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    株式会社インスパイアード

    スタジオジブリ出身クリエイター・増山修が贈る初の実写作品  映画「神楽鈴の鳴るとき」8月に東京で上映会

    =2月急逝された名優、大杉漣さんの遺作=

    イベント
    2018年7月26日 10:00

    株式会社インスパイアード(所在地:東京都杉並区、代表:代表取締役 増山修)は、第7回富士山・河口湖映画祭で準グランプリ脚本に選ばれた「神楽鈴の鳴るとき」を映画化、8月18日(土)より武蔵野スイングホール(東京都武蔵野市)にて上映会を開催いたします。本作品は本年2月に急逝した名優、大杉漣さんの遺作でもあります。


    メインビジュアル


    <ホームページ>

    http://www.kagurasuzu.jp

    <予告編>

    https://www.youtube.com/watch?v=Wvpr91rSdSg



    ■映画「神楽鈴の鳴るとき」作品紹介

    国の重要無形民俗文化財である「河口の稚児舞(ちごまい)」をモチーフにした富士山・河口湖映画祭準グランプリ脚本を映画化。伊勢神宮に正式奉納された初めての映画作品です。

    原案・脚本は、スタジオジブリ出身の美術家として知られる増山修。稚児舞の少女を演じるのは、日本アカデミー賞新人俳優賞、濱田ここね。その祖父を演じるのは、今年急逝した名優、大杉漣。音楽は日本の心を世界に発信し続け、外務省後援の民間外交使節団としても活躍する一座「HEAVENESE」。加藤明子と白石朋也演じる、苦悩する夫婦の繊細な心情を、重鎮・小沼雄一監督が丁寧に描きます。

    制作した株式会社インスパイアードは、アニメーション美術を軸にオリジナル作品制作を目指して2009年に設立されました。美術会社が映画を制作したのは日本のアニメーション史上初です。



    ■あらすじ

    フルート奏者の鏡子(加藤明子)と剣(白石朋也)はオシドリ演奏家夫婦として知られていたが、不妊をめぐる剣の一言が原因で、離婚の危機を迎えていた。

    そんなとき、義理の父(大杉漣)から、事故で両親を亡くした姪っ子の鈴(リン)(濱田ここね)を養子に迎えて欲しいと頼まれる。鈴は、両親が健在であることが条件の、千年の伝統を持つ河口の稚児舞の舞手であった。

    稚児舞は続けたいが、新しい両親に抵抗がある鈴。夫とは和解したくないが、鈴のことが気になっていく鏡子。ともに自分でコントロールできない「命」というものに向き合う二人の関係は…。



    ■キャスト

    濱田ここね(御山鈴(リン)):第37回日本アカデミー賞 新人俳優賞

    加藤明子(御山鏡子):映画『トイレの花子さん ~新章・花子VSヨースケ~』

    白石朋也(御山剣):映画『劇場版 S~最後の警官~』『新・大久保物語』

    大杉漣(御山吾平):映画『HANA-BI』等で日本アカデミー賞など数々の助演男優賞

             2018年2月21日急逝。



    ■スタッフ

    原案・脚本・プロダクションデザイン・製作総指揮 増山修

    「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」などのスタジオジブリ作品や「君の名は。」「時をかける少女」「メイドインアビス」などに参加。画家としての著作も多数。NHK番組「あなたもアーティスト」では講師としてモト冬樹らと共演。情報番組にも多数出演。


    監督 小沼雄一

    2015年『空人』第14回オーランド国際映画祭に正式出品


    音楽 HEAVENESE

    グラミー賞9回受賞のゴスペル界のキング、アンドレ・クラウチが唯一プロデュースを手がけた『世界でたった一つのエンターテイメント一座 』。外務省後援で、国内はじめアメリカ・イスラエル等でもツアー。


    撮影 中村夏葉:「スワロウテイル」「三年身籠る」

    音響 伊藤裕規:「世界の中心で、愛をさけぶ」「北の零年」



    ■主題歌「神楽鈴の鳴るとき」

    神楽鈴が象徴する三位一体をテーマにしたオリジナルテーマソング。

    作詞は増山修(脚本)、作曲はMarre(音楽担当のHEAVENESEのリーダー)、歌は加藤明子(鏡子役)

    編曲は作曲界の第一人者である長岡成貢(SMAPやEXILE、KinKi Kids等の楽曲、ドラマ「仁」「たたら侍」などの映画音楽)による。



    ■「河口の稚児舞」について

    国の重要無形民俗文化財に指定されている、山梨県富士河口湖町に伝わる神楽舞。

    平安時代、富士山の貞観大噴火を鎮めるために、童女が舞を奉納したのが起源です。

    舞手である稚児は、両親が健在であることが条件とされ、氏子の中から稚児に選ばれることはとても名誉なこととされています。

    また神事の前の、日々の生活の中でも禊を行うなど様々なしきたりがあります。

    毎年4月25日と7月28日に河口浅間神社で祭礼が行われ、7、8人ほどの稚児が、右手に神楽鈴、左手に剣や扇、御幣を用いて舞います。

    隣村の大石地区にも大正時代に伝わっており、4月には河口湖に浮かぶ鵜の島の神社に奉納されます。



    ■映画「神楽鈴の鳴るとき」上映会&トークショー概要

    8月18日(土)19:00~20:30 (開場は30分前)

    トーク:加藤明子(鏡子役)小沼雄一(監督)増山修(脚本)竹原直子(プロデューサー)


    8月24日(金)19:00~20:30 (開場は30分前)

    トーク:白石朋也〈剣役〉増山修(脚本)竹原直子(プロデューサー)巫女不二子(MC)


    9月1日(土)10:00~11:30 (開場は30分前)

    トーク:増山修(脚本)竹原直子(プロデューサー)巫女不二子(MC)


    本編上映期間:47分

    上映場所:武蔵野スイングホール(東京都武蔵野市境2丁目14番1号)

         ※JR中央線 武蔵境駅北口すぐ

    参加費 :大人1,500円 子供1,000円 (当日先着順・予約不可)



    ■映画「神楽鈴の鳴るとき」制作にあたってのコメント

     脚本・製作総指揮 増山修


    「供え物をする」という行動は、あらゆる時代と民族に共通しています。

    私たちは、心の奥底の無垢なる心を自分のエゴによって毎日傷つけており、赦されなければいけない立場であることを、まるで無意識に気付いているかのようです。

    舞手である稚児は、そんな人と無垢なる心―神との橋渡しとなる、巫女的存在です。

    その稚児が持つ神楽鈴。このポピュラーな祭具は、三種の神器を表し、剣、鏡、鈴(勾玉)で構成されています。その三位一体が象徴していることの中に、「命」とは何かを知る鍵があるように思い脚本を書きました。


    映画は構想から5年の歳月を経て完成しました。

    登場人物の「命」に向き合う繊細な仕草や一瞬の表情にこだわり、また実在する神事で実際に舞を奉納するキャストを撮影するなど、ドキュメンタリー性も重視。古来より伝わる日本の文化・伝統が美しく表現されています。

    今後は多言語化や海外展開も視野に、世界中の方々に日本が守り続けてきた精神文化を知っていただきたいと考えています。



    ■会社概要

    社名  : 株式会社インスパイアード

    代表  : 代表取締役 増山修

    設立  : 2009年12月1日

    所在地 : 背景美術オフィス

          (東京都杉並区桃井4-4-4スターテングビル5階 breccia内)

          企画・事務オフィス

          (東京都あきるの市山田917-9)

    事業内容: アニメーション美術、美術設定・イラストレーション制作、

          各種デザインほか

    URL   : http://www.inspired.jp/

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