NTTとオプティムがホームICTの普及促進に向けて提携

 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦 惺、以下 NTT)および同社の100%子会社であるNTTインベストメント・パートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:渡邊 大樹、以下 NTT-IP)と、株式会社オプティム(東京本社:東京都港区、代表取締役社長:菅谷 俊二、以下 オプティム)は、ホームICTの普及促進に向けて業務提携することで本日合意いたしました。あわせて、NTTは、本業務提携の関係強化を目的として、NTT-IPを通じてオプティムに対し総額約1.3億円の出資を行うことを、本日合意いたしました。

(参考1) ホームICTとは
(参考1) ホームICTとは

1.業務提携について

 NTTグループは、昨年5月に公表した新たな中期経営戦略において、光・NGNや3G/スーパー3Gを中心としたICT基盤を積極的に拡充し、様々なパートナーの皆様と協力・連携しながら、新たなブロードバンド・ユビキタスサービスを実現する「サービス創造グループ」を目指すこととしています。その具体的な取り組みの1つとして、PCだけでなくゲーム機やテレビなど家庭にある様々な機器とネットワークによって生活をより安心・安全で豊かにするホームICTサービス(参考1)を創出するとともに、これらを実現するために国際標準OSGi※1に準拠したホームICT基盤の開発と普及を推進しています。

 一方、オプティムは、ネットサービス利用時の機器設定やトラブルシューティングを自動化もしくは遠隔支援することによって、ユーザの利用障壁を下げると同時に、ネットサービスやネット対応機器を提供している企業のテクニカルサポート等のコストを軽減するソリューションを提供しています。

 今回、NTTとオプティムが提携し、ホームICT基盤の上に、お客様宅内やSOHOオフィス内のネットワークに繋がる家電・機器の発見と機器特定、自動設定、トラブル診断、一部遠隔操作を行うオプティムの技術を載せることにより、PCやLAN機器、情報家電、モバイル機器などの初期設定の自動化や、複数の機器やメーカにまたがった設定・診断・自動修復・問題点切り分け等の遠隔からのサポートを充実させることが可能となります(参考2)。

 今後、こうした双方の技術の連携によって、誰でも簡単に使えるホームICTサービスの実現をめざしていきます。


2.資本提携について

 NTT-IPは、本業務提携の関係強化を目的として、同社が運用するファンド(NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合※2)を通じて、オプティムの第三者割当増資の引き受けおよび既存株主からの株式譲受により、普通株式650株(同社の発行済み株式の8.5%に相当)を総額約1.3億円で取得する予定です。


※1 OSGi(Open Services Gateway Initiative)標準
OSGi Alliance( http://www.osgi.org )によって策定された、家庭・自動車・モバイルなどにおける、あらゆるタイプのネットワーク接続されたデバイスに対して、様々なアプリケーションやサービスを配布・管理するためのソフトウェアのインタフェースを定めた規格です。

※2 NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合
情報通信関連分野において、今後成長が有望視される様々な技術・ノウハウを持つ国内外のベンチャー企業等への投資を目的とし、2008年3月に組成されております。

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