「サッカーのために特別に考案された方法論的原則」を 正しく理解するための“完全読本”『戦術的ピリオダイゼーション再考』が8月5日に発売

    「戦ピリとは何か?」は「モルフォシクロ」が教えてくれる

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    2025年8月5日 11:20
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    株式会社カンゼン(東京都千代田区)は、正真正銘の「戦術的ピリオダイゼーション完全読本」『戦術的ピリオダイゼーション再考 「モルフォシクロ」の体系的な反復がサッカー選手を最適化させるのはなぜか?』を2025年8月5日に刊行します。

    『戦術的ピリオダイゼーション再考 「モルフォシクロ」の体系的な反復がサッカー選手を最適化させるのはなぜか?』 書影
    『戦術的ピリオダイゼーション再考 「モルフォシクロ」の体系的な反復がサッカー選手を最適化させるのはなぜか?』 書影

    「戦ピリとは何か?」は「モルフォシクロ」が教えてくれる

    「サッカーのために特別に考案された方法論的原則」を正しく理解するための“完全読本”

    いまだ完全に理解されているとは言い難い「戦術的ピリオダイゼーション」(サッカーのために特別に考案された方法論的原則)を、同方法論の核となる「モルフォシクロ」(ゲームとゲームの間のトレーニングサイクル)を通して、サッカー以外のさまざまな学問から再考した“公式本”。サッカーのトレーニング科学の深い知見を著者が提供し、同方法論の創案者ヴィトール・フラーデ教授の指導のもと、「構造化トレーニング」の創案者パコ・セイルーロ教授が監修した、正真正銘の「戦術的ピリオダイゼーション完全読本」。

    ※「モルフォシクロ」とは、ゲームとゲームの間のトレーニングサイクルのこと

    サンプルページ

    「モルフォシクロ」
    「モルフォシクロ」
    パラビオシスに関する図解
    パラビオシスに関する図解
    根本的と補完的の図式
    根本的と補完的の図式
    ヴィトー ル・フラーデ教授とは
    ヴィトー ル・フラーデ教授とは
    トレーニングにおける理論の年代別および進化的合成
    トレーニングにおける理論の年代別および進化的合成
    「戦術的ピリオダイゼーション」
    「戦術的ピリオダイゼーション」
    戦術的超次元
    戦術的超次元

    目次

    備忘録

    監修者はじめに 

    要約

    第一章 導入
       研究の適切性、目的、構造と仮説
     本書の内容

    クラブチームにおける「モルフォシクロ」Ⅰ~ジョゼ・タヴァレス

    第二章 文献レビュー
    一 概念の明確化と知識の現状
    二 トレーニングにおける理論の年代別および進化的合成

    クラブチームにおける「モルフォシクロ」Ⅱ~ジョゼ・タヴァレス

    第三章 研究による方法論の紹介
    一 「戦術的ピリオダイゼーション」

    クラブチームにおける「モルフォシクロ」Ⅲ~ジョゼ・タヴァレス

    第四章 「モルフォシクロ」
    一 「モルフォシクロ」:色分け
     カラーシンボル
     自己再生サイクル
     アルントシュルツの法則
    二 特異性
    三 強度
     記憶における感情の役割
     集中力をトレーニングできる証拠
     負荷の管理能力も鍛えることができる

    クラブチームにおける「モルフォシクロ」Ⅳ~ジョゼ・タヴァレス

    第五章 戦術
    一 超次元的な「発展」におけるデカルト主義の理解
     戦術的超次元
     戦術的・戦略的次元
    二 質の定量化
    三 スポーツ形式
    四 分割できない全体性:複雑な現象における不変性
     「集団的存在」:私たちの種を形成する特徴としての協調性
     細胞レベルでも……
     コネクトーム
     集団であること:オキシトシンの役割
     共感
     人間の生理学におけるカオスとフラクタル:融合(感覚を含む)の優位性

    クラブチームにおける「モルフォシクロ」Ⅴ~ジョゼ・タヴァレス

    第六章 運動器学
    一 精神運動学の多分野的視点
     随意運動:補足運動野の役割
     自動化された動き:基底核の役割
     反射運動
    二 筋緊張の組織化
     固有受容器
     筋緊張、指導、学習

    代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅰ~マリサ・シウヴァ

    第七章 戦術―技術
    一 戦術的次元(多様性)
    二 意図
     生化学的レベルでもなされる(ニューロ)モジュレーション
     神経新生
    三 ATPの二重機能

    代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅱ~マリサ・シウヴァ

    第八章 適応
    一 活動が筋肉にどのように適応を引き起こすか?
     筋肉は異質で適応可能
     筋力トレーニング
     一・一 メカノバイオロジー:水曜日の「機械生物学的」持続可能性
     筋肉細胞における生物学
     一・二 スプリントの生理学:金曜日の類推
    二 エピジェネティクスと代謝
     二・一 エピジェネティック・ランドスケープ
     細胞の記憶
     転移因子
    三 疲労

    代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅲ~マリサ・シウヴァ

    第九章 ゲームにおける科学的計画
    一 プレーイングモデル
     プレーイングモデルとしての「事前意図」:超次元的な計画
    二 プレーイングアイデアからプレーイングモデルへ
     一 発達の可塑性:接続の形成
     二 モジュレーションの可塑性:脳とその歴史
     三 修復の可塑性:脳とその再生能力
     四 別の可塑性について
    三 体系テム的モデル化
     形の出現と消滅
     三・一 相互作用の原則
    四 「方法論対方法」という「二項対立のジレンマ」
    五 方法論的原則
     五・一 傾向性の原則
     五・二 特異性による水平交替の原則
     五・三 複雑な進歩の原則
    「カフェ・コン・レイチ」:論理の中の副論理

    代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅳ~マリサ・シウヴァ

    第十章 知への貢献
    一 エピジェネティクスの再発見
     エピジェネシスからエピジェネティクスへ
     環境の重要性
     神経ダーウィニズムと脳のエピジェネシス
     想像と象徴
    二 別の「視点」から「モルフォシクロ」の複雑性を再考する
     「モルフォシクロ」のアルゴリズムパターン
     「モルフォシクロ」 の複雑かつ体系的な観察の基準

    代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅴ~マリサ・シウヴァ

      結論

    訳者あとがき

    参考文献

    プロフィール

    ■著者
    ジョルジュ・コウト・レイス(Jorge Couto Reis)
    1989年12月2日生まれ、ポルトガル出身。ポルト大学スポーツ学部のヴィトール・フラーデ教授の教え子。UEFA Proライセンスを所持し、現在はFIFAのタレントコーチ。過去にはFCバルセロナのテクニカルダイレクター、山東泰山のテクニカルダイレクター、FCポルトのジュニア年代の監督などを務めた。本書はバルセロナのINEFCでの修士課程における長年の研究成果で、フラーデ教授の指導だけでなく、パコ・セイルーロ教授の監修も受けた。また、知覚と行動の生理学、統合生理学、形態遺伝学、動的システム理論などを専門とする科学者や、「戦術的ピリオダイゼーション」を実践する指導者、さらにはシャビ・エルナンデスなどのインタビューを行った。

    ■監修者
    安田好隆(やすだ・よしたか)
    1984年9月19日生まれ、東京都出身。JFA Proライセンスコーチ。2007年に単身メキシコへ渡り、育成年代の監督やトップチームのフィジカルコーチなどを歴任。2011年にポルト大学スポーツ学部大学院に進学。同大学のヴィトール・フラーデ教授が創案した「戦術的ピリオダイゼーション」を学び、クラブ全体で同方法論を採用するFCフォスのU-19監督を務め、著者のジョルジュ・コウト・レイスとともにFCポルトのジュニア年代の指導も経験した。帰国後は東京ヴェルディ、柏レイソル、アルビレックス新潟、大分トリニータ、ガンバ大阪、水戸ホーリーホックでコーチを務めた。

    ■訳者
    本文:ポルトガル語
    村松陸(むらまつ・りく)
    2000年1月20日生まれ、山梨県出身。甲府第一高校を卒業後、名桜大学へ進学。サッカークラブのポルトガル語通訳になるという夢を抱き、19歳でブラジルに渡り約1年間の語学留学を経験。2021年に大分トリニータのポルトガル語通訳に就任。2024年は関東リーグ1部の南葛SCのポルトガル語通訳。2025年からは横浜FCのポルトガル語通訳を務める。

    インタビュー:スペイン語
    高野鉄平(たかの・てっぺい)
    1976年、福岡県生まれ。ライター、翻訳者。ウェブメディアや雑誌・書籍などで主にスポーツ関連のメディア業務に携わる。訳書に『ポジショナルフットボール教典 ペップ・グアルディオラが実践する支配的ゲームモデル』『組織的カオスフットボール教典 ユルゲン・クロップが企てる攪乱と破壊』『LeBron』『流浪の英雄たち シャフタール・ドネツクはサッカーをやめない』『神よ、ペップを救いたまえ。』(いずれも小社)、『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』(ベースボール・マガジン社)など。

    書誌情報

    書名:『戦術的ピリオダイゼーション再考 「モルフォシクロ」の体系的な反復がサッカー選手を最適化させるのはなぜか?』
    ISBN:978-4-86255-762-9
    著者:ジョルジュ・コウト・レイス
    監修者:安田好隆
    訳者:村松陸、高野鉄平
    ページ数:600P
    判型:四六判
    定価:3,300円(本体3,000円+税)
    発売日:2025年8月5日
    出版社:カンゼン
    商品URL:https://www.kanzen.jp/book/b10143534.html

    【この件に関する問い合わせ先】

    株式会社カンゼン
    宣伝プロモーション部
    担当:伊藤真
    TEL:03-5295-7723
    MAIL:ito@kanzen.jp

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