ママ皮膚科医が描いた「塗り薬を楽しくぬる」絵本 クラウドファンディング好発進
皮膚科専門医でもあり3児の母でもある塩味由紀医師が絵本を制作し、公開2日目で目標金額に到達するなど大きな反響を得ています。塩味医師は普段は湘南ジンベエ皮膚科(所在地:神奈川県藤沢市湘南台1-4-2 ピノスビル3F-2)で副院長として皮膚科診療に携わっています。
絵本制作の背景 - 臨床現場と子育て経験から生まれたアイデア
「どうすれば塗らせてくれるかわからない」「ベタベタが嫌みたいで...」「痛いと言って塗らせてくれない」—こうした声を日々の診療で多く聞いてきた塩味医師。皮膚科の現場では、適切な治療を提案しても子どもが薬を拒否することで十分な効果が得られないケースが少なくありません。3人の子どもを育てる母親として自身も同様の経験があったことから、医師と母親、双方の視点から問題解決を目指し、絵本というアプローチを思いつきました。
「本来、塗り薬は怖いものでも嫌なものでもなく、皮膚を守り、トラブルを治してくれる心強い味方です。お子さん自身が『塗り薬ってすごい!』『自分を助けてくれるんだ』と感じられれば、治療はもっとスムーズになるはず」と塩味医師は語ります。
2025年4月に構想をスタートし、編集者と二人三脚で制作を進めてきた絵本は、プロのイラストレーターに依頼せず、「自分の想いを自分の手で届けたい」という思いから塩味医師自らが描き上げました。現在は2026年1月23日の発売に向けた最終段階にあります。

絵本の特長 - 子どもが主体的に治療に参加できる工夫
この絵本最大の特長は、子ども自身が「塗り薬」に対する認識を前向きに変えられるよう設計されている点です。表向きには「塗り薬を使うと早くよくなるよ」というシンプルなメッセージながら、「怖い」「嫌だ」という気持ちを「大丈夫」「よくなる」という感情へと自然に変化させる内容となっています。
対象年齢は幼児から小学校低学年。32ページの親しみやすい絵本は、家庭での使用はもちろん、皮膚科・小児科クリニックや保育施設などでの活用も想定されています。
クラウドファンディングでは絵本の制作資金だけでなく、医療機関や保育施設などへの絵本寄贈も目指しています。塩味医師は「最終的な目標は、絆創膏を貼って!と同じくらい、塗り薬を塗って!が自然に言える未来をつくることです」と話します。
クラウドファンディングの状況と今後の展開
2025年12月1日に開始されたクラウドファンディングは、公開わずか2日で当初の目標金額5万円を達成。現在はネクストゴール20万円に向けて支援を募っています。支援者からは「本当に素敵なプロジェクトに心が動かされました」「応援しています」といったコメントが寄せられています。
支援コースは500円からの応援プランから、絵本1冊のお届けプラン(3,000円)、絵本の寄付プランなど多様に用意。法人・施設向けのプラン(9,000円)も用意されています。募集期間は2026年1月16日まで。完成した絵本は2026年2月から順次発送される予定です。
また、クラウドファンディングでは寄贈先として絵本を役立てていただける保育園やクリニックへの寄贈先も募っています。寄贈を希望する企業様やクリニック様は下記SNSなどで問い合わせください。
クラウドファンディングページ
詳細情報およびご支援は、以下のクラウドファンディングページからご確認ください。

会社概要
- 企業名:湘南ジンベエ皮膚科
- 所在地:神奈川県藤沢市湘南台1-4-2ピノスビル3F-2
- 代表者:塩味達也(院長)/塩味由紀(副院長)
-絵本紹介ページ:https://jinbe-hifuka.com/ehon/
-Instagram:https://www.instagram.com/jinbe_hifuka/
-X(旧Twitter):https://x.com/jinbe_hifuka
-YouTube:https://www.youtube.com/@jinbe_hifuka













