高精度AI翻訳プラットフォームサービス 「COTOHA Translator(TM)」が中国語翻訳に対応

~最新のニューラルマシントランスレーション技術を活用し、 従来技術に比べ約30~80%高い精度の自動翻訳を実現~

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、ビジネス文書の高精度な翻訳が可能なAI翻訳プラットフォームサービス「COTOHA Translator(TM)」において、従来の英語翻訳機能に加え、中国語翻訳機能(以下 本機能)の提供を、2018年10月4日より開始します。



1. 「COTOHA Translator(TM)」の概要

 「COTOHA Translator(TM)」は、最新のニューラルマシントランスレーション(以下 NMT)技術※1と、NTTグループの強みである日本語解析技術、および株式会社みらい翻訳と国立研究開発法人 情報通信研究機構との共同開発による翻訳エンジンを活用することで、ビジネスで利用できる水準の翻訳を実現しました。英語翻訳においては、TOEIC 900点以上に相当する精度をマークしています。

 同サービスでは、PowerPointなどMicrosoft Office形式のファイルをドラッグ&ドロップするだけで、元のレイアウトのまま短時間で翻訳することが可能です。



2. 背景

 現在、ビジネスにおける日本語と中国語との翻訳ニーズは、英語に続き2番目に大きな規模であると言われています。また、中国経済の拡大に伴い翻訳ニーズは今後も伸び続けることが予想されており、製造業をはじめとした中国と関連するビジネスを展開するお客さまからも、高精度な中国語翻訳を利用したいという強いご要望をいただいていました。



3. 本機能の特長

(1) NMT技術による高精度な中国語翻訳

 英語翻訳で用いている最新のNMT技術を中国語翻訳にも適用することで、これまでにない優れた翻訳精度を実現しました。従来の技術に比べ※2、日本語から中国語への翻訳精度は約30%、中国語から日本語への翻訳精度は約80%向上しています。※3

 文章の翻訳サンプルについては[別紙1]を参照ください。


[別紙1]文章の翻訳例

https://www.atpress.ne.jp/releases/166812/att_166812_1.pdf


(2) ファイルを丸ごと翻訳し、劇的な業務効率化に貢献

 英語翻訳でお客さまに高く評価いただいているファイル翻訳機能にも対応します。一般にインターネットの無料翻訳サービスを利用してビジネス文書を翻訳する場合には、コピー&ペーストを繰り返したりレイアウトを調整するなど多くの手作業が必要になりますが、本サービスではブラウザ上にドラッグ&ドロップするだけで、翻訳された資料が完成します。

 ファイル翻訳機能の翻訳サンプルは[別紙2]を参照ください。


[別紙2]ビジネス文書の翻訳例

https://www.atpress.ne.jp/releases/166812/att_166812_2.pdf


(3) 社内用語や専門用語の辞書登録による精度の向上が可能

 ユーザ辞書登録機能などにより、汎用的な翻訳エンジンでは正確な訳出が困難な社内用語や専門用語の翻訳にも対応可能です。お客さま自身で単語を登録し、精度を上げることができます。



4. 対応言語

 日本語から中国語(簡体字)、および中国語(簡体字)から日本語



5. 利用料金

 月額8,000円/1IDから(「ベーシックプラン」の場合。最低利用ID数は10)

 詳細はNTT Com営業担当者までお問い合わせください。



6. 今後の展開

 お客さまのご要望などを踏まえ、順次、対応言語を拡充していきます。



※1:ニューラルマシントランスレーション(NMT)とは、脳の神経回路を模したニューラルネットワークを用いる機械翻訳技術です。膨大な対訳データを機械学習することで、高精度な翻訳を実現します。

※2:統計的機械翻訳技術(SMT:Statistical Machine Translation)との比較。

※3:日本語、中国語それぞれのサンプル文章(400字詰原稿用紙約35枚程度)に対して、従来型エンジン(SMT)と新エンジン(NMT)による翻訳を実施。複数の翻訳専門家が訳文を「情報伝達度」と「流暢度」の2つの観点で読み比べて5段階評価を行い、その平均スコアを算出して比較した結果です。


* 記載されている会社名、製品名やサービス名は各社の登録商標または商標です。



■関連リンク

COTOHA Translator(TM)

https://www.ntt.com/business/services/application/ai/cotoha-translator.html

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

  • 会社情報