GfKジャパン調べ:2017年上半期における玩具の販売動向

金額前年比11%増と好調に推移

 GfK ジャパン(東京:中野区)は、全国の家電量販店、GMS、インターネット販売における2017年上半期の玩具※販売動向を発表した。

  ※ テレビゲーム関連商品、ホビー関連商品、雑貨等を含まない純玩具。なお、シミュレーション・カードゲームも含まない。


【概要】

  ・ 2017年上半期の純玩具販売額は前年比11%増と成長が続く。 

  ・「それいけ!アンパンマン」をはじめ、主要キャラクターの販売も前年の実績を上回る。

  ・ 純玩具の平均単価は前年比で7%上昇。値上げに伴う販売数量への影響は軽微。


【2017年上半期の分類別販売動向】

 2017年上半期の純玩具販売は、全ての分類で前年実績を上回り、金額前年比11%増となった(図1)。

 金額構成比で市場の3割を占める男児玩具は、金額前年比14%増。「スーパー戦隊シリーズ」の「宇宙戦隊キュウレンジャー 変身コントローラー DXセイザブラスター」や「ベイブレードバースト」の「 B-73 スターター ゴッドヴァルキリー.6V.Rb」 や「B-79 スターター ドレインファブニル.8.Nt」といった新製品が好調に推移した。なお、上半期における同分類の販売金額トップ10アイテムのうち7つは2017年発売商品であった。

 女児玩具は、金額前年比6%増。「リカちゃん」「メルちゃん」などの定番製品と、「プリキュア」関連の2017年発売製品群が市場を支えた。

 この他、純玩具市場に占める割合は小さいものの、ぬいぐるみ・人形分類は金額前年比48%増と大きく伸長した。昨年10月に発売された「うまれて!ウーモ」がけん引役となった。


【キャラクター別販売動向】

 2017年上半期の販売金額TOP3キャラクターは、「それいけ!アンパンマン」、「ベイブレードバースト」、「仮面ライダーシリーズ」で、いずれの販売も前年実績を上回った。「それいけ!アンパンマン」は、定番商品が引き続き販売を下支えし、2015年下半期以降首位を堅持している。また、2016年4月からテレビアニメの放映がはじまった「ベイブレードバースト」は、金額前年比157%増(2.57倍)と大きく伸長した。


【平均価格の動向】

 純玩具の税抜き平均価格は、基礎玩具を除く全ての分類で上昇し、全体では前年同期から7%上昇した(図2)。生産コストの上昇に伴い希望小売価格が上がったという側面もあるが、魅力ある新商品が消費を喚起している影響も大きい。事実、純玩具販売は数量ベースでも前年比5%増と成長した。玩具に対する支出は、耐久消費材と比べると堅調と言えそうだ。




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