平成30年7月豪雨の「被災状況マップ」追加公開

~広島県呉市西部、坂町周辺の被災状況可視化に向けて~

狭域防災情報サービス協議会(所在地:埼玉県さいたま市、理事長:須藤 三十三、略称:MMDIN)は、主に九州から東海地方にかけて甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨について、特に被害が大きかった広島県の被災地域を俯瞰的に把握することができる「被災状況マップ」の作成と公開を7月25日に行いました。

URL: http://www.mmdin.org/agonline.html


平成30年7月豪雨 判読ハザード影響建物リスト(呉市西部地区)


今回公開した「被災状況マップ」は、平成30年7月9日及び11日に撮影した広島県坂町周辺及び広島県呉市西部地区の発災後の空中写真(国土地理院正射画像)からハザードエリアを独自に判読、推定し、被災前の建物枠データを重ね合わせ、ハザード影響建物リストを表したマップを掲載しております。


なお、今回の被災状況マップは7月12日に公開した岡山県、愛媛県の被災状況マップに続く追加公開となります。

「被災状況マップ」の提供は、一人でも多くの命を救うための救援活動を支援することを目的としております。今後の救援活動にもお役立ていただけるよう、追加情報が入り次第、順次更新を行ってまいります。


※ハザードエリアの地図判読結果は、兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科の協力を得て作成しております。ハザードエリアの地図判読結果はその正確性を保証するものではありません。



【7月25日公開マップ】

1. 平成30年7月豪雨 判読ハザード影響建物リスト(呉市西部地区)

2. 平成30年7月豪雨 判読ハザード影響建物リスト(広島県坂町周辺)



■被災状況マップについて

被災状況マップとは、災害発災直後、被災地の被害状況をホームページ上で可視化できるマップです。


<特長>

・被災前後の画像を比較することで、災害の規模や影響を関係者が素早く把握することができる。

・被災した可能性のある家屋などが推定でき、国勢調査のデータなどと組み合わせることで被災者数の推定ができる。

・被害規模を俯瞰して見ることができるので、救助活動などの優先順位をつけることができる。

・被災地域の地理に詳しくない外部の救援チームにも被災状況の全容が確認でき、効率的な救援活動につなげることができる。

・復旧/復興期のまちづくりにおいて、過去の被災の教訓や対策にも用いることができる。


<被災状況マップの閲覧について>

狭域防災情報サービス協議会のホームページ内の「被災状況マップ」ページより、マップを閲覧できる専用ページにアクセスができます。

こちらは、どなたでも自由に被災状況マップをご覧いただけます。


<協力先企業>

・ESRIジャパン株式会社

https://www.esrij.com/

・NTT空間情報株式会社

https://www.ntt-geospace.co.jp/

・グローバル・サーベイ株式会社

http://global-survey.net/

・国際航業株式会社

http://www.kkc.co.jp/

・株式会社パスコ

https://www.pasco.co.jp/


<協力研究機関>

・国立研究開発法人 防災科学技術研究所

http://www.bosai.go.jp/

・国土地理院

http://www.gsi.go.jp/

・兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科

http://www.u-hyogo.ac.jp/academics/graduate/gensai/index.html



■団体概要

団体名 : 狭域防災情報サービス協議会

設立  : 2013年4月1日

所在地 : 埼玉県さいたま市南区沼影1-20-1 武蔵浦和大栄ビル4階

      グローバル・サーベイ株式会社内

理事長 : 須藤 三十三

活動内容: 超狭域に防災情報、災害情報を国民(個人)に迅速に届ける

      情報サービスの実現を推進することを目的とした非営利団体

URL   : http://www.mmdin.org/

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