Sigfoxで生活を楽しくする「IoTアイデアコンテスト」を開催

 京セラ株式会社の関連会社である京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は、2018年12月8日(土)に『Sigfoxで生活を楽しくする「IoTアイデアコンテスト」』を開催しました。



 Sigfoxは低コスト、低消費電力、長距離伝送を特長としたグローバルIoTネットワークです。日本国内においてはKCCSがSigfoxネットワークを運営する通信事業者として、ネットワークサービスを提供しています。本コンテストは未来を担う学生の皆さんを対象に、本年7月23日(月)から9月20日(木)までの期間、Sigfoxを活用した、生活を楽しく、便利で、快適にするアイデア(プロトタイプ部門、アイデア部門)を募集し、全国から71件もの素晴らしいアイデアを応募いただきました。

 審査委員長にオープンなコンピュータアーキテクチャ「TRON(トロン)」の構築で知られる坂村 健 氏『INIAD(東洋大学 情報連携学部)学部長』を迎え、厳正なる書類選考を勝ち抜いた15組のファイナリスト(プロトタイプ部門10組、アイデア部門5組)が、北は岩手、南は沖縄から東京に集結し、本選でのプレゼンテーションに挑みました。


 ファイナリストの皆さんは、これまで時間と労力をかけ練り上げたアイデアや、製作したデバイスのデモを力強く披露しました。トイレの水量データ収集による高齢者の排泄障害の早期発見、高齢化・後継者不足に悩む畜産農家向けの業務軽減など、身近な課題、それぞれの地域ならではの課題をSigfoxの特長を活かして解決する発想豊かなアイデアが次々と発表されました。審査委員の質問に緊張しながらも、アイデアのきっかけとなった体験や創作過程での苦労を話す場面では笑顔もこぼれていました。結果発表では、各部門の最優秀賞、優秀賞に審査委員長の坂村氏からトロフィーが、KCCS代表取締役社長 黒瀬善仁から賞金(パネル)が、それぞれ贈呈されました。



<受賞作品>

プロトタイプ部門

■最優秀賞

「小型水力発電によるバッテリーレス・スマート消火器」

 慶應義塾大学 大学院 山本 浩之さん

万が一、火災が発生した際には、消火作業、消防署への通報、避難と、気が動転して何を優先すればよいか分からなくなることが想定されます。このような課題に対し、小型水力発電機を搭載した消火器を使って消火作業をすると、消火時のエネルギーで発電し、その電力で自動的に消防署にデータ通報を行うスマート消火器のアイデアを発表いただきました。


■優秀賞

「水の都の水先案内人」

 阿南工業高等専門学校 小野瀬 博貴さん / 福本 小夏さん


「格安スマート水田でIoT導入を手軽に実現」

 東京電機大学 西垣 一馬さん / 河西 達彦さん


アイデア部門

■最優秀賞

「RAKU☆CHIKU(らくちく)」

 都城工業高等専門学校 遠矢 健太さん / 細屋 直樹さん

宮崎県都城市は畜産業が盛んで、大規模な畜産農家だけでなくすべてを人手で行う小規模な畜産農家も多い地域です。そのような農家の方々の作業を軽減するアイデアとして、センサを使ってサイロ内の飼料の残量確認ができ、また牛の体にセンサを取り付け転倒検知できる仕組みを発表いただきました。


■優秀賞

「Seekfox」

 日本大学 大学院 竹平 幸矢さん


審査委員長 坂村 健 氏 総評

 全71組から選抜されているだけあり、今すぐにでもビジネスにつながりそうなアイデアが揃いレベルの高いコンテストになったと思います。スマホや高機能通信がこれだけ当たり前にある世の中で、なぜSigfoxを使うのか、Sigfoxの特長を活かしきれているかどうかが審査のポイントになりました。自分のアイデアをブラッシュアップしてぜひまた挑戦してください。来年のコンテストも期待しています。


本コンテストにご参加いただきました皆さん、誠にありがとうございました。

来年もたくさんのご応募をお待ちしております。


当日の風景は以下URLにてご覧ください。

https://www.kccs.co.jp/ict/topics/2018/021/


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