中国に全自動化工場を増設

京セラドキュメントソリューションズがOPC感光体ドラムの生産を増強

京セラ株式会社の関連会社である京セラドキュメントソリューションズ株式会社(社長:伊奈 憲彦)は、複合機およびプリンター向けのOPC感光体ドラム※の生産能力を増強するため中国工場の増設に着工いたしました。

京セラドキュメントソリューションズでは、製造子会社の京セラ弁公設備科技(東莞)有限公司(以下:中国工場)で、複合機およびプリンターの生産に加えて、OPC感光体ドラム(消耗品)の生産も行っています。世界140か国以上の国でビジネスを展開する当社は、複合機やプリンターのカラー機受注拡大に伴い、低中速機に搭載されるOPC感光体ドラムの生産の増強が急務であることから、生産能力確保のためOPC感光体ドラムの生産工場の増設を決定いたしました。

2018年5月下旬に予定している第2工場の稼働により、中国工場でのOPC感光体ドラムの生産能力を2020年には、現在の2.5倍以上に大幅に増強する予定です。

当社で生産しているOPC感光体ドラムは、一般的な多層構造の負帯電型OPCドラムと異なり、長寿命で高画質を維持できる独自開発のドラムです。このドラムは生産性が高い完全自動化ラインの導入により、ドラムの受注増加に効率的に対応した生産体制を整えます。また、高騰する人件費等に影響を受けにくい完全自動化ラインによる生産体制を構築することで、全世界のお客様に高い水準の品質を持つOPC感光体ドラムの安定供給を実現していきます。

さらに、ラインの稼働状況など工場内のさまざまな情報を見える化し、その中で収集したデータを自動的にフィードバックするなど、IoTを活用した取り組みを積極的に進めてまいります。

※OPC感光体ドラム:Organic Photo Conductor(有機感光体)


■新OPC感光体ドラム 第2工場の概要

名称:京セラ弁公設備科技(東莞)有限公司 OPC感光体ドラム第2工場

建設地:中国工場内

敷地面積:6,475m2 (約100x65m)

延べ床面積:10,830 m2 (鉄骨: 3階建て)

着工:2017年7月

量産開始:2018年5月下旬

生産品目:OPC感光体ドラム

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