視認性に優れたグローバルフォント「金剛黒体」にタミル語、シン...

視認性に優れたグローバルフォント「金剛黒体」に タミル語、シンハラ語、タイ語(モダンタイプ)の 新18書体を追加リリース

~多言語の需要に対応/スマートデバイスでの情報伝達をより快適化~

主に文字フォント開発、およびその関連製品の開発・販売・保守を行うダイナコムウェア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:羅 慧美)は、6種類のウェイトと12種類の多言語で合計72書体を持つ各言語で統一したスタイルを持つグローバルフォント「金剛黒体」の新言語として、新たにタミル語、シンハラ語の2言語とタイ語のモダンタイプを2018年7月から組込み用フォント(Embedded DynaFont)で提供いたします。

今回のリリースにより、「金剛黒体」は合計90書体となりました。

※「金剛黒体」の多言語では、ループがあるスタンダードタイプのタイ語を既にリリースしていますが、2018年7月の新書体としてループがないモダンタイプも併せて提供させていただきます。


グローバルフォント「金剛黒体」に新たにタミル語、シンハラ語、タイ語(モダンタイプ)が追加


【金剛黒体 タミル語】

タミル語は2,000年余りの歴史があることからインド政府より「古典語」の認定を受け、現在ではインド南部、スリランカ北部及び東部、シンガポールなどで使用されています。

タミル語は、ヤシの葉に文字を書いていたことから丸みのある文字になったと言われています。またその美しさは続け書きの曲線にあると考えられており、非の打ちどころのない完璧な美しさとバランスを持つ言語の代表として知られています。


<金剛黒体 タミル語の特長>

「金剛黒体 タミル語」では文字の空間と線の太さを均等にして、滑らかな曲線で文字本来の美しさを際立たせました。また「金剛黒体」の欧文を参考にして「m」などの文字に見られる曲線の弧度に合わせることで、金剛黒体のファミリーとして馴染むようにデザインしました。


「金剛黒体 タミル語」の詳細についてはダイナフォントストーリーでも紹介しています。

▼DynaFont PICK UP書体-金剛黒体 タミル語

https://www.dynacw.co.jp/fontstory/fontstory_detail.aspx?s=330



【金剛黒体 シンハラ語】

シンハラ語はスリランカで話されている公用語の1つです。元々シュロの葉に書かれていたことから曲線的で丸みを帯びた文字になりました。丸い形と渦巻き状の字形を軸に上下の筆画を引き延ばしたような字形が特徴の言語です。文章にするとそのほとんどが丸い形で構成されているように見えます。


<金剛黒体 シンハラ語の特長>

「金剛黒体 シンハラ語」は、シンハラ語本来の滑らかな曲線を再現しつつ、英数字や符号などの曲線をデザインに取り入れた他、一部の筆画では切り口を直線的にデザインしています。また、その他の「金剛黒体」の多言語に合うように、「金剛黒体 ヒンディー語」や「金剛黒体 ベンガル語」などのサイズを参考にデザインしています。



【金剛黒体 タイ語(モダンタイプ)】

タイ語はタイ王国の公用語です。タイ語には、スタンダードタイプとモダンタイプの2種類のタイ文字が存在し、ループと呼ばれる丸い箇所があるのがスタンダードタイプで丸い箇所がないのがモダンタイプです。

モダンタイプは国際化に合わせ、アルファベットのデザインを取り入れたモダンな書体で、近年では新聞、雑誌、ポスターなどで使われています。


<金剛黒体 タイ語(モダンタイプ)の特長>

「金剛黒体タイ語(モダンタイプ)」は金剛黒体シリーズの英数字をデザインに取り入れており、字幅が均等にデザインされています。

「金剛黒体 タイ語」は、伝統的なタイ語フォントとモダンタイプの2種類を提供しています。



【ダイナコムウェアフラッグシップフォント「金剛黒体」の特長】

IoT産業における開発需要に応えることができるフォントとして開発し、一般的なデジタルデバイスに内蔵されているフォントとは異なり、シンプルで洗練されたストロークに従来の書体より懐を広げたことで、はっきりとした構造で優れた視認性を有しており、文字全体に明るく澄みきったような空気感に溢れ、HMI(ヒューマンマシンインタフェース)においても紙のような読み心地を持たせる事で、スマートデバイスでの情報伝達をより快適化します。


▼金剛黒体特設サイト

http://www.dynacw.co.jp/king/



【金剛黒体 多言語の特長】

「金剛黒体」は、各言語で統一したスタイルを持つローカライズに適したグローバルフォントです。

日本語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語といった各言語では、その地域の書き方に合わせてデザインしつつ、統一感を損なわないように全体のデザインを一致させているのが特長です。その他の言語に関しても、欧文のアルファベットを応用し、各言語と組み合わせた際にも統一感が出るようにデザインする事で、金剛黒体は統一されたデザインで多様な文字のレイアウトや多言語の需要に応えて参ります。



【90書体となり、ますますグローバルで活躍できるフォントに進化】

これまで日本語、繁体字中国語、簡体字中国語、ラテン語、韓国語、ビルマ語、ベトナム語、タイ語(スタンダードタイプ)、ヒンディー語、アラビア語、ヘブライ語、ベンガル語といった72書体に対応してきましたが、タミル語、シンハラ語、タイ語(モダンタイプ)が加わることで90書体に対応となり、これまで以上にグローバルにご利用いただけるフォントとなりました。



【フォント仕様】

<書体名>

・DF金剛黒体 タミル語 / DF King Gothic TA

・DF金剛黒体 シンハラ語 / DF King Gothic SI

・DF金剛黒体 タイ語(モダンタイプ) / DF King Gothic Neue TH


<フォントフォーマット>

TrueType / OpenType


<ウェイト>

Ultralight / Thin / Light / Regular / Medium / Semibold



【テクニカルサポート】

・ウェイトのカスタマイズ

金剛黒体はVariable Fontによく似たフォント生産テクノロジーを採用しています。そのため、現在の6種類のウェイトの範囲内で、お客様の要望に沿ってウェイトの微調整を行うことができ、スピーディーに対応することが可能です。


・必要なサブセットを結合

金剛黒体は異なるサブセット内に同じフォントがあり、全く同じグリフを共有しています。そのため、多言語が必要な場合は、カスタマイズして統合することで、フォントファイルを一つにし、効果的にフォント容量を縮小することができます。


・金剛黒体の漢字は、各地域の書き方に合わせてデザインされています。


・記号は言語の違いに基づいて、位置を調整しています。



【発売日】

2018年7月発売



【ダイナコムウェア株式会社について】

ダイナコムウェアは、アジア最大手のフォントベンダーとして40ヶ国以上のさまざまな国の言語に対し豊富な実績を持っています。基本書体からデザイン書体までバリエーション豊かな200種類以上の日本語書体や60種類以上の中国語書体(簡体字・繁体字)、また欧文書体、タイ語、アラビア語、ヘブライ語、ミャンマー語、韓国語などにおいても各種形式で取り揃えた高品位な書体として世界的に展開しています。

採用事例としましては、世界各国の鉄道の電子表示案内板、電子辞書、カーナビ、決済端末、スキャナー、各種プリンター、複合機、医療機器、PDA、タブレット、スマートフォン等、組込み用フォントとして多種多様な製品に搭載されています。


社名  : ダイナコムウェア株式会社

所在地 : 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-38 いちご九段ビル8F

設立  : 2001年5月31日

資本金 : 12,169,800円

代表者 : 代表取締役 羅 慧美

事業内容: 1.文字フォント開発、およびその関連製品の開発・販売・保守

      2.外字フォント制作、外字サーバなどの外字関連製品の開発・販売

      3.多言語フォントの販売

      4.組込み用多言語フォントソリューション

      5.Webフォントクラウドサービス

      6.上記に付帯関連する一切の業務

URL   : http://www.dynacw.co.jp

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