学校法人TBC学院　 台湾政府系企業へ動物看護師資格を発給

北関東最大の専門学校グループ 学校法人TBC学院(栃木県宇都宮市、齋藤 武士理事長、以下「TBC学院」)と、職業訓練や出版を行う台湾の政府系コンサルティング会社 財團法人 中國生産力中心(China Productivity Center、以下「CPC社*1」)は、台湾初となる動物看護師*2 の日本基準の資格制度(台湾ライセンス名：『寵物飼育管理師』)を開始いたします。両者はこれに際し、台湾現地時間5月25日14時に台北市内にて日本の農林水産省にあたる行政院農業委員会、台湾の国立大学獣医科関係者や報道陣など100名余りの関係者を招き、LOI(Letter of intent 基本合意書)公開調印式を行いました。

写真1 調印式

平成21年6月、CPC社の外部コンサルティング機関であるディーディー・ペットケア株式会社(東京都港区、代表取締役：内田 奈々、以下「当社」)はCPC社の依頼により、国内において動物看護の教育を行う187校を対象にCPC社との動物看護師事業提携先を公募しました。これを受けて、専門学校13校が審査対象となり、最終選考3校の中からTBC学院との提携が決定されました。

官民協力となる今回のスキームは、CPC社が台湾国内における教育環境に必要な施設インフラを投資、TBC学院が教育プログラムのノウハウを提供し、当社が知的財産権の管理、教材の翻訳等の運営補助を行います。初年度は6カ月の基本コースを開講し、首都台北を皮きりに人口100万人超の4都市に拡大、3年間で1万人のライセンス発給を目指します。

■写真(1)　調印式：左から、TBC学院　齋藤 武士 理事長、CPC社　張 寶誠 總經理
　　　　　 URL： http://www.atpress.ne.jp/releases/15116/1_1.JPG
■写真(2)　TBC学院からの記念品贈呈
　　　　　 URL： http://www.atpress.ne.jp/releases/15116/2_2.JPG
■写真(3)　会場の様子
　　　　　 URL： http://www.atpress.ne.jp/releases/15116/3_3.JPG

*1　CPC社について
1955年台湾で初めてのコンサルティング会社として設立。労働水準向上を目的としたビジネスガイダンスや経営コンサルティングサービスを主に台湾国内企業へ提供しています。現在は教育・技術トレーニング、マネジメントガイダンス、特別政府プロジェクト、書籍出版・海外視察を扱っています。教育・技術トレーニングにおいては、国家資格から民間資格まで幅広いライセンス管理と講習を行っていますが、ペットに関係する本格的なライセンスの取り扱いは同社初となります。
CPC社 ホームページ http://www.cpc.tw

*2　動物看護師について
動物病院で働く獣医療補助者。人間の医療における看護師とは異なり、様々な団体が独自の基準で資格を与えています。主に専門学校で2年から3年程度の過程を修了した後に認定団体の試験の受験が一般的ですが、平成13年に帝京科学大学における大学での動物看護師の養成開始を皮きりに、4年制の学科も増えつつあります。現在、日本では動物病院の8割以上で、計2万人以上が従事していると推定されています。国によって制度にばらつきがあり、アメリカ合衆国では国家資格が存在します。