第2回「就職したい企業・業種ランキング」調査 人気企業のキー...

第2回「就職したい企業・業種ランキング」調査  人気企業のキーワードは 「一定収入」「正規雇用」「サービス残業なし」

与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(以下 リスモン、本社:東京都中央区、 http://www.riskmonster.co.jp/ )は、株式会社オーシャナイズ(本社:東京都中央区、 http://oceanize.co.jp/ )の協力で調査した第2回「就職したい企業・業種ランキング」調査結果を発表いたしました。

1.実施概要
・調査名称       :第2回「就職したい企業・業種ランキング」調査
・調査方法       :インターネット調査
・調査エリア      :全国
・調査機関       :2015年12月21日(月)~2016年3月21日(月)
・調査対象者      :2017年3月卒業予定の大学3年生男女個人
・調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織237社を抽出
・有効回収数      :500サンプル


2.調査結果
[1]人気業種は、公務員、銀行、医薬品メーカーの3業種に集中!
第2回の「就職したい企業・業種ランキング」の1位は、「地方公務員」(回答率28.2%)となりました。次いで「国家公務員」が2位(同16.0%)、「三菱東京UFJ銀行」が3位(同15.8%)と続き、以下、4位「みずほ銀行」(同13.2%)、5位「三菱UFJ信託銀行」(同10.6%)、6位「日本赤十字社」(同10.4%)、7位「三井住友銀行」、「日本郵便」(同8.6%)、9位「大塚製薬」(同8.2%)、10位「トヨタ自動車」(同7.4%)となりました。(図表A)

業種では、公務員が1位(地方公務員)と2位(国家公務員)を独占したほか、銀行業が4社(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ信託銀行、三井住友銀行)と最も多く、次いで、医薬品製造業(大塚製薬、武田薬品、アステラス製薬)が3社ランクインし、この3業種が人気の業種となりました。公務員と民間企業の志望度を比較すると、公務員への志望が44.2%にのぼっており、公務員に対する人気の高さがうかがえる結果となりました。なお、トップ100については図表Bの通りです。

[2]文系・理系を問わず高い人気の公務員
就職先として望む会社を文系・理系別に集計したところ、文系学生が望む就職先のランキング1位は、「地方公務員」(回答率19.2%)でした。次いで「三菱東京UFJ銀行」(同11.8%)が2位、「国家公務員」(同11.0%)が3位、「みずほ銀行」(同10.0%)が4位、「三井住友銀行」(同7.4%)が5位となりました。
これに対して、理系学生が望む就職先のランキング1位は「地方公務員」(回答率9.0%)となり、次いで「大塚製薬」(同7.0%)が2位、「武田薬品」が3位(同6.2%)、「国家公務員」(同5.0%)が4位、「アステラス製薬」(同4.6%)が5位と続きました。(図表C)

文系・理系問わず、公務員は高い人気が集まっています。その他では、文系学生においては、金融機関など、安定的な業種に人気が集まっているのに対して、理系学生においては、製薬業、化学工業、食料品製造業など、自身が学生時代に学んできた知識を活かすための業種への就職を希望している傾向がうかがえます。

[3]トップ20は男女ほぼ同じ結果に!
就職希望先の男女別集計では、男性が望む就職先のランキング1位は、「地方公務員」(回答率9.4%)でした。次いで「国家公務員」(同7.2%)が2位、「三菱東京UFJ銀行」(同3.8%)が3位、「みずほ銀行」(同3.6%)が4位、「トヨタ自動車」(同2.8%)が5位となりました。
一方、女性が望む就職先のランキング1位は「地方公務員」(回答率18.8%)となり、次いで「三菱東京UFJ銀行」(同12.0%)が2位、「みずほ銀行」が3位(同9.6%)、「国家公務員」(同8.8%)が4位、「三菱UFJ信託銀行」(同8.0%)が5位と続きました。(図表D)

全体でのランキングトップ4であった「地方公務員」、「国家公務員」、「三菱東京UFJ銀行」、「みずほ銀行」は、順位こそ入れ替わりますが男女別においてもトップ4を占めており、男女ともに高い人気を有しています。また、4位以下についても、「三菱UFJ信託銀行」や「日本赤十字社」、「日本郵便」などを中心にほぼ同じランキングとなっており、男女のトップ20に共通する企業は、20社中15社にのぼる結果となりました。

[4]安定志向が大多数を占める!
就職したい企業を選択した理由について自由回答で尋ねたところ、1位の「地方公務員」については、「安定している」、「教員になりたい」といった回答が多く見られ、2位の「国家公務員」では「国に貢献したい」といった回答、3位の「三菱東京UFJ銀行」では「有名・大手」といった回答が見られました。
ランキング上位企業における選択理由の多くが、企業・組織の規模や知名度を背景とした安定性を理由に挙げており、学業との関連性や商品・サービスへの愛着など業務内容を理由とする意見は、比較的少数派となりました。(図表E)

[5]選考基準のポイントは、「一定収入」「正規雇用」「サービス残業なし」
就職活動における学生の行動基準について調査したところ、就職先の選定において気になる点では、「給与額」(回答率47.2%)が1位、「雇用形態」(同42.6%)が2位、「残業時間」(同36.6%)が3位となりました。(図表F)

さらに、上記で1位となった「給与額」について、最低限実現したい生涯最高年収を調査したところ、「500万円以上600万円未満」(16.5%)が最も多く、「600万円以上700万円未満」が2位、「1,000万円以上1,500万円未満」が3位となりました。特に理系の男性においては、高い年収を望む傾向がうかがえる結果となりました。(図表G)


3.総評
今年も3月1日に、学生の就職活動がスタートしました。就職活動の開始時期が2年連続で見直され、企業側、学生側のそれぞれに戸惑いが生じている中で、今の学生達がどのように考え就職活動を行っているのかを調査したのが、今回の「就職したい企業・業種ランキング」アンケートです。

本アンケートでは、昨年に引き続き安定職の代名詞とも言える「公務員」や「大手銀行」の人気が高く、「自らが一生涯にわたり安定した生活を送るための職場」を学生達は求めており、「公務員」や「大手銀行」以外でも、理系の学生を中心に、「製薬会社」等のように「自らが学んできた学術を一生涯活かすための職場」を希望していることがうかがえる結果となりました。

近年、ブラック企業というワードが一般化しており、就職先においてもブラック企業に当たらないことが、非常に高い関心事となっています。今回のランキングにおいて、「地方公務員」や「国家公務員」が上位を占めたことは、単なる安定職を選択するということだけでなく、「ブラック企業」を確実に回避し、「最終的に500万円~700万円程度の収入」が得られる「正規雇用」であり、「サービス残業」が発生しにくい職業として多くの学生に選択された結果と考えられます。

学生達は、これから数か月間にわたって試行錯誤を繰り返しながら、自らが生涯にわたって勤めるべき企業を見つけていくことになります。それに対して、受け入れる側の企業は、自社に応募してきた学生が、何を求め、何を学んで採用試験に臨んできているのかを十分に読み取る努力をしなければなりません。何故ならば、学生の多くは既に「良い企業」と「悪い企業」を自分なりの方法で選別し、自らの人生に対するリスクマネジメントに取り組み始めており、その識別眼や判断力で企業を見極めることは、必ず自らの将来の利益につながるからです。学生のこれからの健闘に期待いたします。

※本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。


■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでまいります。

掲載サイトはこちら
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/


■株式会社オーシャナイズの概要
1.社名  :株式会社オーシャナイズ
       英文表記:Oceanize,inc.
2.設立  :2005年11月28日
3.所在地 :東京都中央区日本橋横山町3-10
4.資本金 :1億5,168万円(資本準備金含む)
5.代表者 :代表取締役社長 菅澤 聡
6.事業内容:
企業向けサービス(大学生マーケティング・採用ソリューション事業、広告代理店業、自社メディア事業、Smart Campus Alliance)、教育機関向けサービス(有料コピーサービス、販促支援事業)、企業・教育機関向けサービス(リサーチ事業、イベント運営・イベント客送事業、制作・開発事業)
7.URL   : http://oceanize.co.jp/


■リスモンの概要(東京証券取引所ジャスダック上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2015年12月末時点で10,288(内、与信管理サービス等 5,182、ビジネスポータルサイト等 3,134、その他 1,972)となっております。
http://www.riskmonster.co.jp

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