幸和システム販売、TBMと販売代理店契約を締結

~石灰石を主原料とした紙やプラスチックの代替新素材LIMEXの製品を 販売開始~

IDカード発行システムを事業の柱とし、ソリューションおよびサービスを提供している幸和システム販売株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:北村 保雄、以下 KOWA)は、石灰石を主原料に、原料に水や木材パルプを使用せず、紙やプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売する株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役:山崎 敦義、以下 TBM)と販売代理店契約を締結しました。

KOWAはIDカード発行システムで培ってきた印刷関連の販売実績を基に、飲食店向けに「LIMEX」を使用したメニュー表、バナー、ポスターなどの販売促進物を提供します。また、食品パッケージやIDカードなど、既存の紙やプラスチックに代替可能な「LIMEX」を使用した製品の用途開発を推進して参ります。


【飲食店のメニュー表に活用した場合の特長】
1.コストを大幅に削減
「LIMEX」を使用した場合、一般的なメニュー表のようにラミネート加工や、PPフィルムなどを貼る二次加工が不要です。従来のメニュー表は二次加工に多くのコストが掛かっており、ある大手の飲食店ではメニュー表の作成コストに年間、数億円が掛かるほどですが、「LIMEX」では大幅にコストを削減することが可能になります。

2.高い耐水性
非常に高い耐水性のため、上記の二次加工が不要。また従来のPPフィルムを貼ったメニュー表のように、紙の端面(切断面)から水分を吸収して、紙の繊維を破損することもありません。野外や水中でも使用可能です。

3.高い耐久性
素材が石(石灰石)のため、従来の紙より丈夫で破れにくく、耐久性に優れています。メニュー表を半年から1年間使用する場合でも、従来のPPフィルムを貼ったものより丈夫です。


【新素材「LIMEX」について】
・「LIMEX」は石灰石を主原料に紙やプラスチックの代替となる、エコノミーかつエコロジーな革命的な新素材
・2013年、TBMが経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」の採択を受ける。
・2014年、国内特許を取得。現在、米国や欧州など世界43カ国にて特許を取得・申請中。
・2015年、TBMが宮城県白石市に年産6,000トンの「LIMEX」を製造する第一工場を建設。


【紙の代替について】
・通常、普通紙を1トン生産する場合、樹木を約20本、水を約100トン使うが、「LIMEX」は原料に木や水を使用せず、石灰石0.6~0.8トンとポリオレフィン約0.2~0.4トンから「LIMEX」の紙1トンを生産可能。
・実証実験および品質改良を重ね、従来のストーンペーパーに比べ「軽さ」「安さ」「高品質」を実現。
・「耐水性」が高く、浴室や水回り、屋外や水中での利用が可能。経年劣化に強く、半永久的にリサイクル可能。


【プラスチックの代替として】
・従来の原料が石油由来樹脂100%なのに対し、「LIMEX」は主原料が石灰石であり石油由来樹脂の使用量を大きく削減。
・単価の安い石灰石を主原料とすることで価格競争力を有する。
・容器包装リサイクル法において、リサイクル可能な樹脂素材等で製造した容器や包装を使用している事業主は、行政が行うリサイクル活動費用(リサイクル委託金)を負担する義務を負うが(例えばプラスチックの場合は使用重量1キログラムあたり45円)、「LIMEX」の場合はその対象外となり、リサイクル委託金が発生しない。
・「LIMEX」プラスチックを利用することで、環境負荷低減に貢献できる。


【資源としての石灰石の埋蔵量】
・日本でも100%自給自足できる資源。世界各地の埋蔵量も豊富で、ほぼ無尽蔵。


【幸和システム販売株式会社について】
幸和システム販売はHID Global社のFARGORカードプリンタの国内の正規販売代理店として1996年から1,000社以上のお客様にIDカード発行システムとソリューションを提供し、多くの実績と経験を有しています。

所在地: 東京都中央区新川1-3-9
設立 : 1982年7月
資本金: 1,000万円
TEL  : 03-6222-8461
URL  : http://www.kowasystem.com


【株式会社TBMについて】
所在地: 東京都中央区銀座2-7-17-6F
設立 : 2011年8月30日
資本金: 40億6,920万円(資本準備金を含みます)
TEL  : 03-3538-6777(代表)
URL  : http://www.tb-m.com

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