前川製作所、環境負荷ゼロの革新的冷凍システム「パスカルエア」...

前川製作所、環境負荷ゼロの革新的冷凍システム 「パスカルエア」の記者会見を開催 鳩山首相の国際公約“温室効果ガス排出量25%削減”への 具体的な取り組みが鮪・鰹冷蔵倉庫業界でも遂にスタート!

~環境問題のスペシャリスト、東大生産技術研究所の 山本 良一 氏も期待の声を寄せる~

株式会社前川製作所(本社:東京都江東区、代表者:代表取締役社長 田中 嘉郎、以下:前川製作所)は、本日、オゾン層に対して悪影響を及ぼさない代替フロンとして、究極の自然冷媒である“空気”を使用した革新的な冷凍システム「パスカルエア」を、世界に先駆けて導入した深沢冷蔵株式会社(静岡県焼津市)にて記者発表を行いました。

「パスカルエア」
「パスカルエア」

環境に悪影響を及ぼさない5つの自然冷媒「ナチュラル5」を活用した取り組みに注力し、直近の15年間に約1,500台もの産業用冷凍機を納入した実績を誇る前川製作所では、2003年よりNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)との共同研究を行っており、環境負荷が全くない究極の自然冷媒“空気”を活用した新しいシステムの開発を進め、2008年11月に冷凍システム「パスカルエア」の商品化に成功し、2009年11月より、深沢冷蔵株式会社(静岡県焼津市)での稼動開始に至りました。

今回の記者会見では、自然冷媒である空気を使用していることから環境負荷がないことや、空気を冷媒としていることから、万一漏洩しても従業員や地域住民も安全が確保されることなどを資料や映像で紹介させていただきました。

さらに、環境問題のスペシャリスト、東京大学生産技術研究所の山本 良一 先生より「産業界に革新的なイノベーションをもたらす省エネシステムであり、産業再生の切り札的存在になる可能性がある」とのお言葉をいただくなど、社会的にも大きな意義を持つシステムとの認識を様々な方と共有することができました。
また、今回世界に先駆けて「パスカルエア」を導入した深沢冷蔵の深澤 喜三郎 社長からは、「消費電力が約半分になる他、庫内の風量が十分の一になり風による鮪の劣化を防げること、デフロスト(霜取り)が不要になるので社員の作業負担が大幅に軽減できる」など、実際に使用した企業でしか知りえないリアルな導入メリットを語っていただきました。
記者発表終了後は、実際にマイナス60℃の冷凍庫内にも入っていただき、超低温領域の世界を体験していただくなど、盛況のうちに終了いたしました。

これまで二元冷凍システムや液体窒素式の独壇場だった市場において、次世代の超低温創出システムとして産業界から熱視線を浴びています。今後は、鮪・鰹保管冷蔵庫はもちろん、家電リサイクル(凍結破砕)、半導体製造工程、医療・医薬品分野など、多彩な分野での活用が期待されております。

引き続き取材に関しては、前川製作所本社にて対応。守谷工場(茨城県守谷市立沢2000、TEL:0297-48-1361)にて実機をご覧いただくことも可能です。


■会社概要
(1)商号 : 株式会社前川製作所
(2)代表者: 代表取締役社長 田中 嘉郎
(3)所在地: 東京都江東区牡丹3丁目14番15号
(4)URL  : http://www.mayekawa.co.jp/

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