TRIPLE-1、従来マイニングマシンの消費電力 約 50%削減に成功  ハイパースペックの性能数値も公表

7nm ASICチップを搭載したマイニングマシン『KAMIKAZE』の性能評価が完了

株式会社 TRIPLE-1(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役:山口 拓也)は、本日 2018年9月11日(火)、7nm ASICチップ(台湾・TSMC社製)を搭載した、マイニングマシン「KAMIKAZE」の性能評価値を公表します。


2018年11月末出荷予定の初期量産モデルイメージ


■ 7nm ASICチップ(台湾・TSMC社製)搭載 マイニングマシン「KAMIKAZE」の性能評価値を公表


この度、7nm ASICチップ(台湾・TSMC社製)を搭載した、マイニングマシン「KAMIKAZE」の性能評価テストにおいて、以下の結果を確認しました。


●「KAMIKAZE」 性能:エコ性能

Hashrate(ハッシュレート)  :14.5 TH / s ± 5%(※ノーマル時)

Power Consumption(消費電力):750 W ± 5%

Power Efficiency(電力効率) :0.052 W / GH ± 5%


現在、正式に製品化されている、ビットコイン用マイニングマシンは、16nm ASICチップの搭載が主流になっており、世界の同市場においては、中華圏のマイニングマシン装置製造企業が、市場全体の約 87%以上を占めています。(※参照1)


中華圏のマイニングマシン装置製造企業の中には、2018年度のユニコーン企業(※)リストに名を連ね、150億米ドル以上(約 1兆6,650億円)の価値をつけている企業も存在します。(※参照2)


(※)ユニコーン企業とは:企業としての評価額が 10億米ドル(約 1,110億円)以上の非上場ベンチャー企業を指す。


16nm ASICチップが搭載された、主流マイニングマシンの性能は、以下の通りです。


● 16nm ASICチップ搭載の主流マイニングマシン:

Hashrate(ハッシュレート)  :14.5 TH / s ± 10%

Power Consumption(消費電力):1,350 W ± 10%

Power Efficiency(電力効率) :0.093 W / GH ± 7%


世界最先端 7nm ASICチップ(台湾・TSMC社製)を搭載した、マイニングマシン「KAMIKAZE」は、16nm ASICチップが搭載された、主流マイニングマシンのHashrate(ハッシュレート)値と同数値でありながら、Power Consumption(消費電力)値を、約 50%近くの大幅な削減に成功しました。


尚、ビットコイン・マイニングにおける難易度(Difficulty)の上昇に伴い、昨今では、より高い演算能力(Hashrate/ハッシュレート)を求める傾向も見られる為、高ハッシュパワーモデルの製造検討も進めています。


その結果、高ハッシュパワー性能評価テストにおいて、以下の数値が確認されました。


●「KAMIKAZE」 性能:高ハッシュパワー性能

Hashrate(ハッシュレート)  :33.0 TH / s ± 5%(※ノーマル時)

Power Consumption(消費電力):2,000 W ± 5%

Power Efficiency(電力効率) :0.061 W / GH ± 5%



■マイニングファーム事業者向けにオーダースペックのマイニングマシンを受付開始


世界最先端 7nmASIC チップ(台湾・TSMC社製)を搭載した、マイニングマシン「KAMIKAZE」を、地域・環境特性・事業モデル等に合わせた形で、性能と製造コストのバランスを考慮し、チップ数や筐体サイズ等を最適化させた、マイニングマシンの開発・製造を開始します。



■更なる革新的な開発がより現実的に


株式会社 TRIPLE-1は、世界最先端 7nm ASICチップ(台湾・TSMC社製)を搭載した、マイニングマシン「KAMIKAZE」の開発を、2017年2月より進めてきました。

開発着手から約1年半が経過した 2018年9月11日、ついに性能評価テストの結果を公表するに至りました。


2018年11月末頃より、初期量産型マイニングマシンの出荷が開始出来ると見込んでいます。


今回、「KAMIKAZE」性能評価テストの結果により、現在並行して進行中の開発が、さらに現実的なものになりました。


取締役 CTO 尾崎 憲一は、

「本来、日本が持つ優れた半導体製造技術を復活させ、世界が求めるメイド・イン・ジャパンの品質で、マイニングマシンのみならず未来のブロックチェーン技術にイノベーションを興します」とコメント。


今後も株式会社 TRIPLE-1は、「無謀と言われた挑戦が、今日からの当たり前になる。」という志のもと、「世界一のモノづくり」を目指し続けます。



※参考:過去のプレスリリース

(※1)設計完了(テープアウト) 時(2018年4月11日)

   https://www.atpress.ne.jp/news/154250

(※2)シリコンウェハー、サンプルチップ 完成時(2018年8月20日)

   https://www.atpress.ne.jp/news/163518

(※3)サンプルボード、プロトタイプユニット 完成時(2018年8月21日)

   https://www.atpress.ne.jp/news/163519

(※4)チップ機能検証 完了時(2018年9月6日)

   https://www.atpress.ne.jp/news/165254




(※参照1) 2017年 ビットコイン用マイニングマシン市場における主要TOP5社の業界シェア率 他(Frost & Sullivan社調べ)

(出典: http://www.hkexnews.hk/APP/SEHK/2018/2018051401/a15303/ECNI-20180514-14.PDF )


(※参照2) 北京Xiaoxiu実行技術有限公司(AI財経社)による報道( 2018年8月4日)

(出典: https://news.html5.qq.com/share/5986648664550122676?url=http%3A%2F%2Fkuaibao.qq.com%2Fs%2F20180804A0DW8S00&ch=060000 )



■会社概要

商号 : 株式会社 TRIPLE-1

代表者: 代表取締役 山口 拓也

所在地: 〒812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東1-14-20 ITビルII 7階

設立 : 2016年11月

資本金: 36億6,289万5,398円(資本準備金含む)

URL : http://triple-1.com/

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