― 妊活・不妊治療経験者&未経験者900人の女性を対象とした...

― 妊活・不妊治療経験者&未経験者900人の女性を対象とした 「妊活に関する調査」を発表 ―  先輩ママの事例・アドバイスからわかった “手おくれ不妊”にならないため3か条!? 「早期受診」「金銭的備え」「パートナーの理解」が鍵

湘南美容クリニックなどを傘下にもつSBCメディカルグループのひとつで、体外受精を中心とした不妊治療専門クリニックの六本木レディースクリニック(院長:小山 寿美江、所在地:東京都港区)は、妊活および不妊治療の実態を明らかにするため、全国の妊活・不妊治療経験者&未経験者20~40代の女性900人を対象とした「妊活に関する調査」を実施しました。


不妊治療において最も大変なこと


本調査では、不妊治療を経て子どもを授かったママ(授かりママ)と既婚者(子待ちミセス)、独身女性の3区分において、妊活・不妊治療についての意識差を探りました。

その結果、考えていないわけではないものの子待ちミセス、独身女性の想像と実際に授かった先輩ママの現実とは乖離があることが判明。子どもが欲しいと思った時に、すぐに妊娠できるわけではない、いわゆる“手おくれ不妊”の実態が明らかになりました。



■調査背景

ライフスタイルの多様化により、社会人になり自分でお金を稼ぐようになり、仕事や趣味、恋愛等を愉しむ方が増えることで晩婚化が進んでいます。そして、妊娠準備をしないまま年月が過ぎていった結果、1年間妊活しても妊娠できない、いわゆる不妊が増加していると考えられています。実際に、年齢と妊娠率には相関関係にあり、適切な機会を逃してしまうと、「いつかは子どもが欲しい」と考えていても、子どもを授かることがない、もしくは、授かってもとても苦労をすることが考えられます。


近年、著名人の高齢出産に関するニュースなどをよく耳にします。しかし、不妊症と診断される方が年々増加していることも事実です。ニュースなどで、高齢の方が出産される事例を見聞きして、高齢になっても出産ができると考える人は、まだまだ少なからずいらっしゃいます。そして、卵子老化や人工授精など、不妊治療の技術が進むことで、その可能性が広がっていることも確かです。


しかし、不妊治療専門クリニックとして、様々な患者様とお会いする中で、正しい知識を知るだけでも、だいぶ状況が変わってくるのではないかと考えています。この調査を通して、先輩ママの教訓やアドバイス、妊活・不妊治療の実態で、より負担なく子ども授かる方が増えることを願っています。



■調査サマリー

(1)妊活をはじめるなら、3年早くはじめたい!?

  授かりママが考える理想的な妊活開始年齢は平均26.3歳。

(2)思い立ったら即行動!?不安を感じてから病院を受診するまでに約1.1ヵ月の差が!!

(3)実際には後回し!? 不妊治療で大変なことは経済面!!

(4)妊活成功のカギはパートナーの理解!? 授かりママ、約8割のパートナーが積極的

(5)授かりママからのアドバイス!!

  約半数が最も大切なのは「すぐに妊娠するわけではないことを知っておくこと」



■調査概要

調査名 :妊活に関する調査

期間  :2018年1月23日(火)~1月25日(木)

方法  :インターネット調査

対象  :全国の「子どもがいる」「子どもをほしいと思っている」女性

サンプル:900人


<対象区分>

・授かりママ :不妊治療を経験したママ

・子待ちミセス:子どもがいない既婚女性

・独身女性  :未婚女性


<授かりママ>

20代:100人

30代:100人

40代:100人

合計:300人


<子待ちミセス>

20代:100人

30代:100人

40代:100人

合計:300人


<独身女性>

20代:100人

30代:100人

40代:100人

合計:300人


<合計>

20代:300人

30代:300人

40代:300人


【定義】

※妊活:妊娠に関する情報収集、食生活の改善、基礎体温を測るなど、妊娠をするための活動(不妊治療は妊活に含む)

※不妊治療:タイミング法や人工授精など不妊症の治療



■調査詳細

1.妊活をはじめるなら、3年早くはじめたい!?

 授かりママが考える理想的な妊活開始年齢は平均26.3歳。

妊活の年齢について聞きました。20歳の時に思っていた想定年齢を聞くと、全体平均で27.35歳。しかし、授かりママに実際の妊活開始年齢を聞くと、約2歳高い29.4歳ということがわかりました。さらに、授かりママに妊活開始の理想的な年齢を振り返ってもらうと26.3歳と回答。実際、出産を経験した授かりママでも、想像と現実に約3年の開きがあることがわかりました。

年齢と妊娠率は相関関係にあり、年齢が高くなればなるほど、不妊症となるリスクは高まると言われています。まずは、自身の正しい知識や準備をしておく前に、妊娠を希望する年齢を強く意識しておいた方が良いかもしれません。


▽妊活に関する年齢



2.思い立ったら即行動!?不安を感じてから病院を受診するまでに約1.1ヵ月の差が!!

不妊治療経験のある方が妊活を開始してから不安を感じるまでの期間を聞いたところ、子どものいる方は平均8.66ヵ月、子どものいない方は平均8.55ヵ月とそれぞれ約8ヵ月であることがわかりました。

同様に、実際に不安を感じてから病院を受診するまでの期間は、子どものいる方は2.25ヵ月(平均10.91ヵ月ー8.66ヵ月)、子どものいない方は3.35ヵ月(平均11.90ヵ月ー8.55ヵ月)と約1.1ヵ月早く病院を受診をしていることがわかりました。個人差もあり一概には言えませんが、全体的な傾向として子待ちミセス(不妊治療経験ありの方のみ)よりも授かりママの方が早く受診していることが見て取れます。早期に受診すること、行動することこそが、子どもを授かるカギと言えるのかもしれません。


▽妊活開始から不妊治療のため病院を受診するまでの期間


<不妊治療経験のある方の平均期間>

・子あり

不安を感じるまでの期間 :8.66ヵ月

病院を受診するまでの期間:10.91ヵ月


・子なし

不安を感じるまでの期間 :8.55ヵ月

病院を受診するまでの期間:11.90ヵ月



対象:不妊治療経験あり・子あり n=300

   不妊治療経験あり・子なし n=86


<平均値算出方法>

項目に置いては、以下の通り月数に換算して平均値を算出

1ヶ月以下     :1ヶ月

2~3月ヵ月     :3ヶ月

4ヶ月~半年くらい :6ヶ月

7・8ヶ月~1年くらい:10ヶ月

5年以上      :60ヶ月



3.妊活を開始した時から、経済的な負担を視野に入れよう!

*実際には後回し!?不妊治療で重要なことは金銭的な備え!!

実際に妊活として取り組んだことは「経済面」が6番目と最下位。妊活の取り組む順位としては貯蓄などの「経済面」は後回しになっていたことがわかりました。しかし、振り返って考えると理想的には4番目とランクアップしています。また、大変だと思ったことについて調査すると(次ページ)「ストレス」(37.3%)がトップで、次いで「金銭的な負担」(13.3%)の順。実際には準備していなかったが、貯蓄など金銭的な備えをしておく必要があるということのようです。


複数回答(ポイント)


<ポイント算出方法>

本設問は、「取り組んだこと(実際)」「早く始めた方が良いこと(理想)」それぞれにおいて、1番目~6番目まで順に質問しています。

それらを、以下ポイントとして換算、足し合わせた数値です。

〔1番目=6ポイント、2番目=5ポイント、3番目=4ポイント、4番目=3ポイント、5番目=2ポイント、6番目=1ポイント〕


▽不妊治療において最も大変なこと(上位5項目のみ抜粋)



4.妊活で頼るべきはパートナー!!

*妊活成功のカギはパートナーの積極性!?授かりママ、約8割のパートナーが積極的

パートナーが妊活に対し積極的か(妊活を経験したことがない方は、自分が経験した場合を想定して回答)聞いたところ、授かりママの約8割が積極的と回答。子待ちミセスは約6割、独身女性は約半数と言う結果に。やはり、子どもを授かるには、パートナーと二人三脚で妊活をする必要があると言えそうです。


▽パートナーの妊活に対する積極性



5.授かりママからのアドバイス!!

*授かりママからのアドバイス!!

 約半数が最も大切なのは「すぐに妊娠するわけではないことを知っておくこと」

授かりママに、妊娠を希望する女性へのアドバイスを聞いたところ、「望んでもすぐに妊娠するわけではないということを知っておく」ことが32.3%とトップになりました。次いで、「ストレスを溜めない」32.0%、「貯蓄を増やす」27.7%という結果。

また、「体を冷やさない(26.3%)」などの身体面の他、「子どもが欲しくなったら、早く検査・治療する」18.7%、「妊娠・不妊への知識を得る、増やす」18.3%と5人中1人は、早い段階で妊娠を意識し、妊活の準備をすることをおススメしています。


▽授かりママから妊娠を希望する女性へのアドバイス

カテゴリ:
調査・報告
ジャンル:
健康・ヘルスケア 医療 美容
取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。