i-D×CHANELの新たなショート・フィルムを公開  監督にはドキュメンタリー界の逸材、アルマ・ハレル

Vice Media Japan株式会社(所在地:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎吾)は、ファッションカルチャー誌「i-D magazine」の日本版である「i-D Japan」が、香りと女性のクリエイティビティを探るi-DとCHANELのデジタル・プラットフォーム<The Fifth Sense>において、最新のショート・フィルム『Jelly Wolf』を2017年2月23日(木)に公開しました。香りが漂わせる喜怒哀楽と女性の想像力を刺激するさまを探っていきます。

イメージ 01_Logan White
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URL: https://thefifthsense.i-d.co/jp/hiro/alma-harel/


監督は、先進的なヴィジョンをもって数々の映画賞を受賞してきたアルマ・ハレル(Alma Har'el)。主演を務めるのは、映画『DOPE/ドープ!』でブレイクを果たしたカーシー・クレモンズと、ゾーイ・クラヴィッツの母親で、自身も『ハイ・フィデリティ』などに出演しているリサ・ボネットが脇を固めます。

この8分間の短編映画『Jelly Wolf』の舞台は、愉快なエフェクト効果によって魔術的なリアリズムで捕らえられたロサンゼルスのダウンタウン。若く美しいクレモンズは、美容院を営む現代版シャーマン(ボネット)の手助けを得て、自身の“内なる力”を発見する旅へと向います。

Chanel N°5 L'Eauの主要成分でもある「レモン」「ローズ」を祖母の形見として美容院に持ち込んだクレモンズは、それらの香りが呼び覚ます記憶に導かれるまま、壮大な“感覚の旅”に引き込まれていきます。香りがみせる幻の数々―それらを通してクレモンズは、自身の女性性への理解を深め、他の女性たちと彼女のあいだにある連続性を認識します。

サウンドトラックは、独創的なサウンドで名高いバット・フォー・ラッシーズことナターシャ・カーンが担当。オープニング曲は、ヒット曲を数多く手がける音楽プロデューサー、エミール・ヘイニーとのコラボによるものです。また、劇中のメイン・テーマは、ナターシャがイギリスのバンド、トーイ(TOY)と結成したセックスウィッチ(Sexwitch)の楽曲「Ha Howa Ha Howa」が使われています。


■キャストについて
【カーシー・クレモンズ】
ファレル・ウィリアムスが制作指揮を務めた青春コメディ映画『DOPE/ドープ!』に出演し、注目を集めました。エミー賞とゴールデン・グローブ賞でも数々の賞を受賞しているテレビ・シリーズ『トランスペアレント』ではビアンカ役を演じている。2017年はエレン・ペイジやディエゴ・ルナなどと共に1990年に公開されたスリラー映画『フラットライナーズ』の続編に出演することも決まっており、2017年のブレイクは間違いありません。

【リサ・ボネット】
コメディ番組『コスビー・ショー』への出演で全米に知られる存在となった。映画『エネミー・オブ・アメリカ』や『ハイ・フィデリティ』など90年代後半から2000年代初頭にかけて作られた名作映画への出演、そしてテレビ・シリーズ『ニュー・ガール』や『ガールズ』などへのカメオ出演で、カルト的人気を誇る女優としてその地位を確立。クレモンズとの共演は本作が初となります。


■短編ドキュメンタリー『Making Films』
<The Fifth Sense>では『Jelly Wolf』の他にも、プラットフォーム上の「Makers」シリーズの一部として短編ドキュメンタリー『Making Films』を公開しています。監督を務めるのはエヴァ・ミッション(Eva Michon)。彼女がカメラを通して記録するのはクリスタル・モーゼル(Crystal Moselle)やローラ・ベーシス(Lola Bessis)、ジャニクザ・ブラヴォー(Janicza Bravo)、タビサ・ジャクソン(Tabitha Jackson)など、今日の映画界を代表する女性たち。『Jelly Wolf』のメイキング映像では、監督自身も映画界での体験の数々を語っています。


■The Fifth Sense について
<The Fifth Sense>は2016年にi-DとCHANELによってローンチされ、以来、ファッションやデザイン、写真、映画、テクノロジー、アートの世界でエキサイティングな活躍を見せる女性たちとともにクリエイティブの限界を押し広げてきました。今回ハレールが制作した作品は、セット・デザイナーのエス・デブリンによる大型インスタレーション、ハーレー・ウィアーによるマルチメディア写真・映像プロジェクト、デジタル・アーティストのルーシー・ハードキャッスルが香りを視覚化したインタラクティブ・サイトについで、CHANELのフレグランスをインスピレーションに制作された4作品目となります。

ジャンルを超えて、刺激的に、そしてクリエイティブに活動する女性に焦点を当て、彼女たちが語る自らの作品とヴィジョンを、毎日更新される記事やフォト・ストーリーなどで発信しています。

女性のクリエイティビティを讃えるためにi-DがCHANELと共同開発した「感覚のプラットフォーム」である<The Fifth Sense>。記事コンテンツや映像作品を通して、アートやカルチャーシーンで活躍する女性のクリエイティビティを讃えます。先進的なヴィジョンをもってファッションとフレグランスの世界に革命をもたらしたココ・シャネルの精神とも呼応するものであり、ドキュメンタリーや写真、インスタレーション、短編映画など様々なジャンルで活躍する気鋭のアーティストによる実験的な表現によって、ミレニアル世代の女性の感性を刺激し、考え方にある転換をもたらします。フレグランスのもつ感性とその美しさを自分自身の表現として捉えてみようと。

現在<The Fifth Sense>は、4つの言語でイギリス、アメリカ、フランス、中国、そして、日本の5カ国で展開しています。


■監督プロフィール
アルマ・ハレルはイスラエル系アメリカ人の映像作家。『Bombay Beach』は第15回トライベッカ映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を、『LoveTrue』は2016年度のカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞をそれぞれ受賞。夢のようにシュールで詩的な彼女の映像表現は、観賞者の想像力を刺激するとともに、ドキュメンタリーとフィクションの境界線を曖昧にしていきます。『Filmmaker Magazine』誌は「いま最も革新的で輝いている若手監督」としてハレールを評し「映画界のニューフェイス 25人」にも挙げています。

現実世界を神秘的なまなざしから捉える彼女の作品は、CM界においても評価も高く、Airbnbが初めて展開した世界規模の広告キャンペーンはハレールが監督を務めています。また、ベルギーのビール会社Stella Artoisは20年以上続く広告事業の中で初となる女性監督としてハレールを起用しています。


■監督の受賞歴
シャイア・ラブーフを起用したシガー・ロスのミュージック・ビデオ『FJOGUR PIANO』でウェビー賞を受賞。2011年には『Bombay Beach』が第15回トライベッカ映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。同作はインディペンデント・スピリット賞で「事実は小説よりも奇なり」賞の最終候補にもノミネートもされています。2016年、ハレールは広告業界におけるジェンダー差別を撲滅するためのイニシアチブ<Free The Bid>を設立。FCBやDDB、BBDO、McCann、JWT、Leo Burnettをはじめとする世界各国の大手広告代理店や、Pereira & O'Dell、Mother、72 & Sunny、Martin、180など名だたる企業がこのイニシアチブの支援に手を挙げました。同年11月、<Free The Bid>が広告業界における男女の機会均等に多大な影響を与えたとして、3% Conferenceはハレールに3 Cheers賞を与えました。『LoveTrue』は現在、一般劇場公開中。同作は、チェコで開催された2016年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しています。


■メインクレジット
監督     :アルマ・ハレル
脚本     :アルマ・ハレル
出演     :リャナ カーシー・クレモンズ
        受付の女 リサ・ボネット
制作会社   :B-Reel Films(BRF)
制作協力   :Delirio Films
プロデューサー:マーゴ・マーズ(Margo Mars)、
        クリストファー・レゲット(Christopher Leggett)
作曲     :エミール・ヘイニー(Emile Haynie)&
        ナターシャ・カーン(Natasha Khan)
音楽     :セックスウィッチ(Sexwitch)'Ha Howa Ha Howa'


■i-D メディア概要
1980年代、ロンドン。新しいスタイルのファッション誌『i-D』が創刊され、既存のファッション誌に対する概念が刷新されました。『i-D』は瞬く間に世界のファッション&ユースカルチャーの第一線に躍り出て以来、35年間、オリジナルであることを信念に、インスピレーションの揺るぎなき源であり続けています。2012年、VICEと手を携えて以来、i-Dは新たなファッション・カルチャーをリードする11カ国に展開するデジタル・メディアになりました。革新的なビデオ・コンテンツを軸に、i-Dはファッションの未来を形成します。日々新しいトピックを配信し、世界のユースカルチャーと対話を続けています。『i-D』は、プレミアムなコンテンツを制作し、全世界に配信することで、ユースのファッション、ライフスタイル、カルチャーに対する意識を改革します。

<i-D Japan Magazine>
刊期   :年2回発行 3月(春夏号) 9月(秋冬号) ※予定
コンテンツ:本国コンテンツ6割 日本制作コンテンツ4割
発行部数 :3万部

<i-D Japan Digital>
URL  : http://i-d.vice.com/jp
公開日: 2016年4月19日
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