『劇団短距離男道ミサイル』が「CoRich 舞台芸術まつり！2017春」のグランプリ受賞作品を来月東京と仙台で上演決定

震災を契機に結成された劇団短距離男道ミサイルが、「日本を代表する東北の劇団」を目指し東京公演へ！！

2018.03.27 09:30

舞台作品の企画、制作、運営を行う株式会社boxes(所在地：宮城県仙台市、代表取締役：鈴木拓)は、仙台で活躍する劇団短距離男道ミサイルが「CoRich 舞台芸術まつり！2017春」のグランプリ受賞記念公演として、2018年4月19日(木)～22日(日)に東京は「北千住BUoY」、4月27日(金)、28日(土)に仙台は「せんだい演劇工房10-BOX」にて公演をおこなうことをお知らせいたします。

2017年3月仙台公演の様子

作品タイトルは、『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ』～祝「CoRich舞台芸術まつり！2017春」グランプリ獲得☆汗と涙と感謝の東京公演(首都高怖いゼ…)いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ！！編～。

当作品は2017年の3月にキャンピングカーで真冬の東北を共同生活をしながら巡回する東北六県二十一都市弾丸ツアーを敢行し、1,000名以上を動員した劇団の記念すべき作品です。

東北の偉人、太宰治の遺書ともいえる「人間失格」になぞらえ描かれる劇団員の自伝的演劇で、みちのくの風土と、そこで暮らす人々との触れ合いを経て力強く練り上げられた作品を東京公演に向けて再構築いたします。「若手演出家コンクール2017」最優秀賞・観客賞のW受賞を果たし、東北を代表する劇団へと進化した劇団短距離男道ミサイル。心と体を丸裸にして演じる漢達の人生の物語です。

■あらすじ

「私たちは、この劇団の写真を三枚見たことがある」と始まる告白…

「恥の多い生涯を送って来ました」という積年の後悔…

「私の知っている〇〇ちゃんは、とても素直で、よく気が利いて、あれで演劇さえ初めていなければ…」

という周囲の声

太宰治の人間失格になぞらえて進む、

劇団短距離男道ミサイルと、その劇団員たちの自伝的演劇

人間、失格

もはや、自分たちは、完全に、人間でなくなりました。

あとは芸術家(自称)という一種奇妙な動物として生きているだけだ

就職もしない、結婚もしない、しても家族を幸せにできるはずもない、

ただただ暗澹たる日々を自暴自棄に生きているだけなのか

いや、違う

芸術にはその人生を賭すだけの価値がある

…え？演劇って芸術だよな？

自責と後悔と世俗にまみれ

アートと業界の間で苦悩する、そもそも業界をよく知らない、

東北の地で苦悩する30前後のちっぽけな男たちの

精一杯の告白と宣言

これはきっと、他人事ではない。

■劇団短距離男道ミサイル

震災後の仙台、そして日本を励ましたい、これからの復興に向け、自分たちに出来ることは何かないだろうか。そんな呼び掛けから在仙の若手俳優を中心に2011年4月に結成。2014年より劇団化。

東北に根差した身体性、男性性を基調とし、ストーリーよりも一瞬一瞬の爆発力・瞬発力を体現するような特異なスタイルにより生まれた作品群は、「テンションとエモーションにおいて世界レベル」と評され、仙台のみならず全国的にも高い評価を得ている。通常の公演のみならず、同時上演企画「対ゲキ」や大人から子供まで楽しめる劇場外への出前プログラムなど、仙台に、東北に、日本に活力を注入する「日本を代表する東北の劇団」を目標に、広く活動を展開している。「CoRich 舞台芸術まつり！2017春」にてグランプリ受賞。「若手演出家コンクール2017」にて演出の澤野正樹が最優秀賞ならびに観客賞を受賞。

劇団WEBサイト： http://srmissile.wixsite.com/missile

■公演概要

劇団短距離男道ミサイル20発目

『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ』

～祝「CoRich舞台芸術まつり！2017春」グランプリ獲得☆

汗と涙と感謝の東京公演(首都高怖いゼ…)

いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ！！編～

原作　　　：太宰治「人間失格」

脚本・演出：澤野正樹

出演　　　：本田椋、加藤隆、小濱昭博

【東京公演】

開催日時：2018年4月19日(木)19:30