倒産リスクを判別する格付ロジックを改定 経済環境の改善に対応...

倒産リスクを判別する格付ロジックを改定  経済環境の改善に対応し、倒産要因の変化に対する分析力を強化!

与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 太一、以下 リスモン)は、経済環境の改善に伴う企業動向の変化などに対応するため、リスモン与信独自の与信指標である「RM格付」の格付ロジックを、2017年12月17日(日)に改定いたします。



■改定のポイント ―経済環境の改善に対応

1 倒産確率の適時化

経済環境や景気動向の変化により、倒産のトレンドは常に変化しており、表のとおり、2016/9から2017/9の1年間で比較しても、各財務指標における要警戒領域の倒産確率も変化が生じていることが分かります。これらの倒産トレンドの変化に対応するために、定期的に倒産実績の集計を行い、格付と倒産確率の乖離が生じないように調整を行いました。


表:各財務指標の推移


2 定性分析・定量分析の強化

開示姿勢、資本背景、経営環境などの項目について、分析の強化を行った結果、倒産判別の向上が見込まれることから、定性評価ロジックを改定しました。

また、経済環境が改善する中、売上高の変動と倒産の相関関係が強いと考えられる要素について見直しを行い、RM格付へ反映することで格付精度の向上を図ります。



3 業種別分析の強化

業種別の財務分析を強化し、細分化した各業種の財務特性をRM格付へ反映することで格付精度の向上を図ります。



■RM格付の倒産判別力 ―0.32ポイント改善

全倒産に占める低格付先の割合は、E・F格を合わせた警戒領域で、約0.32ポイント(91.69%→92.01%)の上昇が予想されます。(前回より0.32ポイント改善)


<図表>



今後もリスモンは、会員様の与信管理業務の精度および効率性の向上にお役立ていただけるようサービスの改善に取組んでまいります。



■RM格付とは

リスモンでは企業を大きくA~Fの6段階に格付しております。この格付は、倒産実績に裏付けられた独自指標で、A格の企業は倒産確率が低い、つまり倒産しにくい企業、逆にF格の企業は倒産確率が高い、つまり倒産しやすい企業といえます。

約440万社にのぼる膨大な母集団を全て格付し、倒産実績から統計的に格付ごとの倒産確率を算出してご提供しています。定期的な企業データ、倒産データの更新・蓄積に留まらず、毎日の特種情報の収集により格付補正を続けているのもRM格付の大きな特長です。

与信管理の現場は「早い者勝ち」です。RM格付を利用することで、取引先の「今」の信用力を把握し、適時に対策を施すことができます。



■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768)

2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。

リスモングループ法人会員数は、2017年9月末時点で10,920(内、与信管理サービス等5,683、ビジネスポータルサイト等3,033、その他2,204)となっております。 http://www.riskmonster.co.jp/

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サービス
ジャンル:
経済(国内) ビジネス全般 金融
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