GAP取得の県内事例から、2020東京大会の食材調達のコツま...

GAP取得の県内事例から、2020東京大会の食材調達のコツまで  「ふくしま。GAPチャレンジ推進大会」、2月1日開催のご報告

福島県(県庁所在地:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16)は、福島県産農作物の風評払拭と安全性確保、さらには2020東京大会に向けた食材提供を目指し、第三者認証GAP取得等促進事業を展開しています。


ふくしま。GAPチャレンジ推進大会


2月1日、福島県と福島県農業協同組合中央会との共催により「GAP日本一」を目指し、その認証取得に取り組むため、「ふくしま。GAPチャレンジ推進大会」をホテルハマツ(福島県郡山市虎丸町)にて開催しました。県内外から農業者、消費者、農業団体、行政担当者など関係者約450名が一堂に会しました。


会場内では、GAP認証品や取り組み事例20点の展示ほか、2020東京大会の食材調達に関する説明パネルや、相談コーナーが設置される中で、内堀雅雄福島県知事と大橋信夫福島県農業協同組合中央会会長の主催者挨拶からスタートし、浜田昌良復興副大臣と、谷合正明農林水産副大臣から来賓挨拶をいただきました。


福島県農林水産部佐竹浩部長から、県内の認証GAP取得は25件(今年1月5日時点)、今年度中に66件の取得予定と報告しました。


その後、認定NPO法人GAP総合研究所武田泰明専務理事が、「認証GAP取得で力強い産地に!」と題し、GAPを実践することで、流通関係者や消費者へのアピール、環境や従業員を大切にすることに繋がるという品質管理の見える化について講演されました。


昼食は、事例発表を行ったJGAP認証の株式会社米夢の郷(まいむのさと)のお米を使用したお弁当が提供されました。


午後は、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局勝野美江参事官が、『2020年に向けた食文化発信~「ふくしま。GAPチャレンジ宣言」への期待~』と題し講演され、残り2年弱となったオリンピック・パラリンピックの選手・スタッフを中心とした食材提供の説明や、選手村は遠くてもホストタウンとしては近いので、地元産をPRする絶好のチャンスと激励がありました。それ以外にも、関係省庁の食堂でもGAP認証メニューを展開している事例を発表、「目に見えて、食べるところまでフォローしていきたい」と話がありました。


最後に、県内の事例発表が行われ、まず農業団体を代表してJA福島さくらたむら地区本部トマト専門部会松崎好克部会長から、GAPの団体認証取得のために会員に向け、まずは理解促進の視察、研修会の開催を重視した事の説明がありました。理解ができた後には、会員から「食品であることを再認識した」、「農場内の見直しの良い機会になった」との声があったと締めくくりました。

次いで、株式会社米夢の郷猪俣道夫代表取締役社長から発表があり、JGAPを取得するにあたり、全社員が担当することで、形式的な資格でなく経営者意識を持ち、工程管理を農作物に活かすことを目標とし、その結果、経験や勘といった職人の世界から蓄積したデータやマニュアル管理という世代交代や若い世代への参考になるというメリットが産まれたと結びました。



■実施概要

名称:「ふくしま。GAPチャレンジ推進大会」

日程:2018年2月1日(木) 10時30分~15時30分

会場:ホテルハマツ 平安の間(〒963-8578 福島県郡山市虎丸町3-18)

主催:福島県、福島県農業協同組合中央会

後援:復興庁、農林水産省、全国農業協同組合連合会福島県本部



■GAPとは?

GAPとは直訳すると「Good(良い)Agricultural(農業の)Practice(やり方)」となります。食べる人や作る人の安全と生活環境に配慮した農業生産工程管理のことです。具体的には、生産の現場において、食品の安全確保、環境の保全、労働の安全など、農業生産を実施するための管理ポイントを整理し、記録・検証して、よりよい農業生産を行うことです。



■GAP推進月間について

福島県では、2月を「GAP推進月間」として、セミナーや研修会、流通イベントなど、GAPに関する様々な取り組みを計画しています。


<一例>日程

2018年2月6日(火) GAPセミナー(南相馬市)

2018年2月14日(水) 第4回GAPセミナーin東北(福島市)

日程・会場など詳細は、福島県ホームページよりご確認いただけます。

https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/36021d/



■「ふくしま。GAPチャレンジ推進大会」に関するお問合せ

福島県農林水産部 環境保全農業課

〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16(福島県庁西庁舎5階)

TEL : 024-521-7342

FAX : 024-521-7938

Mail: gap-go@fgap.jp

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