米国FCIAとJDSF、ディスク接続の8Gbpsファイバチャネルの投票結果を発表

報道関係者各位
プレスリリース                     平成16年5月19日
              ジャパンデータストレージフォーラム(JDSF)

米国FCIAとJDSF、ディスク接続の8Gbpsファイバチャネルの投票結果を発表
   ~8Gbpsファイバチャネルのカッパ、バックプレーン接続を承認~

ジャパンデータストレージフォーラム ファイバチャネル技術部会(部会長:
前田 明徳、以下FCIA-Japan)は、姉妹団体である米国The Fibre Channel
Industry Association(会長:Art Edmonds、以下FCIA)と共にディスク接続
の8Gbpsファイバチャネルの投票結果発表いたします。

米国FCIAと姉妹団体であるFCIA-Japanは、8Gbpsファイバチャネル(8GFC)の
カッパ・ケーブル及びバックプレーンによるディスクドライブの接続をファイ
バチャネル・ロードマップに加えることを投票により承認しました。
これは、ANSI INCITS T11委員会において8Gbpsファイバチャネルのカッパ・イ
ンタフェース仕様を開発し(NCITS T11 FC-PI-4ドキュメント)、ディスクドラ
イブ接続に最高の性能を提供することを支持するものです。ファイバチャネル
標準はストレージ装置接続、筐体内接続及びストレージ・エリア・ネットワー
ク(SAN)で主に使われている技術です。

現在、4GFC、10GFC製品が市場に投入されようとしている状況ですが、ファイ
バチャネルのロードマップをユーザと共有することで、ユーザがこの将来の製
品動向を利用し、今までのファイバチャネル製品と互換性があり、低コストで、
今までの投資が無駄にならないという保証のある高速なファイバチャネル製品
が市場に出た時に、スムーズにこれらの高速製品に移行する計画を作ることが
できます。
8GFC製品が市場に投入された時、2007年あるいは2008年と考えられますが、
2GFC、4GFCの製品をそのまま使用することができます。ファイバチャネルの
「オート・ネゴシエーション」機能により、8GFC製品は、接続された装置が使
用するデータ速度を自動的に判断し、必要であれば低いデータ速度で接続しま
す。
例えば、4GFC製品と接続されれば8GFC製品は4Gbpsで接続します。これは2GFC
製品と接続されても同様に正しい速度で接続されます。4GFC製品は今年末に市
場に投入され、数年にわたって広く市場に受け入れられると思われます。
ファイバチャネルは、小規模から大規模までの総てのエンタープライズ・ビジ
ネスのストレージ装置、あるいはSANのインタフェースとして今後も使用され
ていきます。

The Fibre Channel Industry Association Speed Forum Committee の議長で
あるSkip Jones氏は以下のように語っています。
「FCIAが、再度、ファイバチャネルの将来に明瞭で簡明なロードマップを提供
することで市場の分裂を抑制するお手伝いができたこと、また、標準化委員会
の技術者に対して市場の声を伝えられたことを喜ばしく思います。8GFCがロー
ドマップにあることにより、ディスクドライブのシリアル接続としてのファイ
バチャネルの将来は確固たるものです。将来の性能要求を満たし、同時に、過
去のそして現在の資産・投資を無駄にしないからです。私たちのロードマップ
により、サプライヤやユーザは、実績のあるファイバチャネル・ディスク、テー
プのアプリケーションを補完する将来の製品、アーキテクチャを企画すること
ができます。8GFC製品は、ファイバチャネルの幅広く使用されているSCSIを利
用したストレージ・アプリケーションに、最高のデバイス・レベル性能とバッ
クワード・コンパチビリティを提供します」


=ジャパンデータストレージフォーラム(JDSF)=
http://www.jdsf.gr.jp/
JDSFはデータストレージに関わるシステムインテグレーション技術の向上や、
データストレージ業界の市場拡大を目指す趣旨に賛同する企業からなる民間企
業主導のオープンな任意団体です。
主な活動は国内初のストレージ専門展示会や国内初のストレージ専門セミナー
などの立案・後援、ならびに業界専門書の出版や機器の相互接続性テストなど
を行い市場の活性化や情報の共有化などに貢献しております。

=The Fibre Channel Industry Association(FCIA)=
http://www.fibrechannel.org/
FCIAは製造者、システムインテグレータ、開発者、システムベンダー、業界ス
ペシャリスト、そしてエンドユーザからなる国際組織です。米国、日本の80以
上のメンバーと団体からなり、IT業界の巨大ストレージのなかで運用される数
多くのアプリケーションをサポートするため、広範なファイバチャネル基盤を
届けることを約束しています。
FCIAのワーキンググループは、ストレージ、ビデオ、ネットワーキングそして
SANマネージメントを含むすべてのマーケットをターゲットとし、いくつかの
重要な技術問題に焦点を当てて活動しています。


=お問い合わせ=
ジャパンデータストレージフォーラム(JDSF)事務局
担当:稲村 眸
〒103-0011
東京都中央区日本橋大伝馬町12-19 TIDビル
株式会社日本ネットワークストレージラボラトリ 内
 E-Mail : info2@jdsf.gr.jp
 TEL : 03-3666-6595
 FAX : 03-5623-5299
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