クラウド管理型無線LANソリューション Zyxel「Nebula」が大幅に機能拡張  802.11ac Wave2にも対応!

ライセンス管理も楽なクラウド型無線LAN  現場へ行かず、全国拠点を簡単運用

日本ソルテック株式会社(代表取締役:長岡 保之)が日本国内で販売する台湾のグローバルネットワーク機器ベンダー Zyxel(ザイセル)Communications Corp.のクラウド管理型無線LAN「Nebula(ネブラ)」シリーズは、日本語表示にも対応した見やすく分かりやすい操作画面を備えたクラウド上のWebブラウザベースアプリ「Nebulaコントロールセンター(NCC)」から、全国各地に設置されたNebulaデバイスを統合管理できます。クラウド経由のゼロタッチコンフィグレーション、設定同期、自動ファームウェアアップデートなどの機能を有し、従来の「オンプレ型」よりも圧倒的に早く、簡単に、無線ネットワークを構築・運用できるのが特徴です。また、一般的なクラウド製品に多い継続支払いの「サブスクリプション型」のライセンスだけでなく、一度の購入で永続的に使用し続けられる「買い切り型」、追加費用のかからない「無償版」ライセンスも用意しており、ライセンス管理の煩わしさからも解放されます。


Zyxel Nebulaシリーズは、発売当初のPhase1から始まり、世界中のユーザーの要望を取り入れながら段階的に機能追加し、進化してきました。この度2018年9月のPhase5アップデートにより、大幅な機能拡張と802.11ac Wave2モデルのリリースが行われ、更に強力なネットワークソリューションとして新たなステージに突入しました。


Nebulaプロダクト


【背景】

日本ソルテック株式会社が2017年1月より販売を開始しているZyxel社Nebulaシリーズは、無線LANアクセスポイント、ネットワークスイッチ、セキュリティゲートウェイ製品とこれらのデバイスを管理するNebulaコントロールセンター(NCC)からなるクラウド型ネットワーク製品として設計されています。

エンタープライズ環境へセキュアなネットワークを手軽に構築・運用できる機能を備え、端末・APからゲートウェイまでのエンドツーエンドのセキュリティにも対応する一方、デバイス1台から数万台規模までの容易なスケールアウト機能や、複数の組織の全国各拠点をクラウド上で一括管理できる機能も備えており、日本でも多くのお客様からご好評を頂いております。


日本ソルテック株式会社: http://www.sol-tec.co.jp/



【クラウド管理型のメリット】

従来の「オンプレ型」のネットワーク機器では、新規のネットワークを構築する際に、デバイス1台毎に機器のファームウェアバージョン合わせとコンフィグ設定が必要で、キッティングに多大な作業工数が掛かっていました。

また、機器設置後も、日々の運用の中で発生するトラブルに対して、エンジニアを現地に派遣しなければならない、あるいはログ確認のために遠隔からリモートログインできるよう複雑なVPNを構築しなければならない、といった手間が掛かっていました。

特に無線のネットワークでは、拠点の複数のアクセスポイントを管理し、エンタープライズ向けのセキュアな認証設定を行うのに、無線コントローラーや認証サーバーといったデバイスを設置する必要がありました。


上記のような工数、費用を削減し、これまでよりも楽に、早く、ネットワークを構築・運用できるのが、クラウド管理型ネットワークの魅力です。



【Nebula製品の特長】

Zyxel Nebulaは、無線LANアクセスポイント、ネットワークスイッチ、セキュリティゲートウェイの全製品群を画一化されたシンプルなクラウド管理画面で制御でき、日本語表示にも対応しています。

機器の最新ファームウェアはクラウドから任意のタイミングで自動配信、アップデートされます。ゼロタッチコンフィグレーションにより、機器のコンフィグはいつでもどこでもクラウド上で設定しておき、現地ではデバイスをケーブル接続するのみで、自動的に設定されます。現地にネットワークに詳しいエンジニアがいる必要はありません。


<日本語表示対応のクラウド管理画面(Nebulaコントロールセンター)>


■情報流出や不正アクセスに対するZyxel Nebulaのセキュリティとクラウド認証機能

無線ネットワーク環境では、盗聴・なりすましによる脅威が懸念されます。Zyxel Nebulaはエンタープライズセキュリティに対応し、WPA2-AESによる無線通信の暗号化に対応。接続している端末もリストで一覧表示されます。加えて、高額なRADIUSサーバーを拠点へ設置せずに、ユーザー認証やデバイス認証を実現するクラウド認証機能を標準機能として実装しており、802.1X認証やCaptive Web Portal認証、MACアドレス認証といった認証方式の中から、お客様のニーズに合ったセキュリティ環境を低コストで容易に構築することができます。更にクラウド認証機能ではユーザーやデバイスの登録数も無制限となっています。


■クラウドからわずか数クリックで簡単に構築できるZyxel Nebulaの無償のVPN

遠隔の拠点同士を接続するサイト間VPN、データセンターや本社といった主要拠点にあるサーバーへ各地の支社拠点からアクセスするようなハブ&スポーク型VPN、社員が自宅から社内のネットワークにアクセスするためのL2TPといったVPNの構築には、専門知識をもったエンジニアが複雑なコマンドを入力し、多数のネットワーク機器を用いた結合試験を行うなど、多大な工数がかかっていました。Zyxel NebulaのNSGシリーズ(Nebulaセキュリティゲートウェイ)を導入すれば、クラウド上のNCCでいくつかの項目をクリック・入力していくだけで、手軽にセキュアなVPNを構築できます。


■UTM機器無しで実現できるZyxel Nebulaのファイアウォール機能

NSGシリーズでNebulaセキュリティライセンスを有効化すれば、UTM機器に実装されているようなファイアウォール機能を利用できます。送信元/送信先IP・通信ポートに基づくファイアウォール、ポリシールートの設定や、業務に関係無いサイト、青少年に有害なコンテンツを含むサイトへのアクセスを拒否するコンテンツフィルタリングといった機能を、UTM機器無しで、クラウド上で設定し実装することができます。



【Nebulaライセンス体系】

一般的なクラウド管理型ネットワーク製品では、ライセンスのサブスクリプションにかかるランニングコストと、ライセンス更新手続きの煩わしさがネックになっていました。


この点、Zyxel Nebulaは柔軟な3タイプのライセンス形態を用意しています。


(1)プロフェッショナルパックライセンス

従来のポイントベースのライセンス形態です。ライセンスが有効な間はNCCによるクラウド管理のフル機能を利用できます。ポイントを購入し継ぎ足すことで、ライセンスの有効期限を延長することができます。


(2)ライセンスフリー

ユーザーは有償のライセンスを購入しなくても、クラウド管理の限定された機能を継続的に利用することができます。ランニングコスト無しで基本的な通信は永続的に使用可能です。上記(1)の「プロフェッショナルパック」でポイントが無くなりライセンスが失効した場合、こちらのライセンスフリー版にダウングレードされます。


(3)リミテッド・ライフタイム・ライセンス(LLL)

デバイスを半恒久的にクラウド管理できる買い切り型のライセンスです。年間のサブスクリプション費用を気にすることなく、クラウド管理をフル機能で継続的に利用したいユーザーにお勧めです。



【Phase5アップデートにおける主な追加機能について】

Zyxel Nebulaは発売当初のPhase1から、Phase2→Phase3…と段階的に機能追加し、進化を遂げてきました。この度Phase5アップデートに伴い、下記の新機能が実装されます。


■Nebulaコントロールセンター(NCC)

・Nebulaモバイルアプリのプッシュ通知をサポート。

・NCCの日本語表示をサポート。

・デバイスの写真を複数枚NCCに掲載可能。

・デバイスのファームウェアアップデートをデバイス個々に別々の時間に設定可能。

・初期セットアップウィザードの強化。

・コンフィグ設定の同期(コピー)機能を追加。


■無線LANアクセスポイント(NAP102/NWA1123-AC HD)

・SSIDと認証設定のNCCのGUIを強化。

・Facebookログインメカニズムとポータルリダイレクト機能を強化。

・クライアントステアリング(無線接続時のRSSI閾値)の詳細設定をサポート。

・レイヤ2ローミングメカニズムの改善。

・802.1X認証されたクライアントのユーザー情報の表示。

・クライアントの使用状況とリンク速度の表示に関するイベントログを強化。

・クライアントページでデバイスがサポートする802.11機能(a/b/g/n/ac)を表示。


■ネットワークスイッチ(NSWシリーズ/GSシリーズ)

・スイッチのIPフィルタリングルールON/OFFの切り替え。

・ダウンリンクのクライアントのみをリストアップ可能。

・スイッチのRSTPステータスの明確化。


■セキュリティゲートウェイ(NSGシリーズ)

・ゲスト用ゾーンインターフェースアドレッシング機能を追加。

・Nebula以外のデバイスのVPNフェールオーバーのための第2ピアIPの作成。

・ライブツールにてソースIPを使用してのPingチェックをサポート。

・WANインターフェースのコネクティビティチェック機能を追加。

・ポリシールート、コンテンツフィルタリング、アンチウイルス機能を追加。

・VPNトンネルトラフィック使用統計情報を追加。

・宛先ネットワーク情報と優先度での帯域幅管理機能を強化。

・トラフィックログをUSBストレージへ保存する機能を追加。

・新しいカテゴリーのイベントログを追加。


■802.11ac Wave2対応高性能無線LANアクセスポイント NWA1123-AC HDをリリース

NWA1123-AC HDはNebula Flex技術により、スタンドアローン(オンプレ型)/Nebula(クラウド管理型)モードを切り替えて使用できるAPです。最初は少数のAPをスタンドアローンモードで使用して、APの増設と共に集中管理が必要になってきたときにNebulaクラウド管理モードに切り替えて使用するといった使い方が可能で、ネットワークの拡張にも柔軟に対応できます。また、802.11ac Wave2規格をサポートしており、特に1APあたりの端末数が多い高密度環境でのスループットを向上できます。(※クライアント端末側もWave2規格に対応している必要があります。)



【Nebula導入事例】

■日本

国内では、様々な業種のエンドユーザー様にNebulaを導入頂いております。

介護施設のお客様では、「設備増強に伴い急ぎで無線エリアを広げたい」とのご要望に対して、Nebulaのゼロタッチコンフィグレーションにより迅速にAPを増設できました。

飲食店のお客様では、ある日LANケーブルの損傷によりネットワーク障害が発生しましたが、Nebulaのオフラインアラートメール機能により、素早く原因が特定、復旧に至りました。

セミナー会場のお客様では、ビルの1フロアで300台近くもの端末が接続される高密度環境で他ベンダーのAPを使用していましたが、接続断や遅延が発生したため、NebulaのAPにリプレースして頂きました。その結果、クラウドから端末数やトラフィックを把握し、Nebula のロードバランス機能により各APへの接続端末数を均等化することができ、トラブルの無い快適な無線ネットワークをご利用頂いております。


■海外

台湾のベンダーであるZyxelは世界各国にプロダクトを提供しています。その中でもNebulaシリーズは、ヨーロッパ、中東、アジア、北米など世界各国の様々な業種で採用され、オフィス、病院、教育施設、ホテル、小売店舗、倉庫、ミュージアム、サッカー競技場、イベント会場など、様々な環境のネットワークで利用されています。


■デモサイト、デモキットを御用意

Zyxel Nebulaのデバイスを使って、実際にクラウドでのネットワーク管理を体験して頂いてから製品購入をご検討頂くこともできます。ご希望の際はお気軽に弊社までお問い合わせください。NCCの操作画面は以下のURLのデモサイトで確認することができます。


Nebulaデモサイト: https://nebula.zyxel.com/

Account(Email) : Nebula@zyxel.com

Password    : NebulaDemo

上記デモアカウントでLoginしてください。



【Zyxel Communications Corporationについて】

世界150ヶ国、700,000以上の企業へ、約30年にわたりネットワーク機器の提供を行ってきた、台湾に本社を置く企業です。日本ソルテック株式会社では、安定した経営基盤と、高い技術を応用した製品ラインナップを持つZyxelと2015年より正規代理店契約を結び、日本での販売を開始しました。


■会社概要

商号  : 日本ソルテック株式会社

代表者 : 代表取締役 長岡 保之

所在地 : 〒243-0417 神奈川県海老名市本郷4156-11

設立  : 1996年4月

事業内容: システム製品販売事業など

資本金 : 9,000万円

URL   : http://www.sol-tec.co.jp/



【本サービスに関するお問い合わせ先】

日本ソルテック株式会社 営業部

Zyxel Nebula 広報担当: 山崎 聡士

Tel         : 044-210-0438

E-Mail        : nw-sales@sol-tec.co.jp

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