日本初のテイラードストレスマネジメントサービスを開始

日本初のテイラードストレスマネジメントサービスを開始

~東京大学との共同研究によるシステムを搭載~

 インフォコム株式会社(東京都渋谷区)は、東京大学(東京都文京区、総長:五神 真)大学院医学系研究科精神保健学分野の川上憲人教授との産学共同研究を進め、個人向けセルフケアに有効なテイラードストレスマネジメントサービスの基盤となるシステムを開発しました。この度、同システムを搭載した日本初の「テイラードストレスマネジメントサービス」を2017年9月1日から提供開始します。


【背景】

 労働安全衛生法により、2015年12月から、労働者が50人以上いる事業所に対し毎年1回ストレスチェックを全ての従業員に対して実施することが義務化されました。対象者はITシステムを利用する等、比較的容易にストレスチェックを受検し、結果の通知を受けることができます。しかしながら、結果は本人の同意が無ければ事業者は知ることができません。そのため、医師の面接を受ける必要がある高ストレス状態の方も、自らが面接指導を申し込まない限り、事業者の支援が行き届かず、効果的な対策が実施できないといった課題が認識されています。このような課題の改善に向けて、ストレスチェック受検者全員の個々のストレス状態に合わせた効果的なセルフケア型のストレスマネジメントの仕組みが求められていました。


 この度提供を開始するサービスは、職業性ストレス簡易調査票57項目の受検結果を分析し、個人の特性やストレスの種類に合わせた学習プログラムを受検者全員に提供できるセルフケア型のサービスです。

 同サービスの活用により、心理的ストレス反応の軽減効果は、従来の同一手法を全員一律に実施した場合の平均的な結果に比べ、3倍以上と見込まれています。

 今後当社では、この特長を活かし、事業者の業種・業態に特化したテイラードストレスマネジメントサービスを構築し、「健康経営」、「働き方改革」に取り組む事業者や高ストレス者が比較的多いとされる介護職や保育職が働く事業者等への展開を図ります。


【サービスの特長と提供価格】

1.産学共同研究による科学的根拠を備えた自己学習型のアルゴリズムを搭載

2.個人の特性やストレスの種類に合わせた最適なストレスマネジメント技法学習プログラムを推奨

3.ストレスマネジメント技法学習プログラム(7種類)を動画で提供

[法人契約]受講者1名あたり200円~  (導入目標)3年間で600団体(120万人)


 当社は、中期経営計画(2017年4月から2020年3月)において、ヘルスケアを重点事業の一つと定め「地域包括ケア・介護領域でのプレゼンス確立」、「AI/IoTを使った新規ヘルスケアサービス」、「病院・製薬企業向けのラインナップ拡充」に取り組み、同事業の2019年度売上高140億円規模への成長を目指しています。医療と介護の質の向上に貢献するため、これまで培った技術やノウハウを活かすとともに関係先と共創し、価値あるヘルスケアITサービスを提案していきます。


以上


(別紙)

【サービス概要】

 http://wecarehealth.jp/self_care.html

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