12/8(火)視覚障がいの方たちへ点訳絵本を寄贈 近畿大学附属中学校

    2015年12月4日 15:20

    近畿大学附属中学校(大阪府東大阪市)は、平成27年(2015年)12月8日(火)東大阪市立総合福祉センターにて、文化祭でのクラスの取り組みとして作成した点訳絵本6冊を、我が子に絵本を読んであげたいと願う子育て中の視覚障がいを持つ方たちへ、ボランティアグループを通じて寄贈します。

    【本件のポイント】
    ● 医療系の道を志す医薬コースの生徒が、ボランティアグループ『たすけあい虹の会東大阪』の協力のもと点訳絵本6冊を作成し、子育て中の視覚障がいを持つ方たちに寄贈
    ● アイマスクを付けた視覚障がい体験等も行い、障がいへの理解を深め、将来医療従事者になる志を高める

    【本件の概要】
    近畿大学附属中学校2年生医薬コースの生徒が、医療従事者を志す上で人の役に立つことをしようと、平成27年(2015年)11月3日(火)に催された中学校文化祭の展示で「点字」に取り組みました。夏休みに点字で五十音を覚えるところから始め、2学期の特別活動の時間や文化祭準備期間を利用し、39人が6つの班に分かれ、6冊の絵本を点訳しました。

    この度本校生徒が、子育て中の視覚障がいを持つ方たちも子どもに絵本を読んであげられるようにと、ボランティアグループ「たすけあい虹の会東大阪」を通じて寄贈します。

    ■日  時:平成27年(2015年)12月8日(火) 12:00~12:30
    ■会  場:東大阪市立総合福祉センター
          (大阪府東大阪市高井田元町1-2-13、近鉄奈良線「河内永和」駅から徒歩約1分)
    ■参 加 者:近畿大学附属中学校生徒、ボランティアグループ「たすけあい虹の会東大阪」
    ■お問合せ:近畿大学附属高等学校・中学校事務部
          TEL(06)6722-1261

    【本件の背景】
    平成27年(2015年)11月3日(火)に催された本校文化祭は、『一(いち)~私たちにしかできないことを Let’s try~』をテーマとし、クラス全員で協力して1つのことをやり遂げようと企画されました。

    将来、医療従事者を志し、医学部や薬学部への進学を目指す医薬コース2年生39名(2J1クラス)は、障がいへの理解を深めるため、自分達にできることを考えた結果、視覚障がいを持つ方に役立つ“点字”にチャレンジすることを決め、プログラム名を「2J1目がテン字!」として点訳絵本を作成し発表することになりました。

    夏休みから、ボランティアグループ「たすけあい虹の会東大阪」に協力を仰ぎ、2回にわたる直接指導や数回にわたる添削指導を受け、五十音を覚えるところからスタートし、文化祭には6冊の絵本を作成・発表することができました。文化祭当日は点訳絵本の展示のほかに、アイマスクを付けた視覚障がい体験も行いました。

    本校医薬コースでは日ごろから、医学部・薬学部を有する近畿大学と深い連携を持ち、附属病院での体験実習や薬学部での模擬薬局体験等を通じて、医療従事者として最も大切な使命感や倫理観の育成に力を注いでいます。

    作成した点訳絵本は「たすけあい虹の会東大阪」を通じて、我が子に絵本を読んであげたいと願う子育て中の視覚障がいを持つ方たちへ寄贈することになりました。

    【ボランティアグループ「たすけあい虹の会東大阪」】
    代 表 者:片野 利映
    活動内容:1.幼少の子を持つ視覚障がい者のための点訳絵本作成
         2.視覚障がい者との交流、学習活動
         3.点字教室などを通じた地域でのボランティア活動
    活 動 日:毎月第2火曜日・第4金曜日
    活動場所:ボランティア市民・活動センター(東大阪市立総合福祉センター4F)
    受 賞 歴:平成26年度ボランティア功労者厚生労働大臣表彰

    点字フィルムを貼って作成した点訳絵本
    点字フィルムを貼って作成した点訳絵本

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