2018年秋季特別展1「アメリカ古代文明 超自然へのまなざし...

2018年秋季特別展1 「アメリカ古代文明 超自然へのまなざし」9月8日(土)より開催

MIHOコレクションから、アメリカ古代文明の優品100点

MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町、館長:熊倉功夫)は、2018年(平成30年)

9月8日(土)~ 10月8日(月・祝)の間、秋季特別展1「アメリカ古代文明 

超自然へのまなざし」を開催いたします。

一万数千年前に、東アジアからアメリカ大陸北部に到達した人々は、数千年かけて

アメリカ大陸南端まで到達し、各地で独自の文明を築きました。

本展は、芸術性の高い逸品が揃うMIHO古代アメリカコレクションから、初公開と

なるアンデスの染織品4点を含む約100点の作品を公開いたします。

アメリカ大陸最古の文明といわれるオルメカ文明を中心に、マヤ文明、アステカ文明

など三千年に亘る作品を通して、自然や宇宙の神秘に寄り添ってきたアメリカ古代

文明を紐解いていきます。


■開催趣旨

紀元15世紀、“旧大陸”の人々が“新大陸”を“発見”した時、すでにそこには一万数千年

に及ぶ人々の営みがありました。彼らは厳密な暦を発達させ、宇宙と自然の循環に

そった文明を創りあげていたのです。その精神世界では、人間が超自然の世界の

助けと慈愛を必要とするのと同様、神々が活動できるためには人間の介入が必要

でした。これは古来、厳しい自然環境の変化と、その中で行われる農耕、及び天体の

運行に人間(主に首長)が責任を担ってきたことを表すもので、正しい時に正しく

儀式を行うことが、彼らの宇宙を存続させるのに不可欠だったのです。

展示では、彼らの残した石彫、陶器、金属工芸、染織品など100余点を展観し、

暦と歴史的な儀式、生死をかけた球戯、神聖なチョコレートなどの話題にも触れ

ながら、彼らの三千年にわたる足跡をたどります。


■展覧会名:秋季特別展1「アメリカ古代文明 超自然へのまなざし」

■英語タイトル:Autumn session1:

      “Ancient Civilizations of the Americas: The Human and the Supernatural”

■開催期間:2018年(平成30年)9月8日(土)~ 10月8日(月・祝)

■会  場:MIHO MUSEUM

    〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300  TEL.0748-82-3411

■主  催:MIHO MUSEUM、京都新聞

■後  援:滋賀県、滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、

      エフエム京都                                           

■担当学芸員: 稲垣 肇(MIHO MUSEUM学芸員)

■展示総数:約100点

■展示構成:

 第一章 多彩なる文化 ― 様々な人体表現

 第二章 仮面 ― 超自然の力を着る

 第三章 ヒスイ ― 緑色に託された生命力

 第四章 神々 ― 変身と超自然のかたち

 第五章 儀礼の宴 ― 宇宙の均衡を保つ

 第六章 文字と暦 ― 歴史をつなぐ儀式

 第七章 球戯 ― 超自然との交信

 第八章 黄金 ― 太陽エネルギーをまとう

 第九章 動物 ― 守護獣のかたち

 第十章 染織 ― 異界におくられた衣たち

■入館料:一般1100円、高・大生800円、小・中生300円

     【20名以上の団体は各200円割引】

■開館時間:午前10時~午後5時 【入館は午後4時まで】

■休館日:毎月曜日【※ 9/17、24、10/8は開館、9/18、25は休館】

■次回予告:2018年10月20日(土)~12月2日(日)

      秋季特別展2「百(もも)の手すさび 近代の茶杓と数寄者往来」

 

■特別展関連 講演会

1.「チョコレートの歴史」

   講師:八杉佳穂 博士 国立民族学博物館名誉教授

   ●9月22日(土)14:00~15:30 ●南レクチャーホール

   ●予約不要:当日10時より美術館棟受付にて整理券配布 

   ●参加無料(入館料要)

2.「古代アメリカと環太平洋の文化」

   講師:ラプチェフ・セルゲイ 博士 MIHO MUSEUM特別研究員

   ●9月29日(土)14:00~15:30 ●南レクチャーホール

   ●予約不要:当日10時より美術館棟受付にて整理券配布 

   ●参加無料(入館料要)

■ワークショップ

 大人のアトリエ「和紙を使って古代フレスコ画を描こう」

   ●9月16日(日)10:30~12:00 ●対象:小学生~大人まで

   ●予約不要 ●美術館棟南館ショップ前にて随時受付

   ●所要時間:20~30分 ●参加費:100円(フレーム代含まず)

 子どものアトリエ「モザイク画作り」

   ●9月16日(日)13:30~16:00 ●対象:小学生

   ●定員:10名 ●要予約

   ●所要時間:2時間30分 ●美術館棟エントランス集合

   ●参加費(材料費):500円(税込)

   ●入館料:参加する子どもと引率者2名まで無料

   ●申込方法:メール(HPから)/TEL.0748-82-8036/FAX0748-82-2834

■野外イベント

「ももだにオーガニックマルシェ」

   薫り高く滋味あふれる野菜、加工品を販売。飲食多数出店。

   イベントも開催予定。※少雨決行

   ●9月22日(土)、23日(日) 11:00~16:00 

   ●会場:田代高原の郷(MIHO MUSEUM入り口付近)

   ●主催:ももだにオーガニックマルシェ実行委員会、

       NPO法人秀明インターナショナル

    後援:MIHO MUSEUM、NPO法人秀明自然農法ネットワーク 

    協力:信楽町田代地区

■秋の夜間コンサート

「辰巳琢郎 & 辰巳真理恵 トーク & ライブ ~スピリチュアルワインとともに~」

 俳優・辰巳琢郎さんと娘のオペラ歌手・辰巳真理恵さんの楽しいトーク&ライブ

   ●10月2日(火)17:00~夕食(秀明自然農法食材の松花堂弁当)

    18:30~19:30 トーク & ライブ

   ●参加費:一般8,000円 MIHO友の会会員6,500円

   ※料金には、入館料、コンサート鑑賞、スピリチュアルワインを含む

   ワンドリンク、夕食(秀明自然農法食材の松花堂弁当)、

   消費税をすべて含みます。

   ●曲目:

   アヴェ・マリア / G.カッチーニ

   エーデルワイス サウンドオブミュージックより

   私は夢に生きたい 歌劇『ロミオとジュリエット』より / C.グノー

   蘇州夜曲 / 西條八十作詞、服部良一作曲 ほか

  ●申込方法:HPから申込書をダウンロード、

     または広報担当TEL.0748-82-3411までお電話にて。


■作品画像

1.仮面 オルメカ、リオ・ペスケーロ、メキシコ・ベラクルス州 前900年~前600年 翡翠

2.儀斧 マヤ、おそらくグアテマラ 452年頃 翡翠

3.貫頭衣 ナスカ、ペルー 200年~600年頃 ラクダ類の毛糸(ウール)、綿、羽根


■MIHO MUSEUMについて

MIHO MUSEUMは1997年11月に、琵琶湖の南、自然豊かで風光明媚な湖南アルプス

の山中に誕生しました。建築設計は、フランス・ルーヴル美術館のガラスの

ピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館、北京、香港の中国銀行ビル等

で世界的に知られるI.M.Pei氏によるものです。設計のテーマは「桃源郷」。東晋の

詩人、陶 淵明の「桃花源記」にある仙境の楽園ー桃源郷の物語を、構想・設計・建設

に6年の歳月をかけて、信楽の地に実現したのです。

所蔵品は、エジプト、ギリシア・ローマ、西アジア、中央アジア、南アジア、中国、

朝鮮、古代アメリカなどの古代美術と、仏教美術や、茶道美術をはじめ、絵画、

漆工、陶磁器などの日本古美術をあわせて、約3,000件からなり、季節により国内外

からの出陳を加えて、常時250~500点を展示しています。

その質の高いコレクションは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、

ロサンゼルス・カウンティ美術館、オーストリア・ウィーン美術史美術館、

オランダ・ライデン国立古代博物館などで公開され、海外からも高く評価されて

います。

美術館棟は「自然と建物と美術品」「伝統と現代」「東洋と西洋」の融合をテーマ

に、建築容積の80%以上を地中に埋設し、建物の上にも自然を復元しています。

幾何学模様が織りなすガラス屋根からは、明るい太陽の光が降り注ぎ、訪れる人を

やさしく包み込んでくれます。

施設としては、2つのホール、オリジナルグッズをそろえた3つのショップ、無肥料・

無農薬の厳選食材を使用したレストラン、喫茶各1店舗があります。レストラン別室

では、団体様用の昼食も提供しています。

MIHO MUSEUMは30万坪の敷地に、信楽の大自然、建築、美術品、すべてが融合

した感動の空間です。


【一般の方のお問い合わせ先】

MIHO  MUSEUM    TEL.0748-82-3411 URL. http://miho.jp

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