各種厨房機器に表面固着した汚れ等の除去容易性向上 及び汚れの...

各種厨房機器に表面固着した汚れ等の除去容易性向上  及び汚れの付着を低減するコーティング材料技術を開発

「表面電荷形成・静電反撥」技術を中心に、技術研究開発及び機能化薬液の製造・販売等を行うサスティナブル・テクノロジー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:緒方 四郎)は、保有技術を応用し、厨房・調理機器(IHヒーター天板、オーブン・レンジ庫内等)や、各種調理器具(フライパン・鍋等)の高温使用時に基材表面に固着する、食品等由来の炭化重合物汚れ付着低減と、濡れ布巾での擦り拭取りや水中浸漬後拭浄で容易に除去できる等、除去清掃容易性を飛躍的に向上させることを可能にした、静電反撥チタニアコーティングによる基材表面防汚技術を開発しました。

表面電荷特性と防汚機序図
表面電荷特性と防汚機序図

■1. 技術概要
厨房機器や食品工場での高温加工製造ラインの基材表面に強固に固着する、食品等由来の炭化重合物の除去が難しい要因は、基材表面と炭化重合物の静電的帯電により吸着及び固着することが主原因であると特定、加熱される基材の表面にチタニア複合金属粒子を成分とする「静電反撥」膜を膜厚100nm程に形成することで、動植物油脂等やデンプンやタンパク質が吸着し形成された炭化重合体の離脱を容易にすることを可能にしました。
万一コーティングされた表面に焦げ付き汚れ等が付着をしても、濡れ布巾等で軽く擦り拭取る又は水中浸漬後拭浄することで、固着した基体からの容易な除去が可能です。
*「静電反撥機構モデル図」と「炭化物除去容易性評価例写真」をご参照ください。


■2. 技術背景
近年、住宅やレストラン等において厨房スペースのオープン化やIH化が進むにつれ、ガスレンジやIHヒーター天板は、視覚的な清潔感や厨房天板との一体感を重視し、フラットなガラスや金属板の使用例が増えて参りましたが、これらの天板やオーブンの庫内等、又は高温で加工処理をする調理器具や食品工場の高温加工製造ライン等においては、動植物油脂やデンプン・タンパク質等の成分が、炭化重合物として基材に強固に固着し汚れとして積層して、除去清掃に多大な労力を必要とするばかりか、研磨による基材の損傷リスクもありました。
これらの背景から、簡単に炭化重合物を除去できる表面機能膜へのニーズは存在したものの、従前のフッ素膜は擦れに弱く、また炭化重合物を放置すると電荷的に吸着し除去が困難なことが課題でした。


■3. 技術内容の詳細
詳細につきましては、資料ご請求時にご用意をさせていただきます技術説明書をご参照ください。


■4. 事業展開
本技術によるコーティング用チタニア複合金属水溶液を、日本はもとよりアジア・欧米諸国の主要メーカーに、早ければ2017年中から提供することを目指し展開して参ります。


■5. 資料
炭化物汚れ除去(離脱)を容易にした「静電反撥」の機構モデル図
https://www.atpress.ne.jp/releases/117211/img_117211_1.jpg

炭化物除去容易性評価例写真
https://www.atpress.ne.jp/releases/117211/img_117211_2.jpg


▽[静電反撥技術]について
http://www.sti-jp.com/tech/


【サスティナブル・テクノロジー株式会社について】
サスティナブル・テクノロジーは、チタニアが造り出す「表面電荷形成・静電反撥」技術と、「光触媒」技術を通じて社会に貢献する研究開発型企業です。

商号 : サスティナブル・テクノロジー株式会社
略称 : エス・ティ・アイ(英文:STi)
設立 : 2000年9月
資本金: 7,621万円
代表 : 代表取締役 緒方 四郎
所在地: 〒151-0053 東京都渋谷区代々木5-38-6 オリーブビル1F
URL  : http://www.sti-jp.com/

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