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えきから始まるまちづくり宣言「新しいまちづくり 駅からはじめます」 ~枚方市駅を「いつも使いたい、一度は行ってみたい駅」に~

○株式会社良品計画とともに「シンプルで心地よい空間」の駅を具現化 ○中央口改札正面京阪百貨店2階に「無印良品」が出店し、駅コンコースと店舗をトータルデザイン ○駅ナカでは、これからのライフスタイルに合わせた新業態店舗を展開

京阪ホールディングス株式会社(本社:大阪市中央区、社長:加藤好文)、京阪電気鉄道株式会社(本社:大阪市中央区、社長:中野道夫)、株式会社京阪百貨店(本社:守口市、社長:辻良介)、株式会社京阪ザ・ストア(本社:大阪市中央区、社長:小西敦夫)は、京阪線の中核駅である枚方市駅をリニューアルします。

京阪グループでは、中期経営計画「創生果敢」における主軸戦略の一つとして「沿線再耕」を掲げており、駅を中心に沿線の「くらしの価値」を高めることに主眼を置き、沿線を新たにデザインすることに取り組んでいます。その中でも「枚方市駅および周辺エリア再開発」は最重点プロジェクトに位置付けており、京橋駅・淀屋橋駅に次ぐ乗降客数(1日約9万人)の枚方市駅を「東海道56番目の『枚方宿』」「京阪間を往来する三十石船に食事を提供した『くらわんか舟』」といった、枚方の歴史や地域性も踏まえながら、駅全体の魅力と価値を向上させ、中核市の顔としてふさわしい駅へと再生するものです。

枚方市駅のリニューアル計画にあたっては、単なる美装化ではなく、「新しいまちづくり 駅からはじめます」という沿線再耕の基本的な考え方のもと、商品や活動を通じて「感じ良いくらし」を提案する株式会社良品計画をパートナーとして、これからの時代の駅に求められる機能やサービスについて、ハードとソフトの両面から検討を進め、取り組んできました。

今回、「いつも使いたい、一度は行ってみたい駅」をコンセプトに、「シンプルで心地よいデザイン」「郊外駅ナカ商業」「駅の観光資源化」の3つの観点で枚方市駅を進化させます。同駅2階中央口の駅コンコースと商業施設を一体のゾーンとして、トータルにデザインされた空間を実現し、京阪百貨店2階での「無印良品」出店や新業態の駅ナカ店舗の展開により、これからのライフスタイルに応じた商品やサービスをご提供します。空港リムジンバスも発着する、二大観光都市「京都」「大阪」の中間駅という立地も活かし、海外への情報発信等により、「駅」としてのインバウンドの誘客にもチャレンジします。


1.枚方市駅リニューアル概要について

(1)対象ゾーン

2階中央口コンコース(改札内外)および京阪百貨店2階

(2)全体コンセプト

“いつも使いたい、一度は行ってみたい駅”

(3)内  容

・シンプルで心地よいデザイン

駅構内と商業施設を一体のゾーンとしてとらえ、「シンプルで心地よい」空間へとトータルにデザインを一新します。木目調を基本に、天井のスケルトン化や一部壁面のガラス化など、開放感のある環境とすることで、自然環境に恵まれた枚方でのくらしを表現し、駅を訪れるだけで、まるで自分の家にいるかのような感覚を自然に体感できる駅空間とします。無印良品による初の駅空間デザインです。

また、駅案内サインや広告看板についても、掲出方法やレイアウトの見直し、デジタルサイネージの採用などにより、「心地よい空間」にふさわしいものへとデザインします。

・郊外駅ナカ商業

<新業態店舗>(売場面積:370平方メートル)

中央口改札内にあるコンビニエンスストア「アンスリー」と一部構内店舗の区画を一体化して、株式会社京阪ザ・ストア直営の新業態店舗を展開します。従来のコンビニ機能に加え、毎日のお買い物に必要な生鮮食品や出来立てのお惣菜などを揃えることで、時間帯で異なるお客さまのニーズや利用シーンに合わせた売場展開を行います。また、店舗内に飲食カウンターを併設し、「くらわんか舟」といった枚方の歴史的背景とローカライズの視点から、日本食文化の根源である「出汁」をテーマに、地元食材を使った自然の「うま味UMAMI」を気軽に味わうことができるなど、駅ナカならではのコンパクトで機能的な食の専門店を目指します。その他の既存区画についても一部テナントを更新します。

<無印良品>(売場面積:1,338平方メートル)

京阪百貨店2階フロアでフルラインの商品を取り揃えた「無印良品」を展開します。店舗内装と正面ファサードは、駅コンコースと一体的にトータルデザインされた、新しい買い物空間を演出します。ライセンスドストアとして、株式会社京阪百貨店が運営します。

・駅の観光資源化

空港リムジンバスの発着駅で、二大観光都市「京都」「大阪」を行き来する外国人観光客が気軽に立ち寄れる中間駅という立地を生かし、海外でも人気の「無印良品」が改札正面にあり、無印良品が手がけた初の駅空間という特性を強調することで、インバウンドの誘客にもチャレンジします。

京阪グループのPRツールのみならず、インスタグラム等の無印良品のSNSとも連携して海外にも情報を発信し、枚方市駅の観光資源化を目指します。

(4)リニューアル時期

・京阪百貨店2階「無印良品」 平成30年5月頃

※無印良品オープンに合わせて、改札外コンコースも同時期に一部リニューアルします。

・改札内コンコース・駅ナカ店舗平成30年末頃

(5)その他

枚方市駅1階では「サービスコア」をリニューアルし、既存のJTB京阪トラベルのほか、雑貨やカフェを配置し、バスをご利用のお客さまの待ち時間にもご利用いただける快適で便利な空間とします。完成は平成30年秋頃の予定です。


(ご参考:枚方市駅について〕

・沿革

明治43年4月開業(当初の駅名は「枚方東口」)

昭和20年5月交野線の起点駅に

昭和24年20月駅名を「枚方市」に改称

平成5年3月 京阪本線・交野線(枚方市)連続立体交差事業の高架工事竣工

・乗降人員     91,782人/日(平成28年旅客流動調査)

・形状    3面6線島式ホーム(京阪本線2面4線、交野線1面2線)


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