調剤報酬改定に備え、小規模薬局経営の次の一手を考える！地域・在宅医療に特化した経営セミナーを12月23日開催

2017.11.03 10:00

薬局経営コンサルティング業のPHB Design株式会社(本社：大阪市北区、代表取締役社長：狹間研至)は、10店舗以下の小規模チェーン薬局の経営者や経営幹部を対象に、業務効率化のノウハウや薬局経営戦略について学ぶ講座「薬局マネジメント3.0セミナー」を2017年12月23日(土)より開催いたします。

本セミナーは、在宅医療を中心としたビジネスモデルへの転換や、安定した運用のため、ICT活用による業務効率化のノウハウや薬局経営戦略の立案に役立つ知見を4回にわたって提供いたします。

薬局マネジメント3.0セミナートップ画像

詳細URL： http://phbdesign.jp/pm3.0/

■セミナー開催背景

＜求められる多職種連携＞

2015年に厚生労働省が発表した「患者のための薬局ビジョン」によって全国58,000の薬局は、医薬分業が本来目指す、患者本位の薬局であるかかりつけ薬局として再編することを策定されています。このことは、我が国の薬局が、特定の医療機関から処方箋を受け付け、お薬をお渡しする役割から、多職種とも連携しつつかかりつけ薬局として役割を発揮し、地域包括ケアシステムを支える医療提供施設に転換することを示しています。

＜在宅医療中心へのビジネスモデルシフト＞

規制改革会議や経済財政諮問会議での検討を受け、2018年の診療報酬改定では、従来の調剤だけを行う薬局の評価が下がり、在宅医療を行う薬局を更に評価する方向にシフトすることが予測され、薬局の経営に大きな影響を与えることが予想されます。超高齢社会が到来するなか、薬局が経営基盤を安定化させ、地域医療に貢献していくためには在宅医療に取り組むことは避けらず、薬局は従来の門前薬局中心のビジネスモデルから、在宅医療中心の新たなビジネスモデルへ転換していくことが必要になります。

＜地域医療の在り方を変えるために＞

当社グループ会社ファルメディコが運営する調剤薬局ハザマ薬局では、地域医療のあり方を変えたい思いから、早い段階から門前薬局ではなく、対人業務による在宅医療に特化した薬局を目指してきました。20011年から8店舗あった中の3店舗の門前薬局を手放し、在宅療養支援に注力した薬局運営を行うようになりました。この結果、2013年頃から急速な在宅関連の業務の拡大により、社内の体制が追いつかず採算が悪化する時期もありましたが、ICTの活用、居宅療養管理指導の徹底、非薬剤師の活躍など、在宅療養支援薬局に最適化した効率化を試行錯誤しながら進め、その後4年間で社内体制は改善し、売上は1.5倍の規模となりました。

＜ノウハウの展開で“地域医療の担い手の輪”拡大へ＞

今後の政府の方針を勘案すると、門前薬局を中心としたビジネスモデルで運営をしている小規模薬局チェーンが今後生き残っていくためには新たな戦略が必要不可欠であるうえ、彼らが地域医療の担い手として重要な役割を果たす必要性が高いことから、これまでのハザマ薬局で培った在宅療養支援に注力した薬局の経営ノウハウを提供するための、薬局経営のコンサルティングを担う当社が講座を開催することとしました。

■薬局マネジメント3.0セミナー～自ら切り開く次世代の薬局経営～概要

開催日　：第1回：2017年12月23日(土)13:00～18:00

　　　　　「薬局・薬剤師をとりまく現状を知る」

　　　　　第2回：2018年2月11日(日)13:00～18:00

　　　　　「これからの経営戦略を練り直す」

　　　　　第3回：2018年3月11日(日)13:00～18:00

　　　　　「新しい薬局を作るためのアクションを起こす」

　　　　　第4回：2018年4月14日(土)13:00～18:00

　　　　　「自分と薬局にイノベーションをもたらす」

　　　　　※全4回シリーズ

開催場所：ファルメディコ株式会社本社研修室(大阪市北区天神橋1-9-5山西屋・西孫ビル2F)

講師　　：狭間研至