2022年度(平成34年度)末までに相鉄線全駅にホームドアを...

2022年度(平成34年度)末までに 相鉄線全駅にホームドアを設置

全てのお客さまに安心してご利用いただける駅へ

相鉄グループの相模鉄道株式会社(本社・横浜市西区、社長・滝澤 秀之)では、2022年度(平成34年度)末までに相鉄線全駅にホームドアを設置します。

相鉄では、これまで内方線付き点状ブロックや非常停止ボタン、転落検知マットの設置等さまざまな安全対策に取り組んできました。2017年(平成29年)には相鉄線で最も乗降人員が多い横浜駅(1日平均乗降人員 約42万人)にホームドアを設置。今後お客さまに、より安心してご利用いただけるよう、1日平均乗降人員が10万人以上の海老名駅・大和駅に加え、主要駅である二俣川駅や湘南台駅から順次設置を進め、2022年度(平成34年度)末までに全駅に設置します。

この他、盲導犬ユーザーや視覚障害があるお客さまにも安全・安心にご利用いただけるよう、駅係員や乗務員の意識と接遇向上を図るための取り組みや、首都圏の鉄道事業者が共同で行っている「声かけ・サポート」運動を実施しています。身体の不自由なお客さまはもとより、ご高齢のお客さまやお子さま連れのご家族にも安心してご利用いただけるよう、ハードとソフトの両面で安全性の向上を図り、「選ばれる相鉄グループ」、「選ばれる沿線」を目指します。

なお、ホームドアの設置にあたっては、国および地方自治体の協力のもと進めてまいります。


相鉄線横浜駅に設置されたホームドア


■ホームドア設置の概要

1.設置年度および設置駅(予定)

2019年度(平成31年度)末まで:海老名駅(1駅)

2020年度(平成32年度)末まで:二俣川駅、大和駅、湘南台駅(3駅)

2022年度(平成34年度)末まで:上記以外の駅(20駅)

※横浜駅は、2017年(平成29年)2月に設置済み。

ホームドアの設置にあたっては、ホーム自体の補強工事や定位置停止装置(※)の準備工事等を行った後、ホームドア本体の設置工事を行います。


※定位置停止装置(TASC〔タスク〕:Train Automatic Stopping Controller)

ホームドアと車両のドア位置が合うように列車を停止させるため、運転士のブレーキ操作を支援する装置です。駅側・車両側の双方に改造工事が必要となります。


2.設置対象駅(全25駅予定)

横浜(設置済み)、平沼橋、西横浜、天王町、星川、和田町、上星川、西谷、鶴ケ峰、二俣川、希望ケ丘、三ツ境、瀬谷、大和、相模大塚、さがみ野、かしわ台、海老名、南万騎が原、緑園都市、弥生台、いずみ野、いずみ中央、ゆめが丘、湘南台(全25駅)



■その他の安全対策について

【ホーム上】

(1)内方線付き点状ブロック

横浜駅を除く全ての駅に設置しています。これは、従来の点状の突起に加えて、線状の突起を付けてホームの内側を知らせます。


(2)列車非常停止ボタン

全ての駅に設置しています。ホームから転落するなどの緊急時に、係員やお客さまがボタンを操作することにより駅員や付近を走行中の列車などに異常を知らせます。


(3)スレッドライン

湘南台駅に設置しています。

ホームの床面に埋設した赤色灯で、列車の接近時に点滅させて注意を促します。


(4)落下物検知マット

南万騎が原駅(下り)と緑園都市駅(下り)に設置しています。曲線ホームで、車両とホームの隙間が広く空いている箇所に設置しており、お客さまが隙間に転落された際、この装置が転落を検知し、列車の乗務員や駅係員に知らせます。


(5)ホーム下待避スペース・ホームステップ

お客さまが、ホームから転落された際の待避スペースとして、ホーム下に約20m間隔で整備されています。また、ホームに上がりやすくするためのステップも設置しています。


【車両】

(6)転落防止幌

ホームから車両連結部への転落事故を防止するため、車両の連結部に外幌を設置しています。


【その他】

(7)ソフト面の安全対策

日頃から、駅構内でお困りのお客さまに対して駅係員によるお声掛けを行っています。2017年(平成29年)6月には、盲導犬ユーザーや視覚障害があるお客さまにも、より安全・安心にご利用いただけるよう駅係員や乗務員の意識や接遇の向上を図るため「盲導犬ユーザーや視覚障害があるお客さまへの接遇セミナー」を開催しました。

また、首都圏鉄道各社が共同で行った「声かけ・サポート」運動強化キャンペーンの実施を契機に、駅係員以外の鉄道従事員にもこの取り組みを展開し、さらなる接遇の向上に努めています。



■「SOTETSUあしたをつくるPROJECT」とは…

相鉄グループ創立100周年とその先の都心直通運転に向けて、沿線内外の方にもっと相鉄グループのことを知っていただき、もっと親しみを感じていただくためにグループ各社や沿線事業者、沿線住民を巻き込んで、「住みやすい沿線になるための活動」と「JR線・東急線相互直通運転のメリット」等を発信していく取り組み。


公式ウェブサイト: http://www.ashita-tsukuru.jp

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