4月号は1冊まるごと大特集「地球の水が危ない」 ~“水”が限...

4月号は1冊まるごと大特集「地球の水が危ない」 ~“水”が限りある資源であることに気づくべき時がきています~

株式会社日経ナショナル ジオグラフィックは、3月30日に「水」の問題に焦点を絞って掘り下げた大特集号「ナショナル ジオグラフィック日本版4月号」を刊行いたしました。

4月号表紙
4月号表紙

「ナショナル ジオグラフィック日本版4月号」の詳細はこちらをご覧ください。
URL: http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/index.shtml

【本誌刊行に至った背景】
◆世界の淡水の70%近くは雪と氷の形で存在している。残りはほとんど地下にあるが、くみ上げられる地下水の量は自然の供給量よりもはるかに多い。
◆米国人1人が家で1日に使う水の量は、約380リットル。世界の何百万人もの最貧困層は20リットル足らずで生活している。
◆世界の人口の46%が水道が通じていない住居に暮らす。
◆発展途上国では水を汲みに行くために女性たちが往復で平均6キロ歩く。
◆水不足が深刻な地域に暮らす人口は、15年後には18億人に増える見込み。
◆私たちが利用する水の3分の2は農業に使われている。
◆毎年8,300万人のペースで世界人口が増え続けている今、水の利用法を変えない限り、需要も増加の一途をたどる。

これらの問題のほかにも、水不足は、食糧問題や、衛生面での年間数百万人にのぼる死亡の原因になっており、さらに各国の熾烈な水資源獲得競争による紛争の火種を内包しています。
では、私たちは貴重な淡水をどうすれば、守っていけるのか?

まず、いま「水」を取り巻いてどんな問題が起きているのか、ありのままの現実を見つめ直すことから始めよう――。そんな気持ちで、「ナショナル ジオグラフィック日本版4月号」では、「水」の問題に焦点を絞って掘り下げた大特集号を刊行いたしました。地球が発する「声なき声」に真摯に耳を傾け、思いを馳せる。それが、人類が地球とともに歩んでいくために、最低限保っておかなければならない基本姿勢だと考えるからです。

破壊されていく「水の循環」の実態を“現場写真”から検証するレポートや、生活環境や生態系への影響をわかりやすく解説したデータマップを通して、いま、地球、そして人類が直面している危機の正体とは何なのか?我々は、未来のために何を考え、どう行動すればいいかを読者に考えて頂く礎となれればと考えています。


【4月号(2010年3月30日発売)概要】
テーマ :「地球の水が危ない」
特集内容:
◆『水、限りある資源』
地球上に存在する水の量は昔も今も変わらない。人口が増え続けている以上、水の利用法を変えない限り、水不足の地域は拡大の一途をたどる。
世界各地の淡水量や水の値段、新たな汚染、地下水位の変化などを取材。

◆『解けだした20億人の氷河』
いま、ヒマラヤの氷河が解け出し、その雪解け水を頼りにしてきた20億人のアジアの人々の生活が脅かされている。チベット高原の氷河の消失と失われていく遊牧生活、水をめぐる争いなどをレポート。

◆『聖なる水』
水はさまざまな宗教において、心身を清める聖なる存在とされてきた。
古代マヤ、キリスト教、日本の滝行、インドのガンジス川などの例を紹介。

◆『水を背負う人々』
エチオピア、ケニアでは厳しい水汲み作業のため、子供たちは学校へ行くこともできない。また、水の貴重さゆえに不衛生が高まり病気につながる。
その支援活動の難しさも含めたリアルなレポート。

◆『淡水の絶滅危惧種』
淡水の生物は、陸や海の生物の何倍もの速さで絶滅していく・・・。米国南東部で、川に残る希少な絶滅危惧種を守ろうと活動している2人の男性に密着。

◆『ヨルダン川の「戦争と平和」』
降水量の少ない中東のライフラインといえるヨルダン川は、イスラエルと周辺諸国の紛争の火種となってきた。しかし今、干ばつと水質汚染から川を守るための活動が、紛争回避のモデルケースとして注目されている。

◆『潤いある未来のために』
ダムや送水路などのインフラ整備の他に、節水する生活スタイルや排水リサイクル技術などによって水利用を効率化する動きが顕著になっている。
近未来のためにできる方向性を具体例とともに紹介。

◆付録:『川の世界地図』
網の目のように入り組んだ世界中の水系がよくわかる河川地図や、地下水量がわかる世界地図を添付。

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【会社概要】
社名 : 株式会社日経ナショナル ジオグラフィック
所在地: 〒108-8646 東京都港区白金1-17-3
設立 : 1994年9月
資本金: 10億円
代表者: 代表取締役 伊藤 達生
URL  : http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/index.shtml

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