千代田区立日比谷図書文化館

    特別展「江戸からたどるマンガの旅~鳥羽絵・ポンチ・漫画~」 東京・日比谷で9月17日~11月16日開催!

    イベント
    2016年9月1日 10:00

    千代田区立日比谷図書文化館は、当館1階特別展示室で特別展「江戸からたどるマンガの旅~鳥羽絵・ポンチ・漫画~」を2016年9月17日(土)~11月16日(水)に開催します。

    「浮世ハ夢だ夢だ」作者不詳/慶応期(後期展示)
    日本のマンガのはじまりについては諸説ありますが、本展では、マンガは多くの人が親しむ大衆メディアであることを前提とし、印刷出版文化が発達した江戸中期の「戯画」を旅の出発点にします。
    鳥羽絵から始まり、江戸のヒットメーカーであった歌川国芳、幕末・明治に活躍した河鍋暁斎など人気浮世絵師が描いた戯画や明治・大正期に活躍した北沢楽天、岡本一平の作品、昭和初期の数々の漫画雑誌まで、京都国際マンガミュージアム所蔵の貴重なコレクションにより、約230年を旅しながら、現代のマンガへいたる流れをたどっていきます。

    <「浮世ハ夢だ夢だ」作者不詳/慶応期(後期展示)>
    https://www.atpress.ne.jp/releases/110372/img_110372_1.png


    ≪開催概要≫
    会期  :2016年9月17日(土)~11月16日(水)
         ※ 休館日 9月19日(月・祝)、10月17日(月)
         前期:9月17日(土)~10月16日(日)
         後期:10月18日(火)~11月16日(水)
         ※前後期にて、一部作品について展示替えあり。
    観覧時間:平日 10:00~20:00、土曜 10:00~19:00、日祝 10:00~17:00
         (入室は閉室の30分前まで)
    会場  :千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室
    観覧料 :一般300円、大学・高校生200円
         千代田区民・中学生以下、
         障害者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名は無料
         ※住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳をお持ちください。
    主催  :千代田区立日比谷図書文化館
    特別協力:京都国際マンガミュージアム、
         京都精華大学国際マンガ研究センター
    監修  :清水勲(漫画・風刺画史研究家、
         京都精華大学国際マンガ研究センター研究顧問)


    ≪本展のみどころ≫
    ●江戸の戯画から昭和初期の漫画雑誌まで、展示替えも含め約200点の展示物により、江戸から始まる日本マンガの足跡を紹介します。
    ●歌川国芳や河鍋暁斎など人気浮世絵師が描いた作品も紹介、戯画に用いられたマンガ的な表現を探ります。

    <「青物魚軍勢大合戦之図」歌川広景/1859年(後期展示)>
    https://www.atpress.ne.jp/releases/110372/img_110372_2.jpg
    安政5年のコレラ大流行を背景に、コレラにかかりやすい食物・魚とかかりにくい食物・青物(野菜)との争いを描いている。実際は幕府内部の一橋派と南紀派の抗争を描いたもので、右の青物の大将「みかん太夫」は14代将軍家茂を描いている。左の魚の大将「しゃち太子」は一橋慶喜である。


    ≪展示構成≫
    1.商品としての量産マンガの誕生
      ~江戸中期からの戯画の大衆化ー戯画本・戯画浮世絵
    1-1 江戸の出版~「鳥羽絵」本の登場と様々な戯画スタイル~
    1-2 江戸のヒットメーカー・歌川国芳と風刺画
    1-3 江戸戯画で多用された表現
    1-4 歌川広景の「江戸名所道化尽」
    1-5 河鍋暁斎の「暁斎百図」

    2.職業漫画家の誕生
      ~明治・大正期―ポンチ・漫画の時代へ
    2-1 最後の戯画錦絵の時代
    2-2 西欧からの影響と雑誌ブーム
    2-3 ポンチ本ブームから漫画本へ
    2-4 大正時代の漫画家と漫画雑誌
    2-5 大正時代の漫画本

    3.ストーリー漫画の台頭
      ~昭和初期・戦中期―子ども漫画の時代へ
    3-1 昭和初期の漫画雑誌とナンセンス漫画の流行
    3-2 昭和戦前の漫画本

    ※展示作品は一部変更する場合があります。

    <「有が多気御代のかげ絵」歌川国利/年代不明(前期展示)>
    https://www.atpress.ne.jp/releases/110372/img_110372_3.jpg


    ≪関連イベント≫
    (1) 講演会「漫画300年史と「吹出し」表現の歴史」
    日時 :10月10日(月・祝) 13:00~14:30(12:30~開場)
    場所 :日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
    講師 :清水勲(本展監修者、漫画・風刺画史研究家、
        京都精華大学国際マンガ研究センター研究顧問)
    定員 :200名(事前申込順、定員になり次第締切)
    参加費:500円
    申し込み方法:電話(03-3502-3340)、Eメール( college@hibiyal.jp )、
           または来館のうえ1階受付にて講座名、お名前(よみがな)、
           電話番号をご連絡ください。
           ※8月20日(土)より受付を開始します。

    (2) ギャラリートーク
    日時  :9月17日(土) 13:00~13:30
    場所  :日比谷図書文化館 1階 特別展示室
    講師  :倉持佳代子(京都国際マンガミュージアム学芸員)
    定員  :30名程
    参加費 :無料(特別展の当日利用券が必要となります)
    申し込み:不要 ※直接会場にお越しください。


    <「人をばかにした人だ」歌川国芳/1844年~1847年頃(前期展示)>
    https://www.atpress.ne.jp/releases/110372/img_110372_4.png

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