生活雑貨ブランド『inoca』(紀州いぐさプロジェクト)が「いぐさ収穫祭2020」を開催。

    紀州産いぐさを使った生活雑貨ブランド『inoca』が取り組む「紀州いぐさプロジェクト」は、『いぐさ収穫祭2020』を開催するにあたり「一般参加」を呼びかけています。

    2020年7月8日 13:00

    日本の文化『畳』を守り伝えよう。

    日本古来の文化「畳」の原料となるいぐさ。
    そのいぐさを育てる農家は年々減少の一途をたどっています。

    「紀州いぐさプロジェクト」は、南紀白浜で3代続く老舗畳店「(有)井戸畳店」の社長、井戸宏和と畳店スタッフを中心に、地域おこし協力隊、デザイナー、地域住民とともに活動しています。
    「地産地消の畳づくり」を通じて、畳の抱える現状を広く世の中に伝えつつ、農業従事者・伝統職人の抱える「後継者問題」や「地方創生」などのさまざまな課題解決に向けて取り組んでいます。

    昨年の「いぐさ収穫祭」のようす。
    昨年の「いぐさ収穫祭」のようす。

    いぐさ収穫は「2年間の集大成」

    住まいの洋風化にともなう畳販売数の減少。
    さらに現在では化学製品・輸入品なども増加し、最盛期には2万件といわれた国内いぐさ生産者戸数は400件を下回ったといわれています。

    関西有数のリゾート地「南紀白浜」で、創業80年の老舗畳店「(有)井戸畳店」を営む3代目、井戸宏和(48)は2014年、このような現状を憂慮し、将来を見据え自らの手で栽培したいぐさを使った「地産地消の畳づくり」を決意。そのノウハウを学ぶべく、いぐさの主産地「熊本県八代市」に何度も足を運びます。

    いぐさ栽培は、苗作りから収穫まで2年かかるため、農業の中でも特に「手間」がかかり、「リスク」も大きいといわれています。
    収穫後は「泥初め」「乾燥」「選別」「製織」と、多くの工程を経てようやく畳表(たたみおもて)として市場に出荷されます。もちろんそれぞれの工程には高度な技術が必要です。
    こういった背景から、後継者はいぐさ以外の「手ばなれのいい作物」へと転作するケースが多いのだそうです。

    いぐさは真冬の極寒の時期に田植えをし、7月半ばに収穫期を迎えます。
    いぐさ農業に誇りを持ち、苦労をいとわず丁寧に時間をかけて「畳表」をつくり続けるいぐさ農家にとって、真夏の収穫作業ははまさに「集大成」といえるでしょう。

    一般参加申し込み受付中

    「いぐさ収穫祭」では「カマ」を使って昔ながらの収穫を体験します。
    「いぐさ収穫祭」では「カマ」を使って昔ながらの収穫を体験します。
    「inoca SETTA」は紀州産いぐさを使った雪駄。「畳を現代の暮らしに馴染むアイテム」として開発。
    「inoca SETTA」は紀州産いぐさを使った雪駄。「畳を現代の暮らしに馴染むアイテム」として開発。
    紀州産いぐさでつくる「inoca CASE」。職人が一つひとつ手作りするカードケース。
    紀州産いぐさでつくる「inoca CASE」。職人が一つひとつ手作りするカードケース。

    いぐさ栽培を開始してから6年目、国内でも類を見ない「地産地消の畳づくり」への取り組み。
    最初の3年間は、なかなか思うように進まなかったといいます。
    しかし、ようやく4年目の冬、地元和歌山で「紀州産いぐさ畳」の販売にこぎつけました。

    「紀州いぐさプロジェクト」は2018年に発足され、
    「いぐさ収穫祭」は今年で2回目となります。

    当イベントは、一般の方にご参加いただけます。
    参加資格は特にございません。お子様大歓迎です。
    ご興味のある方は、下記の概要をご確認いただいきお申し込み下さい。
    応募締め切りは7月16日(木)とさせていただきます。
    南紀白浜での観光と合わせて、こんな珍しい体験イベントに参加してみては?

    ■開催概要
    【いぐさ収穫祭2020】
    主 催:紀州いぐさプロジェクト 代表 井戸宏和(有限会社井戸畳店)
    日 時:2020年7月18日(土)午前10時~13時 (小雨決行)
        ※イベント終了後、1時間程度の取材時間を取らせていただきます。
    場 所:寺田農園(和歌山県西牟婁郡白浜町十九渕 ローソン白浜町十九渕店様ウラ)
        南紀白浜I.C.から車で約5分
    内 容:いぐさ収穫体験、写真撮影、焼きとうもろこし・いぐさ茶試食会・スイカわり大会 など

    和歌山県西牟婁郡白浜町十九渕223

    申込み先:
    有限会社 井戸畳店 「いぐさ収穫祭2020」係まで。

    お申し込みは下記のいずれかでご連絡下さい。
    電話  0739-42-2412 
    fax  0739-42-2448
    email info@inoca.jp

    【関連ウェブサイト】
    有限会社井戸畳店   http://shirahama.net/
    inoca WEB SITE      https://inoca.jp/
    紀州いぐさプロジェクト  https://www.facebook.com/igusaproject/
    Instagram        https://www.instagram.com/inoca_jp/

    【お問い合わせ】
    (有)井戸畳店 inoca(いのか)事業部
    担当:代表取締役 井戸宏和
    MAIL:info@inoca.jp TEL0739-42-2412 FAX0739-42-2448

    すべての画像

    昨年の「いぐさ収穫祭」のようす。
    「いぐさ収穫祭」では「カマ」を使って昔ながらの収穫を体験します。
    「inoca SETTA」は紀州産いぐさを使った雪駄。「畳を現代の暮らしに馴染むアイテム」として開発。
    紀州産いぐさでつくる「inoca CASE」。職人が一つひとつ手作りするカードケース。
    シェア
    FacebookTwitterLine

    配信企業へのお問い合わせ

    取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては、プレスリリース内に記載されている企業・団体に直接ご連絡ください。

    Loading...
    生活雑貨ブランド『inoca』(紀州いぐさプロジェクト)が「いぐさ収穫祭2020」を開催。 | inoca