茨城大とケーシーエスが共同開発、『Webページの存在証明サー...

茨城大とケーシーエスが共同開発、『Webページの存在証明サービスAPI』を公開

茨城大学工学部(所在地:茨城県日立市)米倉 達広教授の研究グループと株式会社ケーシーエス(本社:茨城県水戸市、代表取締役社長:金澤 博之)は、Webページに記載されている文書(Web文書)の内容を存在証明することが可能なWeb APIを共同開発し、公開しました。

Webページの存在証明サービスとは、Web文書が存在証明することを可能とするシステムで、2008年1月にWebサイト上のサービスとして発表し、多くの方々からご利用頂きました。

今回、このサービスのWeb APIを開発することにより、この機構のWebページへの埋め込みを可能としました。

具体的には、存在証明したいWebページのURLを登録すると、この機構を利用するURLが発行されます。このURLを対象のWebページへリンク形式で貼り付けることで、希望するWebページへ存在証明サービスの機能を埋め込むことができます。

Webページ閲覧者がリンク形式で示されたURLをクリックすることで、閲覧中のWeb文書に、タイムスタンプと呼ばれる暗号化された時刻印を付与したファイルが一つの圧縮ファイルとして返送されます。
対象となるWeb文書の内容は、テキスト部分、画像やリンク情報等です。これにより、これまでのように存在証明サーバにアクセスしたり、ツールバーをインストールしたりする必要がなくなり、Webページの存在証明サービスを任意のWebページから直接利用することができるようになります。

対象URLの登録は、ドメイン指定と個別のページ指定の2通りの方法が可能です。また、画像の保存に関しては、Web API利用者がURL登録時にその有無を指定することができます。保存されたファイルは暗号化されているため改ざんができず、利用者の要望に応じてWeb文書の存在した事実とその内容を検証することが可能です。

今回公開したWeb APIの利用により、Webコンテンツの公開者(情報提供者)は、提供するWeb文書に関して、閲覧者によっていつでもその存在証明が可能であるという意識を閲覧者との間で共有することで、情報の質を高めることにつながります。

また、自らがWeb APIを設置することにより、提供する情報の信頼性をアピールすることが可能となり、情報提供者やWebコンテンツに対する信頼性の向上の一助となることが見込まれます。今後は企業のコンプライアンス対策を中心に、Webによる電子商取引やWeb文書の法的な根拠を保障したい場合等での利用拡大が見込まれます。当面は試験運用ならびに市場調査のため、サービスの利用料金は無料となります。

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【サービス概要】
サービス名  : Webページ存在証明サービスAPI
サービス開始日: 2009年4月7日
URL      : http://www.existingproof.jp/


【会社概要】
名称    : 株式会社ケーシーエス
代表者   : 代表取締役社長 金澤 博之
本社所在地 : 茨城県水戸市谷津町1-40
設立年月日 : 1966年7月12日
資本金   : 5,000万円
主な事業内容: SI事業(ソフトウェア開発)、技術者派遣事業、
        ネットワーク関連事業
URL     : http://www.kcscorp.jp/

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