池田町ブドウ・ブドウ酒研究所のロゴ

    池田町ブドウ・ブドウ酒研究所

    はじめてのブランデー体験を提案するBARイベント初開催

    増える北海道のワイナリーとの差別化に向け、ブランデーの訴求へ

    イベント
    2017年3月13日 11:00
     北海道池田町のワイナリーである「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」(所在地:池田町字清見83番地、所長:安井 美裕)では、来る2017年3月19日(日)16時より、「十勝ブランデーイベント はじめてのブランデーvol.01」を札幌市ススキノにあるバー「BAR一慶」(所在地:札幌市中央区、代表:本間 一慶)で開催します。  このイベントでは、あまり飲む機会がないブランデーに親しんでもらうべく、同所の担当によるブランデーについてのミニセミナー、そしてバーテンダーによるブランデーとお勧めフードのマリアージュ、さらには十勝ブランデーの原酒4酒を用い、自分独自のブレンド酒を作りお土産として持ち帰ることができるブレンディング体験といった、豊かなブランデー体験を提供します。 <十勝ブランデーについて ―北海道で唯一作られているブドウの蒸留酒―>  十勝ブランデーは、1963年池田町で北海道発の町営ワイナリーがスタートした翌年から始まりました。ブランデーの銘醸地コニャック地方に職員を1年間派遣するなど、その技術をブランデー造りに取り入れるなど研究を重ね、現在に至ります。  ブランデー造りに適しているブドウは、酸味の豊かなブドウです。ブドウの酸味は蒸留によって華やかな香りに変わります。冷涼な気候の池田町で造られるブドウは、北国特有の豊かな酸があり、ブランデー造りに向いたブドウの適地でもあります。酸味豊かなブドウを原料に用いるとともに、天候の影響で糖度が不足しワインとして適さない酸味が強いブドウもブランデーに生かすなど、十勝ワインと十勝ブランデーを用いて、長い年月をかけ、町の文化・財政を支える独自のスタイルを生み出しました。  現在、ブランデー製品は7種類。ワインにブランデー原酒を加えて製造するシェリータイプやポートワインタイプを加えると12種にも及び、ブランデー製造が食前酒から食後酒までバラエティに富んだ当所の製品を可能にしているといえます。  現在、北海道ではワイナリーが次々と開園する一方で、ブドウ作付面積の拡大が追いつかず、ワインに用いる北海道産ブドウの品薄状態が続いており、当研究所のワイン製造にも影響が出ています。この状況は当面続くと予想されるため、当所ではこの機会に、池田町の財産であるブランデーの魅力訴求と飲料機会の提供をし、現存の道内最古のワイナリーであるとともに、道内唯一のブランデー蒸留所であることの存在価値をアピールし、他ワイナリーとの差別化を図りたいと考えています。 <札幌では流通していない新発売「ホワイトブランデー」も登場>  「十勝ブランデーイベント はじめてのブランデーvol.01」では、多くの人がほぼ初めて体験するであろうブランデーを飲む体験を豊かなものにしてもらうべく、3つのアクティビティを取り入れます。 ○ミニセミナー :ブランデーってなに? ○テイスティング:7種の十勝ブランデーとひとくちおつまみのマリアージュ ○ブレンディング:十勝ブランデーのオリジナルブレンド体験  ミニセミナーでは、同研究所からのスタッフが直接十勝ブランデーについて説明をするほか、そもそもブランデーとは何か?について知る機会になります。  テイスティングは、十勝ブランデーとして発売している6種(ジェンティールV・S・O・P、スプレンダーX・O、原酒シリーズ3種、原酒EXTRA)に、2017年2月に発売になったばかりの「ホワイトブランデー」を加えた全7種類のブランデーを、札幌ススキノのオーセンティックバーとして人気の高い「BAR一慶」プロデュースのひとくちおつまみと共にお召し上がりいただきます。それぞれのお酒の特徴とともに、どんな食べ物と合わせるのが良いのか、どういった飲み方が良いかなど、飲み方・楽しみ方もご提案します。  最後のブレンディングでは、通常体験できない、オリジナルブレンドを作る体験をしていただきます。製造する際に、醸造家が行うブレンドはお酒の性格を決める大事な工程です。少しのブレンドで味が変化していく様子は、ブレンディングの繊細さを楽しんでいただくことが出来ます。また、このオリジナルブレンドはお土産としてお持ち帰りいただき、ご自宅のリフレッシュタイムや友人とのパーティーでぜひお召し上がりいただき、ブランデーを飲むという体験をこの時間だけでなく、次につなげるきっかけにしたいと考えています。  この十勝ブランデーイベントは、今後も様々なコラボレーションによってブランデーを楽しむきっかけを作る場として企画をしていきたいと考えています。 ■十勝ブランデーイベント「はじめてのブランデーvol.01」 日時: 2017年3月19日(日)16:00~18:00 料金: 6,000円(税込) 定員: 18名様 場所: BAR一慶(北海道札幌市中央区南6条西4丁目5-11         新宿通沿 ジャスマック6番館 2階) 予約: Facebookページ     ( https://www.facebook.com/events/1844891659064990/ )または、     PeaTix( http://peatix.com/event/243190/view )よりお申し込み <「ホワイトブランデー」について>  2017年2月に発売になった、十勝ブランデー「ホワイトブランデー」です。このような樽熟成していないブランデーの商品化は初めて。  さらに、2016年冬、23年ぶりの蒸留によって製造されたもので、池田町独自のブドウ品種「山幸」を使用しています。山幸を使用してブランデーを作っているのもこれが初めてとなり、50数年に渡る十勝ブランデーの第2章とも言える記念すべきお酒です。

    すべての画像