エールフランス航空  世界最速の旅客機「コンコルド」の関連資料40点を公開

    就航時の映像を含む、日本初公開の資料多数  所沢航空発祥記念館にて4月9日(日)まで

    イベント
    2017年3月22日 16:00

    エールフランス航空では2016年12月から所沢航空発祥記念館で行われている特別展「日本 - 仏蘭西・百年飛行の旅」に協力し、1976年から2003年まで運航した世界最速の旅客機「コンコルド」の関連資料、約40点を2017年4月9日(日)まで展示します。

    コンコルド(c)Air France


    ■世界最速の旅客機「コンコルド」とは
    世界最速の旅客機「コンコルド」は高度18,000メートルを音速の2倍、時速2,200km(マッハ2.02)の超音速飛行でエールフランス航空では1976年から2003年まで運航しました。時速2,200kmは現在の旅客機の2倍以上の速度です。
    「コンコルド」の機体は空気抵抗を最小限にするための鋭くとがった機首、音速を超える飛行を可能にする複雑な曲線を描くデルタ翼、細身のボディで構成され、正面、側面、平面、どの角度から見ても美しい独特なデザインが人々の心を捉えました。流麗な機体は時に【怪鳥】とも、【美しい貴婦人】とも呼ばれ、オールファーストクラス、92席の機内は通路を挟んで両側に2席ずつ配置されていました。1976年就航時、機内のインテリアデザインはインダストリアルデザイナーのさきがけと言われる大御所、レイモンド・ローウィ(Raymond Loewy)が手がけました。その後2000年には全面的に機内をリニューアル、女性デザイナーのアンドレ・プットマン(Andree Putman※)が担当し、柔らかなベージュとグレー、幾何学模様のカーペットなどで洗練されたエレガントなインテリアが誕生しました。

    ※「r」の直後の「e」には正確にはアキュート・アクセントが付きます。

    パリとニューヨークを3時間55分で結ぶ定期航路以外に、数時間のフライトから世界一周旅行まで、エールフランスではお客様の希望によるフルオーダーメイドのコンコルドスペシャルフライトを世界中で運航していました。日本には1972年、羽田へのデモンストレーションフライトを含め5回来日、うち3回(1979、1986、1989)はフランス大統領専用機として、1990年には'90長崎旅博覧会に、1994年には関西国際空港の開港を記念して特別チャーター機が日本の旅行会社の手配で運航されています。

    全てが特別だった「コンコルド」の運航には特別な訓練を受けた機長12人、副操縦士11人、航空機関士13人があたり、選び抜かれた客室乗務員男女76人がサービスを担当しました。
    客室乗務員の制服も「コンコルド」用に特別にデザインされ、初代はジャン・パトゥ、その後2000年には客室インテリアのリニューアルに合わせてニナ・リッチのデザインに変りました。

    夢のような空の旅を可能にした「コンコルド」は整備コストの増加や世界経済の変化により運航中止を決定。惜しまれながら2003年5月31日にパリ - ニューヨークのラストフライトを終えました。
    現在「コンコルド」はアメリカのスミソニアン国立航空宇宙博物館、ドイツのジンスハイム自動車・技術博物館、及びフランスのル・ブルジェ航空宇宙博物館で展示されています。エールフランス航空本社に程近い、パリ、シャルル・ド・ゴール空港敷地内にも設置されて間近に見る事ができます。


    ■コンコルド展示概要 1976年~2003年
    <主な展示物>
    ・コンコルド搭乗証明書
    ・コンコルドパンフレット
    ・コンコルドメニューカード
    ・コンコルド乗客へのギフト
    ・コンコルド機内グッズ
    ・コンコルド就航時の映像
    ・コンコルド1/100スケールモデル
    ・コンコルドのエンジンに使用されたオリンパス593のブレード
    ・コンコルド客室内のデッサン
    ・コンコルドの食器セット
    ・ニナ・リッチのユニフォームを着たお人形


    ■所沢航空発祥記念館【特別展「日本 - 仏蘭西・百年飛行の旅」概要】
    1910(明治43)年、日本最初のパイロットの一人である徳川好敏が飛行機の操縦技術を学びに行ったのがフランス。また、所沢飛行場で最初に飛んだ事で有名なアンリ・ファルマン機もフランス製でした。それから100年余、当時では考えられないほどに航空機は進化を遂げ、今では海外旅行も身近な存在になりました。今回は所沢ともゆかりの深いフランスをテーマに取り上げ、過去の歴史を紐解きながら、皆さんをフランスへの旅にいざないます。

    <展示概要>
    ・アンリ・ファルマン機 1/2スケールモデル
    ・ブレリオ機 1/2スケールモデル
    ・(日本初のパイロットの一人)徳川好敏のフランス渡航資料
    ・フォール大佐肖像画(ポストカード)
    ・エールフランス航空ポスター及びグッズ
    ・エアバス社歴代機紹介映像
    ・日本で活躍したJAS塗装 A300 モデル
    ・東亜国内航空 TDA塗装 A300(初号機バージョン)1/50スケールモデル
    ・コンコルドDVD(Un ciel signe CONCORDE/テクノブレイン社)上映
    ・JALが導入を計画した幻のコンコルド 1/50スケールモデル
    ・JAL乗務員制服
    ・フランスの航空会社「エールフランス航空」の紹介
    ・フランス観光開発機構協力によるフランス旅行PR映像
    ・立体バーチャルリアリティーによるフランス旅行体験コーナー


    会場  : 所沢航空発祥記念館
          (埼玉県所沢市並木1-13、県営所沢航空記念公園内)
    アクセス: 西武新宿線「航空公園駅」東口から徒歩約8分
    URL   : http://tam-web.jsf.or.jp/
    入館料 : 展示館     ¥510(大人)、¥100(小・中学生)
          大型映像館   ¥620(大人)、¥260(小・中学生)
          共通割引券   ¥820(大人)、¥310(小・中学生)
          ※小学校就学前の児童、障害者(介護者1名)の方は無料
           65歳以上の高齢者は年齢を証明できるものを提示いただければ
           団体割引と同等の割引
          ※20名以上で団体割引あり
          ※ファミリーパスポート・シルバーカップルパスポート・
           インターネット割引あり
    休館日 : 毎週月曜日(月曜日が祝日に当たる場合はその翌平日)
          なお開期中の休館日は3月13日(月)・21日(火)および4月3日(月)
          ※3月20日(月・祝)・27(月)は開館します。

    すべての画像

    コンコルド(c)Air France
    アンドレ・プットマンデザインの客室内(c)Air France
    ジャン・パトゥデザインの制服(c)Air France
    コンコルド展示の一部
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