追悼、松方弘樹病に倒れる直前に行ったインタビューを3月10日...

追悼、松方弘樹 病に倒れる直前に行ったインタビューを 3月10日 電子書籍オリジナルで配信決定

株式会社文藝春秋(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:松井清人)は、3月10日より『不屈 松方弘樹 時代劇への遺言』(春日太一・著)を配信いたします。電子書籍オリジナルのコンテンツとなります。


今年1月、俳優の松方弘樹さんが惜しまれつつ亡くなりました。

剣客スター・近衛十四郎を父に持つ松方さんは、1960年に映画主演デビュー。大映へのレンタル移籍などを経て、70年代には『仁義なき戦い』シリーズなど、東映実録ヤクザ路線で活躍します。また一方でTVドラマ『名奉行遠山の金さん』が人気を博すなど、時代劇俳優としての顔も知られています。

時代劇・映画史研究家の春日太一さんは、松方さんが病に倒れる直前の2015年末、NHK「チャンバラジオ!」の企画で松方さんにインタビューを行いました。

その一時間以上にわたる取材の中で、松方さんは時代劇俳優としての自らの歩みを、身振り手振りを交え、余すところなく語っています。

 

本書の第一部では、その充実のインタビューを完全収録いたします。

父・近衛十四郎さんからの教え、サウスポーゆえの苦難、中村錦之助さんへの憧れ、さらには勝新太郎さんや深作欣二監督との思い出、そして今後の時代劇への提言など、松方さんの時代劇への真摯な思い、役者としての魅力が凝縮されている、まさに「時代劇への遺言」と言える内容となっています。

 

また第二部では、春日太一さんが週刊文春に連載している「木曜邦画劇場」から、松方さんの代表作を取り上げた回をピックアップ。『暴動島根刑務所』、『県警対組織暴力』、『修羅の群れ』など、松方作品の面白さを徹底解説します。

 

訃報以来、スターとしての豪放磊落なエピソードばかりが取り上げられている松方さんですが、役者として真摯に、熱く演技と向き合ってきた名優でした。「不屈の男」松方弘樹の、時代劇、そして俳優業への深い愛を感じることのできる一冊です!

 

【目次】

●第一章 松方弘樹、時代劇を語る

●第二章 松方弘樹名作案内

『柳生武芸帳 片目の十兵衛』

『あゝ同期の桜』

『忍びの衆』

『脱獄広島殺人囚』

『県警対組織暴力』

『暴動島根刑務所』

『お祭り野郎 魚河岸の兄弟分』

『真田幸村の謀略』

『修羅の群れ』

『首領になった男』


■書誌情報■

書名:『不屈 松方弘樹 時代劇への遺言』

著者:春日太一(時代劇・映画史研究家)

販売価格:300円(税込、電子版の価格は電子書店によって異なる場合があります)

詳細URL: http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692038300000000000K

配信日:3月10日


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