リアル展示の感動と熱狂を永遠に。大阪・関西万博で8月29日に閉幕した「ふとももEXPO」をメタバースに完全再現!丹青社との協業でリアル展示のレガシーを活用する「デジタルアーカイブ」を会期中にスピード公開
実際の展示物をデジタル空間に再現し、その価値を永続化させる「バーチャルとリアルの融合」のモデルケースに
国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:加藤直人、以下「クラスター」)は、公益財団法人JKA(所在地:東京都港区、以下「JKA」)、株式会社丹青社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林 統、以下「丹青社」)と連携し、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で2025年8月29日に展示終了したパビリオン「ふとももEXPO」のデジタルアーカイブワールドを10月10日(金)より公開いたします。
本取り組みは、一過性で終わることの多かったリアルイベントのレガシー活用という社会的な課題に対し、メタバースが可能にする新たなソリューションを提示する、モデルケースとなる事例を目指して実施されました。
■背景:リアルイベントの資産をいかにして未来へ繋ぐか
大規模な博覧会や展示会は、多大なコストと情熱をかけて唯一無二の体験空間を創出しますが、会期終了後にはその多くが解体され、貴重な資産(レガシー)の活用が長年の課題となっていました。商業施設・文化施設などの空間づくりを行う丹青社もこの課題を深く認識しており、また、魅力的なコンテンツを持つJKAも、より多くのファンへ体験を届け続ける方法を模索されていました。
この課題に対し、丹青社とクラスターの技術を用いた「リアル空間のデジタルアーカイブ化」というソリューションを提案。物理的な制約を超えて、誰もがいつでもアクセスでき、体験を共有できるバーチャル空間として「ふとももEXPO」をバーチャル空間内に再構築しました。


■本事例が示す、レガシー活用の新たな「回答」
今回の取り組みは、単なる展示の再現に留まりません。上記の「背景」にあげたような課題解決の一つのモデルケースとなるものです。主な狙いは以下の通りです。
【資産の永続化】リアル資産をデジタルツインとして保存・活用
現実のパビリオンを精密に3Dデータ化し、cluster上に再現。取り壊される運命にあった空間を、いつでも訪問可能なデジタル資産として永続化させました。これは、企業のブランド資産や文化財の保存・活用にも応用可能なモデルです。
【スピード感】万博の熱狂を冷めさせない
大阪・関西万博の会期中に、閉幕したばかりのパビリオンをデジタル空間にオープンすることで、来場者の感動や興奮を冷めないうちに再び体験できる機会を創出します。このスピード感は、リアルとバーチャルをシームレスに繋ぐことで、ファンの期待感を最大化し、話題の継続的な創出を実現します。
【体験価値の拡張】予約困難だった人気コンテンツの解放と、バーチャルならではの付加価値を創出
会期中に予約困難だった人気映像コンテンツ「ふとももシアター」をワールド内で常時公開。本ワールド内でいつでも鑑賞可能にしました。時間や場所の制約なく、より多くの方にコンテンツの魅力を届けます。
【持続的な関係構築】イベント後もファンと繋がる拠点を創ることで、万博後も続く「企業とファンのエンゲージメント」を実現
バーチャル空間は、万博が閉幕した後も存続します。企業やブランドは、イベント後もこの空間を拠点として、ファンとの継続的なエンゲージメントを育むプラットフォームとして育てていくことができます。
■「ふとももEXPO デジタルアーカイブ」ワールド概要
公開日: 2025年10月10日(金)16時~
ワールド名: ふとももEXPO デジタルアーカイブ
利用料金: 無料
プラットフォーム: メタバースプラットフォーム「cluster」
アクセス方法: スマートフォンアプリ、PC、VRデバイスからclusterにログインし、以下のURLより参加可能です。
■関係者コメント
クラスター株式会社 代表取締役CEO 加藤 直人
「私たちは、バーチャル空間が現実世界の価値を拡張し、新たな可能性を生み出すと信じています。今回のJKA様、丹青社様との取り組みは、その信念を具現化する象徴的な事例です。リアルイベントの感動を一過性で終わらせず、デジタルの力で永遠の資産に変える。このソリューションが、あらゆる企業の課題解決の新たなスタンダードになることを期待しています。」
公益財団法人JKA 万博推進プロジェクト長 中村 司 様
「大阪・関西万博にて8月8日から29日まで開催しておりました競輪の魅力を伝える「ふとももEXPO~FUTOMOMOoooooooo~」は会期期間中に数多くのお客様に「ふとももシアター」「ふとももライド」をはじめとするコンテンツをお楽しみいただきました。今回、cluster上にパビリオンを再現することで時間や場所の制約を受けることなく、お客様に競輪の魅力を感じていただけることができます。お客様との「新たな繋がりの形」にクラスター様、丹青社様とともに取り組めることを嬉しく思います。」
株式会社丹青社デザインセンター クリエイティブエキスパート 山下純様
「私たちは「空間から未来を描き、人と社会に丹青(いろどり)を。」というパーパスのもと、多彩な空間づくりを行っています。そのなかで、つくって終わりではなく、皆様とつくりあげた素晴らしい空間体験を如何に残していくか、体験できなかった方々に価値をどう届けるか、という課題にも取り組んでいきたいと考えています。今回の取り組み は「ふとももEXPO~FUTOMOMOoooooooo~」をより広く体験いただける機会にもなります。さらには、本取り組み によって、空間デザインの力が社会に提供できる価値も、場を超えて拡げていくことができるということを提示していきたいと思います。」

■クラスター株式会社について
クラスター株式会社は、「あらゆるヒト、モノ、技術をつなげる共創空間のOSをつくる」をビジョンに掲げ、日本最大級のメタバースプラットフォームを開発・運営するテクノロジーカンパニーです。独自開発した大規模同時接続基盤を核に、リアルとバーチャルを融合する共創空間インフラを提供しています。製造・建設・教育・国際会議・エンターテインメントなど多様な業界で採用され、スマートフォン/PC/VRなどマルチデバイスに対応。最大10万人が同時接続できるリアルタイム空間を構築し、多数のIPコンテンツや大型イベントで実績を重ねています。高い信頼性と拡張性を兼ね備え、商業利用とスケールの両立を実現するBtoB型プラットフォームとして成長を続けています。
また、研究所を社内に設置し、ユーザー行動解析、バーチャルAIエージェント、AIによる3D制作自動化などのR&Dを推進。外部研究機関・大学との共同研究や実証実験も積極的に展開し、メタバース技術の進化を加速させています。
テクノロジーと創造力を融合し、バーチャル体験の未来を切り拓く―クラスターは次世代の社会インフラをつくり続けます。
▼クラスター株式会社の法人向けビジネスの最前線を知ることができるオウンドメディア
■公益財団法人JKAについて
競輪とオートレースは、それぞれ自転車競技法と小型自動車競走法の規定により、地方自治体が開催する公営競技です。その収益は、競技を開催する地方自治体の財政の健全化に役立てられるだけではなく、自転車・小型自動車その他の機械の改良及び輸出の振興、機械工業の合理化並びに体育事業その他の公益の増進を目的とする事業の振興に寄与する形で社会に還元されます。
本財団は、こうした法令に則り、「競輪関係業務」、「競技実施業務」及び「小型自動車競走関係業務」を行っています。
主な業務内容は、競輪とオートレースの選手・審判員や、自転車・小型自動車の登録、競輪とオートレースの実施方法の制定、選手の出場あっせん、養成・訓練を行うほか、自転車・小型自動車等機械工業の振興、体育事業その他の公益の増進を目的とする事業に対する補助等を行っています。
https://www.keirin-autorace.or.jp/
■ 株式会社丹青社について
「こころを動かす空間づくりのプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの文化空間、展示会などのイベント空間等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施工、デジタル技術を活かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを一貫してサポートしています。
https://www.tanseisha.co.jp/