「化粧」を学問として研究した初の試み 『化粧にみる日本文化 だれのためによそおうのか』平松 隆円著 刊行

~化粧研究で博士号を取得した論文をもとにした学術書が、9月11日発売~

日本の文化を研究する大学共同利用機関、国際日本文化研究センターの研究員である、平松 隆円が、化粧研究で博士号を取得した論文をもとに執筆した学術書「化粧にみる日本文化 だれのためによそおうのか」が、水曜社より、9月11日から全国の書店で発売されることとなりました。

本書は、著者が2008年3月に佛教大学大学院教育学研究科に提出した博士論文「日本の生活文化における化粧」をもとに、「なぜ、人は化粧をするのか」をテーマにした学術書。

「化粧」研究で博士号(教育学)を取得した、世界に類をみない内容となっており、心理と行動、文化と風俗の二つの側面から、わが国の「化粧」を捉えなおす初の試みです。

化粧とは何か。なぜ、人は化粧をするのか。化粧がこころや文化と、いかに関係しているのか。これまで学問として語られることのなかった化粧について解き明かします。


【書籍概要】

書名 : 化粧にみる日本文化 だれのためによそおうのか
著者 : 平松 隆円
発行 : 水曜社
ISBN : 978-4880652177
仕様 : A5判 上製
定価 : 3,500円+税
発売 : 2009年9月11日
詳細 : http://www.vbl.kyoto-u.ac.jp/?p=2495


【書籍の構成】

■はじめに
・研究対象とその意義
・研究史 他

■第一章
・化粧とは何か
・化粧の辞書的な意味
・国文学にみる化粧
・化粧の目的と機能
・化粧の分類 他

■第二章 化粧の変遷─その動態的理解
・化粧史の時期区分
・基層化粧時代
・伝統化粧時代
・モダン化粧時代 他

■第三章 化粧するこころ─その構造的理解
・外見がもたらす自信
・異性の化粧行動に対する期待
・化粧意識
・化粧行動の文化化と化粧意識の社会化 他


【著者プロフィール】

平松 隆円(ひらまつ りゅうえん)
1980年、滋賀県生まれ。佛教大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。
現在、国際日本文化研究センター機関研究員・講師。
京都大学中核的機関研究員、関西外国語大学非常勤講師を併任。
化粧研究で、2006年日本繊維製品消費科学会学会奨励賞、2007年佛教大学学術奨励賞を受賞。


【本書に関するお問い合わせ】

株式会社水曜社
住所 : 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-14-12 玉屋ビル2F
Tel  : 03-3351-8768
Fax  : 03-5362-7279
E-mail: sato@bookdom.net

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