス「Box over VPN」において、データの保管先を日本国内のサーバーに限定することが可能な「Box Zones Japan」への対応を決定しました。

 今後NTT ComはBox Inc.(ボックス、以下 Box社)と連携して開発を行い、2019年6月より、「Box Zones Japan」へのVPN接続をオプションメニューとして提供する予定です。

 

1. 背景

 昨今、個人や法人を問わずデータの保管先についての関心が高まるなか、特にセキュリティを重視する官公庁や地方自治体、金融機関などのお客さまの間で、データの保管先を日本国内のサーバーに限定したいというニーズが高まっています。また、重要なインフラを担う企業などにおいても、今後同様の動きが起こることが予想されます。

 NTT Comはこれまで、お客さまのデジタルトランスフォーメーション(DX)を共に実現する「DX Enabler(TM)」として、お客さまのセキュアなデータ利活用に貢献するさまざまなサービスやソリューションを展開していきました。

 2016年からは、セキュアなVPN上で「Box」を利用できる国内唯一のサービス「Box over VPN」を提供しており、セキュリティを重視する企業のお客さまにご利用いただいています。このたび、データの所在を管理するニーズにもいち早く対応することで、さらに厳しいセキュリティ要件にお応えしていきます。

 

2. 「Box Zones Japan」へのVPN接続メニューの概要

 従来「Box」上のコンテンツはすべて米国のデータセンターに保管されていました。しかし、GDPRなどへの対応のためデータの保管先を指定したいというニーズや、利用する場所に近いサーバーを利用したいといった世界各国のユーザーのニーズを踏まえ、Box社は2016年より、利用するデータセンターを各地域や国から選択できる「Box Zones」の提供を開始しました。このうち、データの保管先を日本国内に指定できるメニューが「Box Zones Japan」です。

 NTT ComによるVPN接続メニューでは、当社の企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」を利用し、「Box Zones Japan」へインターネットを経由しないセキュアな環境での接続を実現します。なお、VPN接続メニューとともに、大容量のデータ転送に対応できる1Gbps帯域拡張オプションの開始も予定しています。

 

3. 提供時期

 2019年6月(予定) 

 

4.Box Japan社からのコメント

株式会社Box Japan 代表取締役社長 古市 克典 氏

『NTT Comの「Box over VPN」サービスにおける「Box Zones Japan」へのVPN接続の開発表明を歓迎いたします。

 日本でのデータレジデンシーへのニーズにも対応した「Box Zones Japan」にVPNサービスが組み合わさることで、よりセキュアにそして今後の政府方針や規制に対応できるソリューションとなることを期待しています。今後さらに求められるであろうセキュリティや法令への対応といったお客様ニーズに、戦略的パートナーであるNTT Comと共に対応していけることを嬉しく思います。』


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